むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 鍼治療について

    珍しく天気予報が外れて雨になりました。気温も上がらず肌寒い一日となりました。体が寒さに慣れていないので、洋服をどのくらい着たらいいのかわからない感じですが、風邪を引かないようにしましょう。

    当院は整形外科はないのですが鍼治療をしている関係で関節や腰の痛みなどで来院される方が結構います。鍼治療は整形外科でレントゲンなどを撮ってすでに診断を受けている方を原則とします。それでないと、あとから検査して骨に問題があった(骨折その他)ではいけないと思うからです。鍼は肩こり、頭痛、五十肩、腰痛、ぎっくり腰、膝の痛み、自律神経失調、めまい症などが主です。たまに顎関節症や目のぴくつきなどの治療をすることもあります。

    当院では、セイリンという国産の使い捨ての鍼を使っています。一人あたりだいたい15本前後の鍼を使って治療します。痛みの局所の治療と、遠隔の大切なツボとを組み合わせて15箇所のツボ刺激を行います。遠隔のツボは経絡と言って人の体表面に縦方向に気の通り道があるのですが、ツボはその道の駅みたいなスポットになっています。例えば、腰痛では腰からまっすぐ線を足の方へおろした太陽膀胱経という経絡があり、膝裏やふくらはぎにあるツボを指圧したりすることで腰痛治療ができます。不思議ですが、とても有効なのでそういった経絡を意識して治療しています。