「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」論語の出だしの文章です。昨日も書きましたが20年ぶりに再開したモンゴルの先生と同時に、私がテキサスに留学してた頃に一緒に働いていた日本人が沢山熊本に集まってくれました。なつかしい面々。うれしいことこの上ないです。私がいたのはテキサス州のガルベストンという街です。ヒューストンから車で1時間ぐらいはなれた島でリゾートになっていました。熊本で言えば天草みたいなところ。そんな田舎に留学してたみんなが一同に集まって食事会なんて夢みたいです。みんなアメリカ生活が長かったので英語が話せます。当時同僚だった友達の近況をきいて、懐かしいことこの上ないです。アメリカにいた頃がありありと思い出されました。
阿蘇で泊まったホテルで会議室を借りて、女子医大の教授になった友人がこれまでの30年の研究生活を振り返ったプレゼンをしてくれました。一緒に働いたフェロー(研究員)たちは今では宮崎大学の教授とか大分大学の教授とか日本医大の教授になっています。モンゴルの先生は私たちの留学先だった研究室の教授です。みんな偉くなりました。
また、当時アメリカで研究(動物実験)していい成績だった医薬品(遺伝子組み換えアンチトロンビン)があるのですが、今日聞いた話では、その薬がアメリカで重症熱傷の患者さんの救命に臨床応用されたとのことです。アメリカにいた頃、私の研究でどれだけの命が救えるのだろうと思っていましたが、ついに臨床応用されたというニュースを聞いてとても嬉しかったです。基礎研究は直接患者さんを救うことはないのですが、こういった発見が臨床応用されると間接的に何万人という命を救うことになるので本当にやりがいがあります。
モンゴルの先生(テキサス大学教授)ご夫妻と