むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 集中するとどこかにトリップした感じになる

    ネットサーフィンをしていたら偶然見つけた記事に、インスタントコーヒーを美味しく入れる方法がのっていました。それは、とても簡単なこと。まずインスタントコーヒーを少量の水に溶いてからお湯を注ぐこと、それだけです。なんで・・・と思いましたが、ものは試しで同じコーヒーカップを2つ用意して片方は水で溶いたあとお湯を注ぐ、もう片方は直接お湯に溶かす。飲み比べてみたらびっくり、たしかに水に溶いてからお湯を注いだほうが美味しくできました。ネットの記事によると、インスタントコーヒーに含まれるでんぷん質がいきなりお湯を注ぐと均等に混ざらないとか。真偽の程はわかりませんが、美味しくいれる方法は確かなようです。お試しください。

    来週は産婦人科の会で漢方の講演を頼まれており、今週末には最終的なスライドのチェックをします。その後3月には日赤の会で循環器領域の漢方の話をする予定で、その後には、上益城医師会にて頭痛と目まいの漢方の講演をします。それぞれ、聞く人たちの漢方のレベルを考えてスライドを用意しないといけないのでしばらくは週末ごとに準備に追われます。平日は全く時間がとれません。それでも、発表までの時間がないため、今朝は7時から8時までクリニックの診察室でずっと構想をねっていました。私はこの様に講演のストーリーを考えるときはトリップしたみたいに現実の世界から遠いところまで飛んでいって夢でも見ているかのようになります。そんな中、スタッフが出勤してきて目の前に現れると急に現実に引き戻され、びっくりします。

    私が大学院時代は日頃ずっと研究(実験)の日々で、なにか結果がまとまったら一刻も早く論文にしないといけませんでした。世界中で同じようなテーマで研究しているグループが必ずいて、不思議と大発見というのはほぼ同時に起こります。あとは一日でも早く論文として世に結果を発表しないと、遅れたらすべてがパーになります。そう言う事情で、大量の研究結果の資料を抱えて、救急病院で当直しながらひたすら論文を書いていました。頭の中は英語でずっと考えていて現実からトリップしていました。そんなとき、救急車が入ってくると急に現実に引き戻されていたのを思い出しました。