むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 大豆ミートは美味しい商品がいろいろあります

    熊本城マラソンは快晴に恵まれ、素晴らしい一日でした。私は出場していませんが昼間に外に出たら相当日差しが強くて暑かったです。出場した方、日焼けや熱中症対策も必要ですね。ビタミンCをたっぷり取りましょう。市内は交通規制があちこちであっていたので、あまり車で出あるける状況ではありませんでした。この日ばかりは仕方ないですね。夜にジムの温泉に行ったら、それほど混んではいませんでした。妻と話していたら、出場した人は走ったあとすぐお風呂に入るから夜にわざわざこないよ、と言ってました。たしかにその通り。

    私は朝からネット講演会でミネラル・サプリの勉強をしました。この分野は日進月歩です。難しいので、後日アーカイブでもう一度復習したいと思います。近々私は講演の予定が3つあるため、自宅で構想を練りました。天気がいいので布団を干したり洗濯をしたりで家事もはかどりました。

    最近私はゆるーいベジタリアンをしています。週末は肉も食べているので適当なのですが、肉を買わなくなりました。おかげで生協のカタログで見るページが半分くらいになり、あと半分はスルーです。時短になりました。肉を買わない分お金が浮くかといえばそうではありません。毎週大量の野菜を買います。それに加えて、グリーンカルチャーから大豆ミートを定期的に買っています。最近の大豆ミートはひき肉のようなものや、プルコギ、炭火焼、ビビンバ用など調理済みのものもたくさんあります。ほとんど肉と区別はつきません。美味しく食べられるし、コレステロールなどはゼロだし、何しろ環境にやさしい。と言うわけで、経済的には何のプラスもありませんが、自分の健康と地球の環境には間違いなくプラスだと思います。

     

  • 咳止めは入荷しないので処方できません

    土曜日、帰宅の途中で近所の公園を通りかかったらマーケットをやってました。のぞいてみたらキムさんのチヂミの店やタコスのキッチンカーが来ていたので早速買って帰りました。ランチに私の好物のチヂミとタコスを両方食べられるなんて、幸せです。それにしても暖かくていい天気でした。花粉症の人には辛い季節でしょうが、私は布団を干したり洗濯をしたり家の掃除をしたり、温かい午後を慌ただしく過ごしました。夜にいつものようにジムに行ったら、かなり人が少ない状況でした。明日は熊本城マラソン。先日までみんな最終調整でジムはすごく混んでいたのですが、さすがに前日は家で準備に余念がないのでしょう。皆さんがんばってください。

    このところの医薬品不足で咳止めや痰を切る薬は一切入りません。コロナやインフルエンザで咳止めを処方したいのはやまやまですが無い袖は振れません。私の場合、漢方という手があるので、これまで漢方で対応して来ましたが、ついに漢方の咳止めも入らなくなってしまいました。もう打つ手がありません。患者さんには、市販の龍角散やコルゲン咳止めなどを買ってくださいとお話しています。あまりに咳がひどく肋骨にヒビが入ったみたい、というような場合は、仕方ないので喘息に使う吸入薬やステロイド内服などを出しています。本当に困った状況です。

    厚労省は私たち処方する側にジェネリック医薬品の使用目標を8割と言ってきています。おそらく処方箋で8割以上は一般名処方しているのでほぼ達成できていると思われます。一方ジェネリックメーカーは膨大な需要に対応するため先発メーカーの10倍以上の品目を工場の工程表がモザイクになるほど複雑に切り替えながら対応しています。年々薬価が下がり、頑張っても全く利益にならない。ジェネリック業界はもう限界だと思います。一方、先発メーカーは利益にならない薬価の低いジェネリックを作ると会社の体力を落とすため、高価な抗がん剤やバイオ医薬品ばかり作っています。こんな状況ですから、すでに医療崩壊と言っていいのではないかと思います。

  • 集中するとどこかにトリップした感じになる

    ネットサーフィンをしていたら偶然見つけた記事に、インスタントコーヒーを美味しく入れる方法がのっていました。それは、とても簡単なこと。まずインスタントコーヒーを少量の水に溶いてからお湯を注ぐこと、それだけです。なんで・・・と思いましたが、ものは試しで同じコーヒーカップを2つ用意して片方は水で溶いたあとお湯を注ぐ、もう片方は直接お湯に溶かす。飲み比べてみたらびっくり、たしかに水に溶いてからお湯を注いだほうが美味しくできました。ネットの記事によると、インスタントコーヒーに含まれるでんぷん質がいきなりお湯を注ぐと均等に混ざらないとか。真偽の程はわかりませんが、美味しくいれる方法は確かなようです。お試しください。

    来週は産婦人科の会で漢方の講演を頼まれており、今週末には最終的なスライドのチェックをします。その後3月には日赤の会で循環器領域の漢方の話をする予定で、その後には、上益城医師会にて頭痛と目まいの漢方の講演をします。それぞれ、聞く人たちの漢方のレベルを考えてスライドを用意しないといけないのでしばらくは週末ごとに準備に追われます。平日は全く時間がとれません。それでも、発表までの時間がないため、今朝は7時から8時までクリニックの診察室でずっと構想をねっていました。私はこの様に講演のストーリーを考えるときはトリップしたみたいに現実の世界から遠いところまで飛んでいって夢でも見ているかのようになります。そんな中、スタッフが出勤してきて目の前に現れると急に現実に引き戻され、びっくりします。

    私が大学院時代は日頃ずっと研究(実験)の日々で、なにか結果がまとまったら一刻も早く論文にしないといけませんでした。世界中で同じようなテーマで研究しているグループが必ずいて、不思議と大発見というのはほぼ同時に起こります。あとは一日でも早く論文として世に結果を発表しないと、遅れたらすべてがパーになります。そう言う事情で、大量の研究結果の資料を抱えて、救急病院で当直しながらひたすら論文を書いていました。頭の中は英語でずっと考えていて現実からトリップしていました。そんなとき、救急車が入ってくると急に現実に引き戻されていたのを思い出しました。

  • 診療報酬改定

    日中は暖かったですね。冷房をつけようと思ったのですが、さすがに思いとどまってとりあえず長袖白衣を脱いで半袖で仕事しました。2月に冷房なんて、めったにないことですね。夜になり、北風が強くなってきました。明日は冷えてくるようなので寒暖差で体調を壊さないようにしないといけません。風邪、インフル、コロナ、胃腸炎、喘息、花粉症、この時期はなんでもありです。おかげで通常の1−2割増しで毎日忙しいです。

    今年は診療報酬改定の年で、今日の新聞にはそのことが大きく乗っていました。これから細かい変更点が明らかになり、私たちは大急ぎで分厚い本を買って改定ポイントを勉強したり、説明会に出ないといけません。世の中物価がどんどん上がっており、人手不足で賃金も上がっています。多くの企業は商品の値上げをすることでデフレを脱却して収益が回復しているところもあります。しかし医療業界は自分たちで勝手に値段をつけられません。厚労省が決めた診療報酬が公定価格です。しかも年々引き下げられて厳しい状態。内科の分野は今回大幅に点数が下がり、大赤字だと冷や汗ものでした。昨日明らかになった情報で、その大幅減益はなんとか避けられそうですがマイナス数百万にはなります。報道では、スタッフの賃上げ資金として初診料・再診料を20円程度値上げする話がありますが、それで1日80人診ても+1600円です。1ヶ月で24日働いたとして38000円です。10名のスタッフで分けると一人あたり3800円にしかなりません。そんな賃上げは焼け石に水。もっと上げないと意味はないので結局経営としては赤字になります。

    もう一つ困ったことに熊本は過疎化が進み人口がどんどん減っているのにTSMCを始め半導体工場がどんどんできて働き手の取り合いになっています。これら半導体メーカーは時給を熊本の標準の2−3倍提示しているという話で、多くの労働人口がそちらに取られています。そのあおりで介護業界などはすごい人手不足で何十人ものお年寄りを一人の当直介護士さんが夜勤でみているような話もあります。怖い話です。介護業界も人集めに賃上げするしかないので、老人ホームでは患者さんに手がかかる場合、あらゆることが別料金となっており、存亡をかけた必死の営業活動が見受けられます。

    老人ホームにもバレンタインの飾り(ホスピタルメントさくら西館)

  • ジャジャン(チャジャン)麺はうまい

    今日は帰宅後ZOOMで同窓会みたいな会があり、現地に行けばみんなに会えたのですが診療で遅くなったのでオンライン参加しました。それが終わってから、ついいつもの癖でNetflixに切り替えて、ドラマを見始めたら、あっという間に時間がたってしまいました。「無人島のディーバ」という韓ドラが面白くて見始めたら止まりません。また、昼ごはんを食べながらNetflixで「チャジャン麺讃歌」という番組を見たら、これまたよだれものでした。炸醬(チャジャン)麺というのはその名の通り味噌ダレのようなもの(醬)を油で揚げ(炸)たものを麺にからませた料理です。日本にはあまりないのでご存知ないかもしれません。マックスバリュにはチャパゲッティというインスタント・チャジャンメン(オリーブオイル風味)が売ってあるので、どんなものか試したいならそれがおすすめです。しかし本物は刻んだ肉と四角に切った玉ねぎを炒めたものが入っており、それが黒いソースに混じってなんとも言えない美味しさがあります。私が、チャパゲッティを作るときは必ず玉ねぎを入れます。

    番組によると、中国の山東省から華僑たちがインチョン(仁川)に移住してきて、中華料理の炸醬麺を作ったのが韓国人に好まれる味に変化したもので、オリジナルの中華とは全然別物になったそうです。また、韓国では卒業式とか引っ越しの際にみんなでチャジャン麺を食べるのが風習のようで、韓ドラを見ていてもそのようなシーンを良く見かけます。私はアメリカにいた頃、ヒューストンにある韓国系中華料理店にジャジャン麺がありはじめて食べたのがとても印象的で覚えています。コロナ前に何度かソウルに遊びに行ったときもソウル駅前を歩いていてたまたま見かけたチャジャン麺屋さんで何度も食べました。黄色いタクワンと切っただけの玉ねぎとキムチが取り放題になっており、玉ねぎって生でこんな食べ方があるんだとショックを受けました。熊本には今の季節超美味しいサラダ玉ねぎがあります。これなんか、水にさらさなくてもザクザク切ってそのまま食べられます。チャジャン麺屋さんの玉ねぎに似せるなら、ちょっと酢をかけて、甜麺醤を塗って食べたらほとんど同じ味になります。

    今日来られた患者さんの血圧や採血データがすごく良くなっており、話を聞いたら酢玉ねぎを毎日食べていると言われていました。やっぱり玉ねぎは体にいいんだなと実感しました。私も真似してみようと思います。

    久木野