近年、気象病という言葉が広く認知されるようになり、天気の変化が体調に与える影響が注目されています。特に、頭痛や目まいは天気の影響を受けやすい症状として知られており、気圧の変化や気温の上昇などが症状を悪化させる要因となります。今日みたいに天気が不安定だと、めまいの患者さんが来るぞと思っているので、何の不思議もなく「やっぱり来た」となるのですが、患者さんによっては、昨日からひどく調子が悪くなって、一体これは何でしょうか、と心配して来られます。同じ日に何人も似たような症状をみると、それは天気のせいでしょう、と思うのですが、皆さん自分の症状がどういうときに悪化しているのかをあまり気にしていない人が多いですね。天気以外にも、学校や仕事に行く前に調子が悪いとか、日曜日や祝日の朝は案外調子いいとか、夕ご飯の前にいつも調子が悪くなるとか、パターンがあります。毎年6月頃体調を壊すというパターンの人もいます。
そういった話をこまかく聞くと、これはストレスからの症状だろうとか、これは気圧の影響だろうとか、これは血糖変動が原因だろうといろんな背景が予想されます。この予想を外すと治療はうまくいきません。CTなどの精査をしたとしても、きちんと病態把握をしないと治療方針が方向違いになってしまうわけです。患者さんの中には、薬への抵抗感や不安感から、症状を隠したり、大げさにアピールしたりする人もいます。わたしたちは、こうした「だまし」に惑わされず、客観的な視点で病態を判断する必要があります。こんなこと、内科の教科書には書いていないと思います。
先日、友人のK君に当院の屋根にある雨樋の修理を頼みました。Mの字になった屋根の谷の部分には一気に大量の雨が集まってくるため大きな排水パイプがつけられているのですが、その処理能力を超える大雨の際には駐車場側と北側の花壇の方へ排水する仕組みになっています。ところが、最近ちょっとしたザーザー降りでも待合の出窓の方に水が落ちてくるので、どうなっているんだろうと思っていました。先日K君がコーキングが劣化して隙間ができているのを発見して補修してくれたので、今日の大雨でも出窓の方には全く雨が落ちてきませんでした。完璧です。良かったです。こっちに水が流れると屋根の裏の木目のきれいなところにカビが生えてしまうので、K君はそこもきれいに磨いてくれました。幼馴染の彼は器用なのでできると思って相談したのですが、頼んで良かったです。