五月晴れのカラッとした気持ちの良い日曜でした。今日もどこかの学校では運動会だったみたいです。天気に恵まれてよかったですね。私もいつものごとく洗濯をしたり布団を干したり、洗車をしていい天気を満喫しました。午後からは久しぶりにリアルの学会に参加しました。日本統合医療学会の熊本支部総会でした。コロナの間ずっと中断していたので、3年以上ぶりでした。やっぱり、会場に足を運んで演者の先生の生の声を聞いて勉強するのはいいものです。演者は沖縄の宮城旺照先生でした。
この先生は著書があり、「1日1分首わしづかみで脳脊髄液を流しなさい」という本です。今日の講演で面白かったのでさっそく購入しました。私たちが日頃からよく目にする頭痛、めまい、ふらつきなどが天気の影響を受けやすいことは御存知の通り。その時、私たち漢方専門医は五苓散という水分代謝を良くする漢方を使って頭の余分な水分を抜きます。今日の講演では、首を後ろからぐいとわしづかみにしてマッサージすることで首周りの筋緊張がほぐれ、頸静脈の圧迫が解除されることで脳脊髄液の流れが正常化し、頭痛やめまいから開放されるとのこと。なるほどー理にかなっています。
めまいの原因には、発作性頭位めまい、メニエール病、前庭神経炎、自律神経失調などがありますが、耳鼻科YouTuberの竹越先生が肩こり関連めまいという分類を提唱され、肩こりをとる葛根加朮附湯、桂枝加苓朮附湯などでめまいが改善すると解説されていました。私はそれを聞いて以来、肩こりとめまいの関連は注意してみているのですが、首コリのほうがもっと関連していそうです。思い起こせば、私がこの前めまい発作を起こしたときレセプトチェックに精をだして肩首がすごく凝っていたのは間違いありません。薬を使わず首のマッサージで治るらしいので、今度試してみたいです。やっぱり学会に参加するといろいろ新しい知識が入って進歩します。