たまにバスに乗ると、道が空いていてスイスイ進むときも、運転手さんはバス停で時間が来るまで止まっています。さっさと行ってほしいと思う反面、時間(スケジュール)に正確に従うのはすごいなーと感心します。確かに、バス停で待つ人の身になれば、時間通りにバス停に行ったのに予定のバスはもう通り過ぎていたなんてことは許されません。運転手さんは仕事中何十回と時計を見ながら行動を決めていることと思います。
そういう私も、結構時間通りに一日を動きます。朝起きる時間、ご飯を食べる時間、ラジオハングル講座を聞く時間、朝の天気予報を見る時間、家を出る時間、などなど一日を通して、分刻みで自分の行動を決めていて、多少のズレはあっても寝るまでだいたい予定通りに行動します。昔、哲学者でカントという人がいましたが、彼の行動は一日を通してものすごく規則正しいので、みんなカントの行動を見ると時間がわかるということから「カント時計」と言ったりしていたそうです。私の行動はそこまで正確ではありませんが、日々そのくらい時間を見ながら行動を制御しています。
患者さんで自律神経が乱れていると言われている方も多いと思いますが、自律神経は薬で治るものではありません。規則正しい生活が大切です。起きる時間、寝る時間、ご飯を食べる時間、行動する時間、休息する時間、こういうリズムをきちんと保つことで自律神経は安定します。朝起きられず昼まで寝ている、ご飯は食べたり食べなかったり、というのはよくありません。ただ、仕事上どうしても難しいのが工場や医療、介護などの現場で夜勤をする人たちです。寝る時間、行動する時間が日によってばらばらで不眠になったり、いろいろな体調不良を起こします。日勤と夜勤を組み合わせて働くより、夜勤専門のほうがまだリズムが一定となり安定します。
時間管理は、人それぞれ異なる価値観に基づいて行われます。ある人は、タスクを細かく分割して時間を効率的に使い、生産性を高めることを重視するかもしれません。一方、ある人は、予定を詰め込みすぎず、余裕を持った時間を大切にするかもしれません。どちらが良い悪いではなく、それぞれの価値観やライフスタイルに合った時間管理方法を選ぶことが大切です。
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