むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • なにげない生活の幸せ

    木曜日は毎週、朝6時から経営者モーニングセミナーに参加しています。今日も早起きして出席してきました。

    会の冒頭、会長の挨拶の中で「10年前の今日、熊本地震の本震が起きました。あの日の今頃、皆さんは何をしていましたか。私は家族と車の中で過ごしていました。あの時のことを思い出すと、今こうして住む場所があり、食べるものがあり、元気に仕事ができていることは、本当にありがたいことだと感じます」と話されていました。

    まさにその通りだと思います。震災から10年が経ち、こうして日常生活を送れていること自体が、かけがえのない幸せです。あの経験があるからこそ、普段の何気ない日常のありがたさを実感できます。不平不満ばかりではなく、今ある日常に目を向けることの大切さを改めて感じました。

    せっかくの機会ですので、ご自身の生活を振り返り、どれだけ恵まれた環境にいるのかを一度考えてみるのも良いのではないでしょうか。

    さて、昨日とは打って変わって快晴の一日となりました。昼休みに往診に出かけた際には、降り注ぐ日差しが非常に眩しく、まるで初夏のような陽気でした。まだ真夏のような厳しい暑さではなく、乾いた心地よい気候で、過ごしやすい一日でした。

    訪問先の高齢の患者さん方も体調が良さそうで、普段は不調を訴えがちな方も穏やかな表情で過ごされていたのが印象的でした。やはり私たちの体調は、気温や天候といった外的要因に大きく影響されるものだと改めて感じます。

    久しぶりに水素について触れておきます。

    日差しが強くなるこの季節、紫外線を浴びる機会が増えます。紫外線は体内で活性酸素を発生させ、目では白内障、皮膚では日焼けやシミ・そばかすの原因となります。さらに、体内の活性酸素は炎症や臓器障害、さらには老化現象の一因ともなります。

    こうした活性酸素に対して、水素は選択的に反応し無害化する作用があるとされています。分子量が非常に小さいため体内に広く拡散し、活性酸素と結びついて水となり排出されます。そのため、理論的には副作用の少ない対策として期待されています。

    当院でも水素吸入を導入し、回数券での利用を案内していますが、1回や2回で明らかな変化を実感するものではありません。例えば、目のかすみや老化の進行に対しては、継続的な取り組みが重要になります。

    短期的な効果を求めるというよりは、長期的な体調管理の一環として取り入れていただくのが現実的です。がん治療中の方や、新型コロナ後遺症でお悩みの方においても、補助的な選択肢の一つとして考えられます。

    保険診療の対象外のため自費診療となりますが、ご興味のある方は受付、または診察時にご相談ください。

    AIではなく本物です。博多駅にて

  • 整腸剤は「どれも同じ」ではない

    前に書いた通り、当院は熊本地震の年にオープンしました。

    この院長ブログは、病院がオープンする数ヶ月前から準備状況をお知らせするためにスタートしたものです。当時のことをあまりはっきり思い出せなかったため、過去記事の数を調べてみたところ、3638件ありました。10年であれば3650件ほどになるはずですから、ほぼ予想通りの数字です。

    最初にブログを書いた日付は2016年5月11日でした。1ページ目の記事には、クリニックがもうすぐ山ノ神にオープンするという内容が記されています。その翌日、5月12日の記事では熊本地震について触れていました。

    熊本地震が発生したちょうど10年前、私は桜十字病院に勤務していました。地震直後は、被災された近隣の方々が病院のロビーで寝泊まりされ、怪我をされた方や、薬を紛失して来院される方も多くいらっしゃいました。私自身も自宅の片付けが十分にできない状況でしたが、毎日休まず出勤し、診療にあたっていました。そうした震災後の混乱がひと段落した5月から、このブログを書き始めたようです。昨日、当時の記事を読み返し、懐かしく思い出しました。

    当初は、クリニックの特徴や得意分野を紹介する目的で始めたブログでしたが、日々更新を続けるうちに習慣となり、気づけば10年が経っていました。

    途中、話題に困る日も何度もありましたが、何とか書き続けてここまで来ることができました。これからどこまで続けるのかは自分でも分かりませんが、この習慣は当分やめられそうにありません。少しでも読者の皆さまのお役に立てる内容を意識しながら、今後も続けていきたいと思います。

    さて、今日は整腸剤について少し触れてみます。

    この数ヶ月、整腸剤の供給が制限され、十分な量を処方できなかった患者さんもいらっしゃったかと思います。つい先日、その出荷制限が解除されたと聞き、ひと安心しているところです。

    整腸剤には、ビオフェルミンをはじめ、ラックビー、ビオスリー、ミヤBMなどさまざまな種類があります。一見どれも同じように思われがちですが、実際には含まれる菌の種類が異なります。

    腸内には多種多様な細菌が存在し、そのバランスは個人ごとに大きく異なります。どの菌が不足しているか、どの菌が体質に合うかも人それぞれです。そのため、他の人に効果があった整腸剤が、自分にも同様に効くとは限りません。一つ試して効果が乏しければ、別の種類に変更することで改善する場合もあります。

    同様のことは市販のヨーグルトにも当てはまります。メーカーごとに使用されている乳酸菌やビフィズス菌の種類は異なり、それぞれに特徴があります。味の好みだけでなく、自分の体調に合うかどうかという視点も重要です。

    同じものを継続することも大切ですが、時には別の製品を試してみるのも一つの方法です。食後の体調の変化を参考に、自分に合ったものを見つけていただければと思います。

    また、一度「これが合っている」と感じたものでも、時間の経過とともに腸内環境が変化し、別の菌の方が合うようになることもあります。固定観念にとらわれず、柔軟に選択していくことが大切です。

    鶴屋7階 蕎麦とミニ親子丼のランチセット

  • 患者さんIDが22222人に到達!

    あちこちで地震が頻発しています。ちょうど先日が満月だったこともあり、地殻に歪みが出ているのかもしれません。ニュースを見ていると、次は2月2日と3月3日が満月で、3月3日は皆既月食だそうです。月食の日は月・地球・太陽が一直線に並ぶため、いつも以上に力が加わるのではないかと感じます。しばらくは地震に注意が必要だと思っています。

    今朝は自宅を出たときが1℃、クリニックは標高が高いためマイナス1℃でした。阿蘇の一の宮から来院された患者さんに伺うと、今朝はマイナス6℃だったそうです。寒さに慣れている阿蘇の方でも、「暖房が効かない」「北海道より寒い」とおっしゃっていました。こんな寒い時期に地震が起きるのは、なおさら怖いですね。

    さて、クリニックの診察券にはID番号が付いています。開業当初から通し番号でお渡ししているのですが、今日ついに22222番が出ました。去年、患者さんの数が2万人を超えたとは思っていましたが、ついにゾロ目がでました。次にゾロ目が出るのは、さらに1万人以上患者さんが増えたときです。直線的に増えたとしても、さらに5年ほどはかかりそうです。その日を楽しみに、これからも頑張りたいと思います。

    明日は春の七草ですね。私が小学生の頃までは、正月は最初の1週間ほど、どの店もほとんど開いておらず、年末に買いだめした野菜と餅を、毎日ひたすら食べていました。そして7日の七草の日に、餅などを食べすぎたお腹をおかゆで癒やす、そんな日だったように思います。この頃になって、ようやく仕事始めとなり、街には初荷の旗をつけたトラックが走っていましたが、最近はすっかり見かけなくなりました。

    そういう私自身も、1月2日には下通のイタリアンレストランに行き、「おせちはもういいかな」という感じですから、いい時代になったものです。正月から店を開けてくれる人がいるのは、本当にありがたいことですね。

    ベトナム料理金堂

  • 熊本地震から9年

    あの日から9年が経ちました。あっという間ですね。あの地震の夜、近くの中学校の校庭に避難しました。体育館はすでに人でいっぱいだったので、グラウンドに敷物を敷いて、登山用の防寒具を着込んで夜空を見上げて寝転がりましたが、あまりの寒さで断念し、余震が続く中、自宅に戻りました。
    ものが散乱し、家具も倒れて悲惨な状況でしたが、校庭で野宿するよりはマシでした。

    今日もすごい寒さで、地震のあった夜を思い出しました。地震で家に居れず、電気もない場所で暖を取れないというのは本当に辛いですね。それを思うと、熊本はまだいいほうで、東北の震災や石川の地震は真冬の時期でした。被災された皆さんは、寒さがいかに厳しかったかと思います。

    もうあんな経験はしたくありませんが、いろいろな方とお話ししていると、「神戸と熊本、両方の震災を経験した」とか、「東北と熊本、2回経験した」という方が意外といらっしゃいます。おそらく私たちは、いつか南海トラフ地震も経験することになるでしょう。

    だからこそ、備えるしかありません。自宅には、ある程度の水や食料、蓄電池、寝袋などを用意しています。クリニックには太陽光発電と蓄電池があるので、停電しても晴れていれば診療は可能です。しかし、内科の場合、処方箋を書いても薬局に在庫がなければ治療はできません。その点、鍼治療は治療用の針さえあれば対応できるので、万が一の際には針の在庫を持って避難所を回ろうと思っています。

    でも、災害の時に一番大切なのは、ご近所の皆さんとの「助け合いの心」ではないでしょうか。
    隣に誰が住んでいるのか、体の不自由なお年寄りがいないかなど、昔なら当然知っていたことも、今ではまったく分からないことが多いですね。これでは、避難するにも声をかけたり手助けをするという発想が生まれにくいのではと思います。

    普段、町内会などは「面倒だな」と思ってしまいがちですが、いざというときに頼れるのは、やはりご近所づきあい。お互いを知っているというのは、災害時には本当に大切なことだと感じます。

  • 地震に備えましょう

    熊本地震からちょうど8年たった昨日はそろそろ寝ようと思った途端に携帯から激しく「地震です!」とアラームが鳴ってびっくりしましたね。うちではiPhone2つとiPad、アンドロイドPadなど全部で5つの端末が一斉になったので無茶苦茶びっくりしました。何事だろうと思いました。大きな揺れがきます、と言っていたと思いますが全然揺れませんでした。キッチンにぶら下げているフライパンがゆらゆらと揺れているだけでした。携帯の緊急速報は本当に困ったものです。もっと静かに鳴ってほしい。とりあえずNHKをつけてみたら、アナウンサーはかなり静かなトーンで地震の被害状況や今後の対策について話していました。昔なら、甲高い声で何度も「命を守る行動を」と繰り返していましたが、騒ぐのをやめたのでしょう。いい傾向です。冷静に話さないと頭に入ってきません。

    私は以前急性期病院で循環器と救急の担当でした。夜間当直をすると20台から多いときだと40台ぐらい救急車が入ります。それぞれ、交通事故だったり心筋梗塞だったり脳卒中だったり大量服薬だったりで緊急事態なのですが、私たち救急担当医は決して慌てず冷静に静かに指示を出します。点滴、採血、レントゲン、次々と指示を出すのですがドラマや映画のように怒鳴ったりはしません。それでもたまに大声で怒鳴るドクターがいるのですが、ついてくれるナースがびっくりして結局仕事がはかどらなくなるので、静かに冷静に指示するに限ります。怒鳴るのは未熟な証拠、そして自分に余裕がない証拠です。

    最近は、怒鳴らなくても、こうしたほうがいいんじゃないかとアドバイスしただけで下の人はパワハラを受けたと言って欠勤したり退職したりします。部下と人間関係を良くしようと思って飲みに誘うと、飲み会参加は業務命令ですか、という話になる。難しい世の中になりました。当院にはそう言ってパワハラされたから欠勤するための診断書がほしいという人も来るし、かわいがって育てた部下からパワハラだと言われて心が折れたという上司の人も来院されます。みんな病んでますねーーー。