むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 不適切にもほどがある

    今日はTVをつけると一日中関東の雪の話題でした。今晩どうなるのか気になりますが、関係ない九州のテレビでまで一日中やっているのはやりすぎでしょう。関東のローカル番組でやってくれればいいのに。

    さて、ネットフリックスを開いたら、バーンとトップに出てきたのが「不適切にもほどがある」つい最近TBSでやっていた話題のドラマです。私はTVは見ないので、ネットで話題になっていたのをみたのですが、ちょっと気になっていました。ネットフリックスで第2話まで見られるようだったので、なにげに見始めたら面白い!昭和の古き良き時代を思い出します。今はコンプライアンスで何でもかんでも縛られて不適切なことをできない世の中。昭和の時代は今考えると無茶苦茶だったので、本当に好き放題やってました。みんな元気よく、活気に溢れ、景気も良かった。最近、働き方改革とか、頑張れと言うな、黙って寄り添うべきだ、とかいろんな新常識がわずらわしい。このドラマの昭和の主人公に言わせると「きもちわるい」ことがいっぱいです。それを今と昔を対比しながらタイムスリップもののドラマ仕立てで見せてくれる。続きが楽しみです。きっと平成生まれの若い世代にはこのドラマの意味はわからないでしょうね。

    私が研修医だった頃は、大学病院に何日も寝泊まりしてほとんど帰宅できず、ずっと働いていました。当直した翌日も普通に勤務です。今では研修医は5時に帰すよう決められています。先日タクシーの運転手さんから聞いたのですが、天気が悪いとき昔なら稼ぎどきだと頑張って働いていたのに、今の運転手さんたちは、「天気が悪いし体調も悪いから今日は働くの止めとこう」と言うそうです。それを会社が「だめじゃないか、働け」と言ってはいけないそうです。もし今日は雨も降っているし、お客さんがたくさん待っているから働け、と言われて無理やり働かされた運転手さんが事故でも起こしたら会社の責任だから、無理強いできないそうです。どおりでタクシーを呼んでもいつまでもこないわけです。大変な世の中です。コンプライアンスとか働き方改革とかは一部の人には改善、一部の人には改悪。昔と今とどっちがいいとか悪いとかは言えませんが、不自由な世の中になったのは間違いないですね。