昨日に引き続き、インフルエンザはかなり少なくなっています。その代わりに胃腸症状の患者さんが増えている印象です。感染性胃腸炎の典型的な症状は嘔吐と下痢ですが、今来院されている患者さんの多くは「ムカムカする」や「嘔吐した」と訴えるケースがほとんどで、「下痢をした」という人はあまりいません。この場合、胃腸炎ではなく胃炎の症状に近いと考えます。当院ではこのような消化器症状に対して、黄連解毒湯や半夏瀉心湯を用います。また、発熱を伴う場合には葛根湯を併用します。西洋薬の胃薬や吐き気止めは症状を一時的に緩和する可能性はありますが、原因そのものを改善するには漢方薬の方が効果的だと思っています。
先日、成人の日にTKUの「医療大百科」というミニ番組に出演しましたが、うっかり放送を見逃してしまいました。その時間、玉名の温泉に向かっていた頃に放映されたようです。何名かの患者さんから「見ましたよ」とお声をかけていただきましたが、お恥ずかしい・・。この番組はそのうちWEB配信される予定ですので、確認でき次第、改めてご案内するかもしれません。
今日は「子ども大学くまもと」を運営されている田尻学長さんたちが当院にご挨拶に来られました。田尻学長は、慈恵病院で「コウノトリのゆりかご」を運営されていた元師長さんで、とても愛情深いお人柄が皆に尊敬されています。来たる3月2日(日)に第3回講義が開催される予定で、申し込みがスタートしたそうです。当院はスポンサーとして応援しておりますので、興味のある方はぜひ大学の公式ホームページをご覧ください。詳しくはこちら。