むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 処方を決めるとき、ひたすら考える

    以前、医学部の学生さんたちに漢方外来を見学させていたとき、最後に何か質問は?と聞いたところ、「先生は処方を決めるのにいつもそんなに時間をかけるんですか」と言われたことがあります。そうなんです。私は、一例一例結構時間をかけて考えます。ちょうど将棋の対戦みたいに、一手を打つのに10通りくらいの方法(可能性)を考え、それぞれから起こりうる未来を一つずつ検証して、それが患者さんにとって好ましいかどうかを判定します。そして。もっとも良さそうな処方を決めるのです。たまに、診察の最中にどんな処方を出されますか?と尋ねられますが、正確に答えるなら「まだ決めていません」です。患者さんが診察室を出てからもあれこれ考え、パソコンに処方を入れてはもう一度考えて、別の処方に書き替えてはまた考えて、と繰り返します。

    直感も大事なのですが、かなりのところまで理詰めで考えて処方します。結果として、最初に直感で思い浮かんだ処方と実際に出した処方は結構違う場合があります。そうすると、家に帰ってその患者さんのことを思い浮かべても、結局どの処方をだしたか思い出せないことがあります。私はこのやり方で、ずっとやっているので、最近は精度も上がってかなりの難病(どこに行っても治らなかった難しい症例)でも、結構いい感じに改善している印象です。もちろん、私が処方しても治らない時は治りませんけど・・。

    西洋薬も同じです。たとえば血圧を下げる薬にはいろいろあります。アダラート、アムロジン、デイオバン、などなど。どの薬がどのくらいの強さで、何時間ぐらい効果があって、プラスアルファーでどんな効果が期待できるか、みたいな複雑な思考の結果、最適な処方を考えています。一つ一つの薬には、それを選んだ根拠があり、理屈があるのです。我々開業医は調剤薬局に無理を言って使いたい薬をほとんど入れてもらっているので、根拠を持って選んだ薬を実際に使えるのがありがたいことです。

  • 洗濯機を乾燥させよう

    連日すごい雨ですね。犬の散歩も1週間くらい行けてません。私は家の中が湿気ないように窓は開けないようにしています。適宜エアコンを入れて除湿しています。ところで、エアコンにはドライという設定がありますが、皆さん使いますか?私はめったに使いません。ドライと言うのは、まず冷房して空気を冷やすと水滴がでるのでその水分を室外に捨てて除湿します。そして、冷えた空気はエアコンの暖房機能を使って温めて送風します。つまり、エアコンが冷房と暖房の両機能を使っているのがドライなのです。電気代がむちゃくちゃかかります。ドライ設定は弱冷房のことではないということをちゃんと理解して使いましょう。

    一方、洗濯機には乾燥機がついていますが、皆さん使いますか?これだけ雨が降れば乾燥機にかけるのがいいと思います。部屋干しすると雑菌が増えて洗濯物に匂いが付きます。それから、洗濯機の乾燥機がいいのは、洗濯槽が乾くことです。洗濯後に洗濯機の内部が湿っているとカビの原因となります。乾燥機を使うと洗濯槽が乾くので、カビません。私は通常、洗濯物は部屋干しにしても乾燥機を空で10分ほど回します。洗濯槽を乾かすためです。毎回きちんと乾かすと、洗濯物の雑菌臭は完全に消えますのでぜひおためしください。また、洗濯機の扉は閉めずに開けっ放しが原則です。もちろん乾燥させるためです。カビ対策はアレルギー(鼻炎やアトピー、喘息など)の対策になります。

    話は変わって、今朝は6時半から鴨頭嘉人さんの講演がありました。無料のWEB講演です。鴨頭さんの講演料は1回あたり100−200万円だそうなので、無料で参加できてラッキーでした。参加者はなんと500名越えでした。こんな人数の講演会はリアルでは相当でかい大講堂でないと3蜜を避けられませんが、WEBのおかげで日本中から参加できるのです。素晴らしいことです。今日は、コロナが怖い怖いと言っている人達の心理について学びました。

  • 地名はご先祖の知恵・メッセージuo

    熊本県南の水害のニュースを見ると、本当に怖いですね。当院には人吉からも何人か通ってこられているので心配しています。水害は体はもちろん、財産などもあっという間に奪い去っていくので、地震より手に負えないのではないかと思います。地震の際には、これからは頑丈な平家がいいと言っていましたが、水害を考えると2階建てがいいですね。聞いた話では、今回の人吉の水害は2階の天井まで水が来た家もあるそうです。そうなると、2階の屋根に登らないと助かりませんが、それは怖いですね。そう考えると、鉄筋で3階建てにして1階は駐車場など住まい以外のスペースとして、2階と3階に住むのが安全ですね。でも、そんな家は相当お金がかかります。

    では、マンションの3階以上の部分に住むのはどうか?これは良さそうですが、下の階が水没すると停電したり下水が使えなくなったりして住めなくなった事例があります。去年の東京の武蔵小杉のタワマンが記憶に新しいですね。マンションを補修するにはとんでもないお金がかかるので、保険がカバーしない場合はどうしようもなくなります。

    地名を見ると水没しやすいかどうかは大体わかります。水や津、沼などの地名は低いところにあるので注意。熊本市内なら水前寺、出水、江津、秋津など。水害の心配がないのは、山や嶺が地名になっているところ。山ノ神(当院住所)、山ノ内、小峯、長嶺、帯山など。ただし、山の地名の中にもちょっとした谷間があるのでそこは見逃さないようにしましょう(例えば長嶺は場所によって水没します)。最近は、住宅メーカーが団地を作るときに古くからあるイメージの悪い地名を変えて自由が丘みたいなきれいな地名をつける場合があります。悪い地名はそこに住むと危ないよというご先祖様からのメッセージなので、無視してはいけません!

  • 結果は後からついてくる

    球磨川の洪水はたいへんな被害でした。お見舞い申し上げます。夜だったので初動が遅れたのだと思います。老人ホームで自力で移動できない人たちを2階に上げるのは大変だったことでしょう。スタッフの皆さん、必死だったと思います。浸水の勢いは早く、助けられなかった命もあり、残念でした。自然災害は怖いですね。

    日曜は朝から雨が上がっていたので、クリニックの駐車場の草取りをしました。草というよりツタのようなすごく長くて大変な草取りです。30Lポリ袋に3つ取りました。汗だくになりました。ついでに、家に帰って、自宅前の街路樹の下の草取りも済ませました。また、自宅の玄関が3段ほど階段状になっているのですが、最近黒ずんでいたのでブラシで磨いてみたら、カビかコケだったようです。きれいにとれました。玄関がきれいなのは運気を上げるのに大事なこと。トイレ掃除、玄関掃除は基本です。

    いま、丸山俊雄著「幸せになる法則」を読んでいます。なかに、流行らなくなってしまった飲食店の店主が、いよいよ行き詰まった時、「お客がいっぱいきたことにして精一杯芝居してみよう」と思った。大入満員になった気分で仕込みをして掃除をして、万全の準備。満面の笑顔。すると、不思議なことに思った通りたくさんのお客さんが来たと言う話。思いが先、現実は後。いいことがあるから喜ぶのではなく、喜んでいると現実が後からついてくるのです。いかにマインドが大切かと言うことです。家庭内でも同じです。奥さんが夫に不満があって仏頂面していると夫の行動も悪くなる。奥さんが満面の笑顔でいると家庭は明るく、夫の行動もよくなります。結果は後からついてくるのです。

     

  • 学校心臓検診

    このところ、毎週土曜に学校心臓検診があっています。私も医師会の心臓検診班員なので、精一杯協力しています。今年は学校が6月から再開して、今の時期が健診の真っ最中です。市内の小中高校から心電図が集まってくるので、班員で手分けして判定します。わたしも週500枚ほどの心電図を判定しています。その結果、精密検査に呼ばれた学生さんは土曜日にヘルスケアセンター(地域医療センターとなり)に集められます。

    そこで、もう一度心電図やレントゲンを撮り、必要に応じて運動負荷心電図(自転車漕ぎをしながら心電図を取る)や心エコーの検査があります。多くの場合、異常なしで帰宅となりますが、たまに心疾患が見つかります。今年は学校のスケジュールがタイトなので水泳の授業がありませんが、検診の大きな目的の一つは水泳の授業中の心臓発作などの事故を未然に防ぐことです。

    子供さんを連れてこられるご両親は、我が子の心臓に何かあったら、と深刻な顔をしてこられる人もいれば、忙しいのに呼び出されて迷惑!みたいな人もおられます。我々にできることは、できるだけ速やかに必要な検査を行い、科学的根拠で学校生活のアドバイスをすることです。もちろん、余計な心配をかけず、安心して帰っていただけるよう精一杯気を使ってお話しします。