むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 水素回数券の販売を開始します

    お待たせしました。水素回数券が完成しました。今日印刷が上がったので、9月17日より販売を開始します。

    10回券(1回30分)で1万円(税抜)です。1回あたり1,000円となり、これまでの1回30分1,500円と比べて、かなりお得になっています。60分吸入をご希望の場合は、2回分をご利用ください。ご家族に限り共有も可能で、ご夫婦や親子で1枚の回数券を一緒にお使いいただけます。

    ゴーグルを使った目の水素療法は、鼻からの吸入とセットで1回分のお値段とします。つまり目の治療はサービスとなります。ただし「目だけでいい」という方は1回分の扱いになりますので、せっかくなら吸入を併用されたほうが効果的でお得です。

    吸入の記録はカルテに残りますが、回数券の使用状況までは記録されませんので、途中でなくさないようご注意ください。紛失時の再発行はできません。

    手術不能のがん患者さんの場合は、できるだけ長時間、毎日のように吸入いただくことが効果的です。その場合、毎日通院されるのは大変かと思いますので、しばらく当院で体験いただいたあと、よさそうであれば機器を購入するかリースすることも可能です。その際はメーカーをご紹介いたします。

    私自身も毎日吸入していますが、長時間使うほどに効果が感じられるようです。アンチエイジングや美容効果を期待する場合は、焦らず根気強く続けることをおすすめします。その日の疲れや二日酔いなどをとりたい場合は、短時間の使用でも効果が期待できます。

  • 祝 創立9周年

    当院は熊本地震のあった2016年の9月1日に創立しました。今日でちょうど9年になります。創立当初からスタッフとして働いてくれている人が数名います。長く働いてもらえることは、私にとって本当に喜びです。仕事は何でも任せられるし、相談にも乗ってもらえる。ありがたいことです。

    私たちのような中小企業の経営者は孤独なことが多く、誰にも相談できずワンマン経営に走ってしまう例も少なくありません。判断が正しいのかどうかを正してくれる人も少ないため、常に不安を抱えています。そうした中で、創立から9年も一緒に働いてくれている人材は家族同様であり、とても貴重だと思います。その他のスタッフも9年とまではいかなくても、みな長く勤めてくれていて、本当に頼りにしています。これからもどうぞよろしくお願いします。

    さて、病院のほうは、この9年で患者数も相当増えてきました。現在の段階で、駐車場や待合スペース、そして私が一日に診察できる人数はすでに上限に達していると思われます。今後、これ以上の業務拡大は難しいかもしれません。ただ、「調子が悪いから見てほしい」と希望される方は次々に来られるし、漢方を専門にしている立場上、私にしかできないことも多くあります。できる限りご希望に添えるよう、対策を取っていきたいと思います。

    もう一つの柱が訪問診療です。昼の2時間ほどを使って、老人ホームを中心に訪問しています。日本は今後ますます高齢化が進み、免許を返納すれば病院に来ることも難しくなります。そうした状況に対応するのが、私たち訪問診療の施設です。

    訪問診療のニーズは「通院が難しいから見てほしい」というだけではありません。最期を、病院で点滴やモニターや胃ろうに繋がれて過ごすのではなく、住み慣れた自宅で迎えたいと願う方も増えています。実は昨夜も看取りを行いました。静かに眠るような最期でした。これからも、そのような想いに応えられる経営を続けていきたいと思います。

    ドイツのノンアルコールビール。本物の味わいでした。

  • カルテは公文書

    私が毎朝出勤して最初にするのは、キューネットのセキュリティ(夜間警備)を解除することです。これを忘れていきなり鍵を開けると、サイレンがけたたましく鳴り、わずか数分で警備員さんが駆けつけてきます。実は過去に何度も「すみません、うっかり解除し忘れました」と謝ったことがあります。

    今朝はちゃんと解除して玄関に入ったはずなのですが、なぜか警備員さんが到着。どうしたことかと思ったら、解除操作をしたのに実際には解除されておらず、しかも通常なら鳴るはずのサイレンも鳴らなかったとのこと。調べてもらうと、昨夜の雷でセキュリティ端末が故障していたようでした。警備員さんから修理担当者にバトンタッチし、すぐに直してもらいました。キューネットさんの対応の早さには本当に感謝です。

    さて、最近は「職場のパワハラで体調を崩している」という患者さんが毎日のように来られます。心療内科の新患受付は現在停止していますが、もともとかかりつけの方については、このようなストレスによる体調不良のご相談も受けています。

    パワハラとは、上司が部下に無理難題を押し付けたり、感情的に叱責したりすることを指します。ただし診療の場で、上司と部下双方の言い分を確認して事実関係を明らかにすることはできませんし、それが医師の役割でもありません。場合によっては、部下側にも叱責される理由があるケースがあるのかもしれません。しかし私たちの仕事は、あくまで「事実関係の調査」ではなく、「体調の改善と治療」です。職場環境の改善は大切ですが、その対応は産業医や管理職といった立場の方々にお願いすることになります。

    同じように、家庭内のトラブルが原因で体調を崩される方も少なくありません。配偶者のモラハラが原因で来院される方の中には、離婚調停や裁判に至るケースもあります。この場合も、私の役割は体調の管理です。ただし、家庭での出来事が症状に関連している場合は、その経緯をカルテに記録しておくことがあります。これは後に裁判資料として提出を求められることがあります。

    カルテには一方の主張をそのまま記録することになりますが、裁判に使われる可能性があるため、診察時には誇張や事実と異なる内容がないよう、できるだけ正確にお話しいただくことが大切です。そうでないと、のちのちトラブルの原因となりかねません。

    晴れたり雷雨になったり目まぐるしく天気が変わりました

  • 土砂降りの訪問診療

    大雨でしたね。
    いつものように昼から訪問診療に出かけようとしたら、ちょうど雷雨が始まりました。あまりに土砂降りだったので、5分ほど様子を見ましたが勢いは衰えません。雨雲レーダーを見ると、この強い雨は1時間ほど続きそうです。

    私の訪問診療は、午後の外来診療に間に合うように戻ってこなければならないため、時間の制限があります。そこで、仕方なく出発することにしました。

    クリニック周辺は小高い丘の上にあるため、大雨でも安心なのですが、少し走るとアップダウンのある地形に入り、窪地では大量の雨水が排水しきれず冠水していました。老人ホームへ向かう途中の道路も激しく冠水。向こうから軽自動車が水しぶきを上げて走ってくるのが見えたため「通行可能だ」とは思いましたが、かなり危険です。注意深く水の中を走行しました。

    その後は、なるべく冠水していない道を選び、遠回りになっても安全第一で移動しましたが、幹線道路が冠水していると大渋滞になり、車が全く進みません。前にも後ろにも動けなくなりそうだったので、あれこれ考えた末に、最も冠水しやすい「神水交差点」を通るルートは断念しました。

    予定していた訪問を一部キャンセルし、ショートカットして他の施設をまわり、クリニックに戻ることに。水前寺にある老人ホームへの訪問は、クリニックの仕事が終わってから行くことにしました。


    私のこれまでの訪問診療の経験では、これほどの大雨に遭遇するのは年に1度ほどです。そのたびに、「ジムニーのようなオフロードに強い車なら安心かな」と思うのですが、未だに普通の乗用車を使っています。果たして、豪雨時の走破性において、ジムニーはどの程度優れているのでしょう?普通車とどれほど違うのか、実際のデータがあれば知りたいところです。


    そんな悪天候の中でも、今日は100名を超える患者さんにお越しいただきました。お盆休み前に薬を受け取りに来たという方が多く見られました。

    また、最近は発熱の患者さんが急増しており、その多くがコロナ感染です。
    帰省や旅行を予定している方も多い時期ですが、直前で感染してしまうと予定が台無しになってしまいます。くれぐれも、体調管理にはご注意ください。


    さて、以前にもご案内しましたが、水素吸入機が当院に導入されました。
    現在、私自身が試してみたり、スタッフにも練習を兼ねて使用してもらっている段階です。患者さんへの本格的な提供はお盆休み明けを予定しています。

    水素サロンなどでは、リラックスチェアでゆっくり吸入するイメージがありますが、当院にはそうしたスペースがないため、点滴や鍼治療に使用しているベッドを活用する予定です。

    ただ、最近はコロナ患者さんの急増により、点滴ベッドが常に埋まっている状況が続いています。そのため、水素吸入をご希望の方には、まず以下のような優先度でご案内させていただく方針です。

    • がん治療中の方

    • 起立性調節障害などで不登校傾向にあるお子さん

    • コロナ後遺症で他の治療手段がない方

    しばらくは、美容やアンチエイジング目的の方にはお待ちいただくことになるかもしれません。ご理解いただければ幸いです。

    上水前寺の藤食堂。野菜炒めとちゃんぽんを頼んだら見かけそっくりの2皿が・・・

  • 暑さでエアコンが壊れた!

    あまりの暑さのせいか、クリニックのエアコンが壊れてしまいました。故障したのは、待合室についている一番大きなエアコンです。幸い、診察室などの小さなエアコンは大丈夫だったので、外気のような地獄の暑さにはなりませんでしたが、それでも焦りました。

    この猛暑ですから、エアコントラブルはあちこちで起きているようです。メーカーに連絡しても、通常ならすぐには来てもらえないことが多いと思いますが、病院という公共性と、命に関わるほどの暑さという状況からか、迅速に対応していただきました。感謝です。原因はエアコン内部の温度センサーの故障とのことで、修理が必要になりました。完全に直るまでは少し時間がかかりますが、今のところ無事に稼働しており、院内の温度は適切に保たれています。

    さて、昨日はどのテレビ局も「津波、津波」と騒いでいましたが、実は今、もっと深刻な問題が「干ばつ」かもしれません。日本史の教科書で、飢饉や百姓一揆の話を学びましたが、あれは多くが長雨や冷夏による不作だったと思います。アフリカのような地域では干ばつによる飢饉も珍しくないですが、日本で干ばつが問題になるとは、まさか夢にも思いませんでした。

    幸い熊本は、阿蘇からの地下水が豊富なおかげで、今のところ影響はなさそうです。ただ、新しくできた半導体工場が大量の地下水を使用すると言われており、今後の影響は未知数です。政府の備蓄米も底をついていることでしょうし、新米の収穫はあてになりません。米が市場にあるうちに、少し多めに買っておこうかと思っています。ちなみに、こういった事態に備えて、うちの庭には芋を植えておきました。すくすくと育っています。

    さて、話題はお米からパンに移ります。

    私は毎朝5時に起きて、簡単な朝食しかとりません。とはいえ、もう少しまともで栄養バランスのとれた朝食を、なるべく手間をかけずに食べたいと思っていました。そこで、ChatGPTに聞いてみました。

    「私は毎朝、小さなパンとコーヒーだけの朝食です。炭水化物を減らしてタンパク質を増やした、健康的な朝食を考えていますが、あまり手の込んだものを作る時間はありません。いいアイディアがあったら教えてください。」

    その答えは、「ゆで卵や卵焼き、ベーコンエッグなどがおすすめです。パンを食べたい場合は、ローソンやシャトレーゼに低糖質パンがあります」とのこと。リンクまでつけて教えてくれました。

    「あー、その手があったか」と思い、今日は仕事帰りにシャトレーゼに寄って、さっそく低糖質パンを買ってきました。冷凍パンで、「糖質85%オフ」と書いてあります。すごい、まさにこういうのが欲しかった!

    明日の朝、さっそくいただくのが楽しみです。

    馬肉の乗ったサクラ茶碗蒸し  立ち寿司