むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 苦難の今をどう切り抜けるかが成功への扉

    先週はすごく寒かったのに、今日は驚くほどの暖かさ。どうなっているんでしょうね。まだ3寒4温ですから油断できません。1月の電気代の請求書が届きましたが、去年の1月の1.5倍でした。やっぱり寒かったんですね。

    ところで先日鴨頭嘉人さんの講演を聞きました。今回もZOOMによる生配信で、運良く無料チケットをゲットできました。今回の話では、講演などを聞いて、人生良くなる人とあまり変わらない人がいる。その差は聞いたことを「すぐ行動する」かどうかの違いだ、と言っていました。すぐ行動する(即行)というのは、あれこれ考えずに言われたことをハイ!と返事して素直にやることです。その行動がどういう意味を持つかとか、どういう結果をもたらすかを予め考えないことが上手くいくコツです。考え始めると、やらない理由がいくつも上がってきます。みんな、面倒なことはしたくないので、否定的なアイディアが湧いてくるわけです。それを避けるには、考える暇を与えず、すぐに行動に移すことなのです。

    もう一つ大事な話がありました。コロナもそうですが、長い人生、当然困難にぶつかることがあると思います。その苦難を避けたら成長することはできません。苦難を喜ぶことが大事です。言葉を変えれば、その苦難こそが自分にとってブレークスルーとなるポイントなのです。無意識に苦手で避けていることが困難となって現れるわけです。そこから目を背けず、突破する方法を考え、実行することで成功の道は開けます。苦難の今をどう切り抜けるかが成功への扉なのです。

  • 今日を大切に生きること

    医師会で同じ心臓検診班の仲間だったAクリニックの院長先生がなくなったとの訃報を聞き、驚きました。まだ56歳という若さ。心臓検診で半年ほど前にお会いしたのが最後だったような気がします。あれほど元気だったのに、ショックです。ご病気だったのか、詳細はわかりませんが、クリニックのスタッフさんや通院患者さんたちも突然のことでお困りのことと思います。人生本当に何が起こるかわかりません。コロナが怖い怖いと言って人生楽しまないでいてはもったいないです。今日一日が充実して悔いのない生き方をできたか。日々反省です。

    悔いのない生き方とは何でしょう。それほど難しいことではないと思います。美味しいものを食べ、家族を大切にし、職場では一生懸命働き、みんなと仲良くする。人を騙したり欺いたりしないで恥ずかしくない生き方をする。それに尽きると思います。繰り返しますが、コロナが落ち着いたら〇〇しよう、というのは「充実した人生」の先送りです。もしかしたらコロナは今後一生落ち着かないかもしれないので、したいことは今日しないと悔いが残ります。しかも、したいことができるチャンスは何度もきません。

    クリニックではいろんな悩みを聞きます。職場のストレス(パワハラなど)、家庭の問題(夫の不倫やDVとか、嫁姑問題)等いろいろです。人の目や世間体を気にして思ったように動けない人もいます。しかし、人生は一度きりだし、過ぎ去っていく今日は二度と戻ってきません。ダラダラと悩まず、さっと気持ちを入れ替えることが大事だと思います。

  • 規則正しい生活をすること

    新しいスマートウォッチを使い始めて、少し時間を気にしながら生活するようになりました。今まで使っていた小さなスマートウォッチはブレスレット型の小さなものだったので時間があまり見えなかったのですが、今度は普通の丸い形の時計です。手首をちょっと動かすと液晶が反応して時間が見えるので、時間を見やすいです。以前の腕時計では目覚ましを朝5時にセットしていました。時計をつけて寝ると手首がブルブル震えて起こしてくれるので便利です。新しい時計ではこのアラームを日になんども設定してみました。

    まずは起床です。次に午後の診療10分前、次が犬の散歩に出かける時間、次がお風呂にお湯を入れる時間。これだけタイマーをセットしておくと、一日が規則ただしく生活できます。これまで、夕食後に韓国ドラマを見始めると犬の散歩もお風呂も予定より遅くなってしまい、結果寝不足になっていたのです。睡眠不足は翌日の診療に差し障るので、絶対に避けなければいけません。そこで、健康管理と仕事のクオリティーを上げるには夜ふかししない生活リズムを確実に守らないといけないと思ったわけです。おかげでこのところ、きちんと犬の散歩を終わらせ、お風呂にゆっくりつかって定時に寝ることができています。

    一定の時間に寝たり起きたり、食事をすることは自律神経を整えるのにとても大切なことです。普通に生活していてもつい夜ふかししたりすると自律神経は乱れてしまいます。もっと問題なのは、夜勤がある人です。日によって日勤だったり夜勤だったりすると寝る時間もバラバラ、食事時間もバラバラです。不眠になったり、めまいふらつきがでたりします。夜勤者の体調不良は治療が難しいです。当院では、このような場合診断書を書いて、しばらく日勤(あるいは夜勤)に固定してもらうようにお願いしたりします。

  • 終わりは始まり

    受験シーズンです。先日は大学入試(共通テスト)でしたが、今度は高校の推薦などの試験が始まるようです。皆さん頑張ってください。受験に合格すると、やっと終わった!と思うと思います。しかし、実際はそこは終わりではなく新しい生活の始まりなのです。同じことは結婚にも言えると思います。恋愛の末ついに結婚、というとそこがゴールみたいですが、実際は始まりなのです。人生はこれの繰り返しです。ドラマでは結婚式が最終回のことが多いですが、最近私が見た韓国ドラマは立て続けに3本ともドラマの1回目が結婚式でした。そこがスタートだからです。

    会社を作る(起業する)ことを目標として頑張った人が、ついに会社設立にこぎつけた際に、目標達成感でそこが人生ピークみたいになってしまう人がいます。経費で外車を買って夢に見たような生活を現実にした途端、経営がうまく行かなくなります。起業をゴールにしたからです。起業はゴールではなく始まりだと言うことを忘れるとその先うまく行きようがありません。

    会社を設立する際には企業理念の確立が最も大切です。どういう思いで会社を作ったか、という社長の思いを端的な文章に表し、社員みんなでその思いを共有するのです。当院の場合、「患者さんとその家族の健康と幸せのために全力を尽くす」と掲げています。通常、病院の理念として患者さんの健康を願うのは普通ですが、当院は患者さんだけでなくそのご家族の幸せも考えます。病気は本人だけの問題ではなくご家族にも精神的・経済的負担を強いられますので家族みんなの幸せを考えるという意味です。

    ガラス細工

  • 医学論文のトリックを見抜く

    早い人はすでに花粉症の対策を始めています。よく、早めに薬を飲むと軽くて済むといいますが、真偽の程はわかりません。なぜなら、たいていそんなことを言うのは製薬会社だからです。製薬会社は薬がたくさん売れればいいだけなので、早い時期からたくさん使いましょうと言うのは当たり前です。以前、糖尿病治療薬を糖尿病になる前から始めたほうが良いというデータを見たことがあります。いわゆる境界型の人に薬を使ったほうがいいというデータですが、これも製薬メーカーが持ってくるデータなので、真偽の程はわかりません。論文というのはいいというのがあれば、良くないという論文もあります。それぞれ嘘を言っているわけではなく、調べた範囲ではそうだったというしかありません。その研究の対象となった患者グループの特性が偏っていると結果も偏るわけです。したがって、論文を読む際には結果や結論を読むことは大事なのですが、患者背景をしっかり読むことが大切なのです。

    研究をする場合、まず「仮説」をたてます。そして、その仮説を「検証」して、「結論」を導きます。例えば「Aという血圧の薬が心不全の治療に有用だ」と仮説を立てます。それを検証するために患者さんを2群に分けてAという血圧の薬を使った群とBを使った群で血圧の変化と同時に心不全の改善具合を検証します。

    そこで問題なのはどんな心不全患者さんを研究対象にするか。例えば、心筋梗塞後の重症心不全の症例、あるいは高血圧で心肥大をきたした軽い心不全の症例、あるいは慢性心房細動のある不整脈由来の心不全。どういった患者さんを対象とするかで結果は違ってきます。仮説が正しい(治療効果に差が出る)ようにするためには慎重に対象を選ばなくてはいけません。そのようにして、考え抜いた結果、うまく差が出たら、製薬会社はそれがまるでどんな心不全にでも効くかのようにプロモーションします。私たちはそういった嘘に騙されないようにしないといけません。患者さんはプロではないので、我々がプロとして論文の目利きをしてあげないといけないと思っています。

    南阿蘇