むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 元気を保つサプリ

    私たちの仕事は、まさに体力勝負です。風邪など引いている場合ではないし、きついからといって簡単に休めるわけでもありません。そのため、日頃から健康管理にはいろいろと工夫を重ねています。

    その一環として、昨年末からニナファームのサプリメントをいくつか取り入れています。特に、「ミトコンドリア(細胞内の発電所)」の酸化を防ぎ、エネルギー産生を高めるとされるオキシリアは、毎日欠かさず使用しています。
    おかげさまで、以前よりも元気に仕事に臨めている実感があります。
    やや高価ではありますが、「絶対に休めない」という状況を考えれば、納得できる投資だと感じています。

    ミトコンドリアの機能を高めるためのサプリメントは他にもあり、代表的なものとしてはコエンザイムQ10が挙げられます。また、コロナ後遺症の治療やアンチエイジングで注目されたNMN5-ALAも、ミトコンドリア活性をサポートする重要な成分とされています。最近は、これらも意識して取り入れるようにしています。

    さらに、ニナファームにはアルピニストという興味深い商品もあります。名前のとおり、アルプス登山など過酷な環境での疲労や、筋肉・関節のケアに使用されるサプリメントです。ぎっくり腰にも良いと聞き、念のため一箱常備していました。

    先日、右肩の痛みがなかなか治らず、マッサージや筋膜リリースを試したものの改善が今ひとつだった際、ふと思い出してアルピニストを一包試してみました。すると、驚くほどスムーズに肩を動かせるようになり、痛みもほとんど気にならなくなりました。サプリメントですのでメカニズムははっきりとはわかりませんが、自分自身の体感としては確かに効果を感じました。

    せっかくなので、もう一つご紹介したい商品があります。
    それは、植物性乳酸菌をはじめとした成分を配合した腸内環境サポートサプリのハイプロリーナです。
    国内にも多くの整腸剤がありますが、ハイプロリーナは単なる乳酸菌製剤とは異なり、いくつかの特徴的な成分が加わっています。それらの相乗効果により、よりしっかり腸内環境を整えることができるのかもしれません。私自身、飲み始めてからお腹の調子が非常に良くなったと感じています。

    腸内環境が乱れると、消化吸収に支障をきたし、元気も出なくなります。
    吸収された栄養素は、細胞内のミトコンドリアでエネルギーに変換されるため、ミトコンドリア機能の維持向上は非常に重要です。

    このように、健康の基本を「細胞レベル」からサポートする商品展開をしているニナファームには、改めて感心させられます。
    ちなみに、同社は基礎化粧品にも力を入れており、科学的根拠に基づいた製品が多数そろっています。
    肌を美しく保つためには、まず内側からのアンチエイジングケアを、という発想も非常に興味深いですね。

  • GWの診療はカレンダー通りです

    今日は一気に気温が上がり、日中は冷房を入れないと暑いくらいでした。カレンダーを見ると、もう来週にはGWが始まります。早いですね!

    連休中のクリニックの診療はカレンダー通りです。途中の祝日でない日は、通常通り診療を行います。なお、5月6日は休日当番医の予定ですので、内科系の急患(急な発熱や腹痛など)に対応します。連休中に薬が切れそうな方は、忘れずに早めに来院して薬を補充しておいてください。睡眠薬などは切れると大変なので注意して早めに取りに来られますが、血圧や糖尿病の薬も、数日切れるだけで驚くほど悪化することがあります。急に切らさないように気をつけましょう。

    今、5年前のコロナ元年(2020年)のGWを思い出しました。ちょうど緊急事態宣言(ロックダウン)で、休みなのに何もできませんでしたね。暇だからと飲食店に行っても閉まっているか、テイクアウトだけという状況。私は暇を持て余してNetflixに加入し、「愛の不時着」などの韓国ドラマを見始めたのがこの頃でした。以来ずっと韓ドラを欠かさず見ているおかげで、だいぶ韓国語がわかるようになりました。

    コロナがある程度収束してからは、「Go To トラベル」という英文法的には誤ったキャンペーンが始まりましたが、補助金の不正受給などいろんな問題を抱えたまま消えていきました。今思い返すと、滑稽なドタバタ騒ぎでした。

    おかしな対応といえば、いまだに老人ホームでコロナ患者さんが出ると、ガウンを着用させたり、フェイスシールドを使用させたりしています。コロナが空気感染であることは、最初のダイヤモンド・プリンセス号での発生状況を見ただけでも明らかでした。ウイルスは空気の流れに乗って、換気システムなどを通してどこにでも流れていきます。ガウンやフェイスシールド、ましてやアクリル板などにはほとんど意味がありません。マスクさえも、感染防止にはあまり効果がないと考えています。

    最初の頃は、どんな感染症なのかわからず、過剰な対応も仕方なかったと思います。しかし、いまだに当時の対応を続けている老人ホームを見ると、保健所か、誰かがきちんと指導してあげるべきではないかと感じます。

  • セルフ・筋膜リリース

    先週くらいから右肩関節が痛くなっていました。上下左右どちらも可動域制限はなかったので、五十肩ではないだろうと思い、そのうち治るかと様子を見ていました。しかし、1週間ほど様子を見ても何も変化がありません。そろそろ何かしないと、と思っていましたが、忙しくて時間もありませんでした。

    そんな中、週末やっと時間が取れ、久しぶりにサウナに行った際、じっと座っていても退屈だったので、筋膜リリースの手技を自分でやってみました。私の場合、肩甲骨周りの筋肉痛だったので、肩甲骨の筋肉の一部を指圧して固定し、そのまま肩関節を前後左右に揺らすことで筋膜がリリースされます。しばらく続けているうちに、痛みはすっかり取れて良くなりました。

    こういった手技は、理学療法士さんたちが学んでいるものだろうと思います。私は漢方をやっている延長で鍼治療にも興味があり、また、そのつながりでたまたま知り合った整体の坂本先生という方から、体操教室を通じてマンツーマンでいろいろ教えていただきました。私より前から坂本先生に体操を習っていた方は、今でも人吉で活動されています。月に一度、私のところにも顔を見せてくれるので、いつも楽しみにしています。

    私は最近、毎日のように「AIはすごい」という話を書いています。では、知能がロボットに及ばない私たちは、どうしたらいいのでしょう。
    先日ネットを見ていたら、「ドラえもんに頼り切っているのび太くんは、いつまでたってもテストで0点を取る」という話が書かれていました。しかし、AI(ロボット)をうまく使えば、自分の知能を大きく補ってくれるので、これからの社会生活は心配ありません。ですから、無駄な暗記勉強に時間をかけるよりも、AIをうまく使えるようになるほうがよほど大切です。
    しかし、それだけでは自分の存在価値にはなりません。

    人が人として存在価値を示す最もわかりやすい方法は、「人のために自ら何かをしてあげること」だと思います。
    上に書いたように、整体や理学療法のように、痛いところを揉んだり擦ったり、自分なりの手技を持って人を治してあげる――これはものすごくありがたいことであり、この先、AIがどんなに進化しても、決して代替されることはないと思います。

  • iPS細胞の臨床応用がいよいよ進んできています

    毎日Netflixでアメリカのドラマを2つ見ていました。どちらも大きな展開があるわけではなく、家族とその周辺に関わる人たちの日常が淡々と進んでいくものです。ストーリーを追うというより、毎日そのアメリカでの生活(ライフ)をともに体験しているような気がしていました。どちらのドラマも長く、延々続くかと思っていましたが、なんと今週、2つとも最終回を迎えてしまいました。完全にドラマロスです。最近は夜寝ていても英語で夢を見るほどになっていたので、ドラマが終わったのはとても残念です。これからまた、毎日の生活を彩る新しいドラマを探して、どれにするかを決めたいと思います。

    さて、ネットニュースを見ていると、毎日大阪万博の悪口ばかりが目につきますね。なにか、これは面白かった、すごかったというポジティブなニュースや夢のある話題はないのでしょうか。私が日頃テレビを見ないので目にしないだけかもしれませんが、日本館が何を展示しているのか、他の国の目玉は何かなど、見どころを紹介してくれればいいのに、と思います。それなのに、入場に人が並んだとか、レストランが高いとか、雨が漏れたとか、そんなことしか言わない日本のマスコミにはがっかりします。

    そんなしょうもないニュースの影に隠れてしまっていますが、今日の新聞ではiPS細胞を応用した新しい治療に関する明るい話題が続々と出ていました。たとえば、I型糖尿病の患者さん向けに、インスリンを分泌するランゲルハンス細胞をiPS細胞から作り、臨床治験に成功したというニュース。パーキンソン病の患者さんに、ドーパミンを産生する神経細胞をiPS細胞から作って効果が確認できたという話題もありました。他にも、脊髄損傷の患者さんにiPS由来の神経細胞を移植して半身不随が改善した例や、ダメージを受けた心筋にiPS細胞で作った心筋細胞シートを貼り付けたところ心不全が改善したというニュースもありました。夢のような成果が、少しずつ現実になりつつあります。

    臨床応用の糸口がつかめれば、さらに網膜の細胞を作って視力を回復させたり、iPS細胞を膝に注入して膝関節の軟骨を再生させたりと、さまざまな可能性が無限に広がっていきます。
    夢のような医療技術が私たちの手に届く日は、もうすぐそこです。皆さん、健康に気をつけて、その未来を一緒に迎えましょう。

  • 予防医療セミナーの受付開始しました

    土曜日は夕方からかなりの雨が降りましたが、日曜日の朝にはすっかり晴れて、爽やかな一日の始まりとなりました。ベランダに携帯型太陽光パネルを並べて蓄電池に充電しました。天気が良かったので、昼には充電が完了しました。その貯めた電気を今度は電動アシスト自転車のバッテリーに移しました。エコですね~。午後からは、再度減った分を充電しました。こんなに良い天気でしたが、吹く風は冷たく、せっかく冬物をしまったのに、また出してきて着ました。今年は昨年より寒い日が多い気がします。行楽日和でしたが、私は一日ずっと家でWEB講演会に参加して勉強したり、今度予定している予防医療セミナーのスライド作りをして過ごしました。

    WEB講演会での話題は「目の周りを清潔に保とう」というテーマでした。目の周りとは、まぶたやまつ毛のことです。顔を洗ったり歯を磨いたりすることは習慣的に誰もがしますが、目の周りを丁寧に洗うことは、意外と少ないかもしれません。特に、アイシャドーやまつげエクステなどのメイクをしている人は、目の周りが汚れやすいそうです。まぶたの縁には、マイボーム腺という重要な腺があり、涙の油膜を生成する役割があります。このマイボーム腺が詰まってしまうと、ドライアイや結膜炎などの原因になることがあります。また、驚くべきことに、まつ毛にダニが生息していることが多いという話もあり、ちょっと驚きました。そこで、目の周りを丁寧に洗うことで、ドライアイや結膜炎の改善が期待できるわけです。講演会では、目の周り専用の石鹸が推奨されていました。実は、私の患者さんから、眼科の先生から「まつ毛ダニがいるので、この石鹸で毎日洗うように」と指導されたという話を聞いていたことがあり、そんなこともあるのかと思っていましたが、今日の講演でやっと理解できました。ものは試しでその石鹸をAmazonに注文しました。使ってみて良ければ、後日感想を共有したいと思います。

    さて、予防医療セミナーの準備も順調に進んでいます。スライドが完成し、あとは当日までにトークの組み立てをして、参加者の皆様にわかりやすくお伝えできるようにしたいと考えています。こちらのホームページの「お知らせ」ページにセミナーの案内と申込みサイトのリンクがありますので、興味のある方はぜひご覧いただき、日程が良ければ申し込んでいただけると嬉しいです。会場があまり広くないため、先着50名で締め切ります。どなた様も申込みいただけます。