むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 保健所立入調査の準備中

    昼は暑いですが朝夜は結構涼しくて快適ですね。一日の温度差がかなりありますから、風邪で来院される患者さんが増えています。最近は喉の所見を見たらだいたい何かわかるようになってきました。コロナ、インフルエンザ、溶連菌、どれも独特の所見です。きちんと見せてもらうと、抗原検査しなくてもほぼ分かるんじゃないかと思います。ただ、舌がじゃまして喉が見えない人がかなりの割合います。これは昔のおじいちゃん先生なら舌圧子というアイスクリームの棒を大きくしたような道具で喉をぐいと押し下げて喉を見ていましたが、最近はめったに使いません。もしかしたら耳鼻科ではまだ使っているかもしれません。私が子供の頃風邪で病院に行って嫌だった思い出の一つが舌圧子です。もちろん注射も嫌でした。昔はなかったですが、今ならインフルやコロナの検査のために鼻に綿棒を入れる検査。これも嫌でしょう。よくわかります。しないで済むならしたくないと思っています。

    ところで、来月当院には保健所の立ち入り調査が入る予定です。これは医療機関すべて順に検査をうけて、衛生的で安全な医療供給体制にあるかをチェックされ、不備があればその点を改めるというものです。この3年間保健所はコロナ対応に追われてそれ以外の業務が止まってしまっていたのですが、この度コロナが5類に分類されたことを契機に、施設立入検査が再開したものです。事前に自主チェック項目を知らされているため現在全職員でその一つ一つきちんとできているかをチェックしながら、体制に不備がないように取り組んでいます。

    通常通り当たり前のことをやっていれば問題はないはずですが、役所を甘く見ると大変なことになるので、忙しい中にも精一杯の時間を割いています。マニュアルの整備とか帳簿など目に見える形で日頃やっていることを残しておかないといけないので、気が抜けません。先日、チャットGPTにマニュアル作りを手伝ってもらったら、あまりの完璧な仕事ぶりに驚きました。適当な下書きを、きちんとした文章にしたり体裁を整えたりと、頼めば何でもこなしてくれます。頼もしい味方です。