むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 早速DXに取り組みました

    例年通りではありますが、新年度が始まったこの2日間、クリニックの患者さんは少なめです。待ち時間もほとんどなく、のんびりとした診療風景となっています。

    皆さんは新しい職場や部署での生活が始まり、きっとお忙しく過ごされていることでしょう。今は病院へ足を運ぶ余裕もない時期なのだと思います。こうしたゆったりとした時間は一年のうちでも数えるほどしかありませんので、私自身もありがたく休息をいただきながら、一日を過ごさせていただきました。

    先日ブログでも触れた通り、これからの医療現場ではAIを活用した業務の省力化が不可欠です。そこで、まずは手軽に導入できる仕組みとして、外部から届いた紹介状などをスマホでスキャンしてAIに要約させ、それを電子カルテに貼り付けるワークフローを構築してみました。

    試行錯誤の結果、今回はGeminiに適切なプロンプトを入力して要約する方法を採用。日頃からタイピングでのカルテ入力に尽力してくれているスタッフに、この「AI活用術」を伝授しました。

    併せて、電子カルテの音声入力設定も整えました。周囲に人がいると独り言を言っているようで少し気恥ずかしさもありますが、マイクの感度が非常に良く、小さな囁き声でも正確に拾ってくれます。これは大幅な省力化に繋がると確信しています。まずはこうした身近なところから、スタッフの無駄な労力を省けるよう取り組んでいきたいと考えています。

    また、外来業務で使用しているiPadの中には、開業以来使い続けて10年近く経つものがあります。先日、内蔵バッテリーが膨張して本体が変形していることに気がつきました。このまま使い続けて発火などのトラブルが起きては大変ですので、急ぎ買い替えることにしました。

    最新チップを搭載したiPadが、既存の電子カルテシステムとスムーズに連動できるかは実際に試してみるまで分かりません。そのため、まずは1台を先行して入れ替え、動作を確認した上で、他の端末も順次更新していく予定です。

    職場のDXというのは、ソフトウェアの導入だけでなく、ハードウェアも最新のものにアップデートしていかなければ、思うようには進みません。DXの真の目的は省力化にありますが、そこには相応のコストも伴います。

    経営者としては、つい費用対効果を優先して考えてしまいがちです。しかし、深刻な人手不足・人材難の時代だからこそ、多少のコストをかけてでも業務を簡略化し、スタッフの負担を減らすDXを力強く進めていきたいと考えています。

    今年はツツジと桜が共演しています。写真は当院の向かいにある公園です。

  • AI音声入力ソフト「Typeless」はすごい

    だいぶ暖かくなり、熊本市内の桜もちらほら咲き始めました。 今週末は自衛隊健軍駐屯地前の通りで桜まつりが開催される予定です。

    さて、私が訪問診療をしている患者さんは80名ほどいます。皆さん80歳から100歳を超える方まで、高齢の方がほとんどで、主に老人ホームに入居されている方を訪問しています。 この時期によく言われるのが、「今年もまた桜を見ることができました」というお話です。「私はあと何回、桜を見ることができるでしょう」と問われれば、その答えは誰にも分かりません。それでも「来年もまた桜が見られるといいですね」と、心から思う今日この頃です。

    昨日から、ひすいこたろうさんの『あした死ぬかもよ?』という本を読み始めました。タイトルの最後に「?」がついているのは、大阪弁で言えば「知らんけど」というニュアンスでしょうか。この本は、自分の人生を俯瞰したとき、この先あと何年生きられるか分からないからこそ、いつか人生を振り返ったときに後悔しない生き方をしよう、という趣旨で書かれています。 まだ読み始めたばかりなので詳しい感想は書けませんが、昨日お世話になった方のお通夜に参列したことが、この本を手に取るきっかけになりました。

    ところで先日、仕事で使う電子カルテ用のパソコンに、AI音声入力ソフトの「Typeless」を導入しました。 通常の音声入力と違い、TypelessはAIが文脈を読み取って誤りを訂正したり、くどい言い回しを整理してきれいな文章に仕上げてくれたりします。カルテ入力の際、多少ぞんざいな日本語で話しかけても、まとまったきちんとした文章に変換して入力してくれます。また、パソコンに向かって大きな声で独り言を話すのは気恥ずかしいものですが、TypelessのAIは音声認識能力が非常に優れているため、小声でぼそぼそと話しかけても正確に聞き取ってくれます。 常に音声入力を使うわけではありませんが、診断書の作成など文章量が多いときには非常に役立つツールです。現在はTypelessをどのように仕事に活用できるか、さまざまな使い方を試しているところです。

    それにしても、キーボードを打たずにこれだけ大量の文章を書けるようになるのは、驚くべき仕事の効率化です。皆様もぜひお試しいただければ、その便利さを実感していただけると思います。

  • Claudeの進化:かなり使えます

    先日、アメリカとイスラエルがイランへの軍事攻撃を開始しました。中東のことなのであまり現実味がないように感じますが、今後、原油価格が上がったり株価が下がったりと、いろいろな面で生活に影響が出てくるのは間違いありません。

    ニュースでしか現地の情報はわかりませんが、今回は昔のような陸軍や空軍が主体の戦争ではなく、ハイテクを駆使した情報戦になっているようです。アメリカ軍はサイバー・宇宙領域からイランの通信網を遮断しつつ、100機以上の航空機による空爆や巡航ミサイルによる攻撃を組み合わせるなど、まさに現代型の戦争です。

    そのアメリカがAIを軍事利用しようとする中で、Anthropic社はAIの自律型兵器や大規模監視への無制限利用を認めることは危険だとして、国防総省との交渉を拒否しました。代わりにOpenAIのChatGPTが軍の機密ネットワークに導入されることが発表されると、世界中のユーザーから反発が起き、ChatGPTの解約運動が巻き起こっています。その一方で、AnthropicのClaudeがApp Storeのダウンロードランキング1位に躍り出るという皮肉な結果になりました。

    私はこのブログの下書きをChatGPTで校正していたのですが、この数日、ChatGPTの処理速度が非常に落ちていました。この騒動による大量のアクセス集中も一因かもしれません。ちょうどAnthropicのClaudeがかなり使い勝手よく進化していたこともあり、このところGoogle GeminiとClaudeの2つをよく使うようになっていました。

    先日、アメリカから来た患者さんが健康診断を希望して来院されました。必要な検査項目は紙に書いてあるので、その通りに検査するのは難しくありません。しかし医師会から発行される結果報告書は日本語のため、「英文にできないか」と相談されました。医師会側では英文対応をしていないので、どうしたものかと思っていました。

    そこで「Claudeに頼んでみよう」と思い立ち、結果をPDFで取り込んで「英文に書き直してExcelで出力して」と頼んでみました。すると見事に採血結果の報告書が英文に変わりました。全項目をチェックして微調整するだけで完成です。こんなに簡単にきれいな英文報告書ができるとは、想像以上の出来栄えで大満足です。

    音声入力AIアプリのTypelessも使えば使うほど驚かされます。試しに診察風景の会話を模擬で聞かせ「カルテに書けるようにまとめて」と指示すると、ダラダラとした会話がカルテに記載できるレベルの要点整理された日本語に変わりました。単なる文字起こしと違い、内容を理解して編集までできる、まさに神AIソフトです。毎日AIの進歩には驚かされます。

    京都の街角 その2

  • 音声入力アプリTypelessはすごかった

    昨日「断捨離」について書いた勢いそのままに、今日の日曜日は朝からさっそく行動を開始しました。

    まずは本棚の整理です。何年も開いていない本をすべて取り出し、処分するものと「ブックオフ」へ持っていくものに仕分けました。結果、大きな袋で4つ分もの分量に。とりあえず廃棄する本や段ボール、紙ごみを車に詰め込むと、トランクがいっぱいになるほどでした。 近くの古紙回収所ですべて処分してきましたが、それだけでも胸がすくような、なんとも言えないスッキリした気分になりました。

    続いてキッチンの「いつか使うかも」と溜め込んでいた紙袋やビニール袋も厳選し、不要なものはゴミの日に出せるようまとめました。掃除に集中していると時間はあっという間に過ぎ、気づけばもうお昼。充実した午前中でした。

    プロのストレッチが教えてくれた「痛みの正体」

    午後は予約していた新市街のストレッチ店へ。先月からトレーナーさんが交代しました。前のトレーナーさんのおかげで頑固な肩こりはすっかり良くなり、とても効果があったのですが、新しいトレーナーさんはさらに効果的でした。

    今日は腰から下を中心に解してもらったのですが、腰をひねる動きの際に「どこか痛いですか?」と聞かれました。意識してみると、腰よりも「肩」に突っ張るような痛みがあることに気づき、それを伝えると、トレーナーさんは動かしながら瞬時に原因を探り当ててくれました。

    「肩甲骨の可動域が落ちて硬くなっているから、この動きで痛みが出るのです」

    そう言って肩甲骨まわりを重点的にストレッチしてもらところ、驚くほど肩が軽くなり、先ほどまでの痛みが嘘のように消えてしまいました。的確に要点を押さえるプロの技術には、本当に脱帽です。

    AI音声入力「Typeless」はすごい

    さて、最近はパソコンに外部マイクを繋ぎ、音声入力の精度が上がったことに満足していました。ところが今日、TypelessというAI音声入力アプリを導入してみたところ、その優秀さに衝撃を受けました。

    このアプリの素晴らしい点は以下の通りです:

    • 自然な日本語修正: 話し言葉を、自然で正しい書き言葉に整えてくれる。

    • フィラーの自動カット: 「えー」「あー」といった無駄な音を自動で排除。

    • デバイスを選ばない認識力: 外付けマイクがなくても、ささやくような声まで正確に拾い、句読点やカギ括弧まで適切に配置してくれる。

    最初はスマートフォンで試したのですが、あまりの精度の高さに感動し、手持ちのWindowsやChromebookなど、すべての端末に即座に導入しました。

    AIの進化によって、私たちの生活は確実に、そして劇的に便利になっています。それを肌で実感できるのは本当に楽しいことですね。文章を書く機会が多い方には、ぜひおすすめしたいアプリです。

    下鴨神社

  • 進化したClaude

    現在、生成AIには「ChatGPT」「Google Gemini」「Claude」などがあり、それぞれに得意分野があります。理想は使い分けることですが、最近の私はGeminiに頼りきりの毎日でした。

    そんな中、ClaudeがExcelなどのファイルを直接作成・編集できるようになったというニュースを聞き、さっそく試してみることにしました。

    お題にしたのは、日頃からExcelに入力している「ガソリンの家計簿」です。 AIへの指示(プロンプト)には、入力項目として「日付」「給油量」「リッター単価」「走行距離」を指定し、「給油のたびに燃費を自動計算できる表を作ってほしい」と書きました。

    その結果、わずか1〜2分で見事な表が完成しました。 驚いたのは、単なる表の枠組みだけでなく、セルにIF関数などの数式が的確に組み込まれていたことです。データを入力するだけで、前回の走行距離との差分から自動的に燃費が算出されます。

    これを自力で一から作ろうとすれば、関数の構文を調べたりレイアウトを整えたりと、かなりの時間を要します。そのまま誰かに渡せるほどのクオリティが一瞬で仕上がる様子に、非常に頼もしさを感じました。

    こうしたAIの進化を目の当たりにすると、私たちの「学び方」を根本から変える必要があると痛感します。

    これまでは本を読み、知識を記憶することが学習の中心でした。しかし、いつでも瞬時に検索や生成ができる現代では、単なる暗記の重要性は相対的に下がっています。むしろ、「何を実現したいか」という適切なキーワードを思いつく力のほうが重要です。

    今回のExcelの例も同様です。分厚い関数リファレンスを読み込まなくても、AIに自分の希望を正確に伝えるスキルさえあれば、実用的なツールが手に入ります。細かな構文を覚える労力を、AIを使いこなすための「対話力」へとシフトさせる時期に来ているのでしょう。

    AIに「AIの使い方」を教わる

    AIの進化スピードに「ついていけない」と悩む必要はありません。まずは簡単なことから試してみることです。一度「こんなこともできるのか!」という成功体験を味わえば、次第に複雑な仕事も任せられるようになります。

    面白いのは、AI自身に「うまく指示を出すには、どんなプロンプトを書けばいい?」と尋ねれば、具体的な書き方まで丁寧に教えてくれることです。使い方の本を買わなくても、AIそのものが最高の教師になってくれます。

    まずは、何でも聞いてみること。そこから新しい世界が広がります。

    PingTongにて水煮牛すじのパクチーソースあえ