むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 梅雨を元気に乗り切る

    梅雨入りのニュースとともに、毎日雨が続いていますね。週間天気予報でも、しばらくは雨マークが並んでいます。屋外での活動が制限されるこの季節、気づかないうちに運動不足になってしまいがちです。

    私はチョコザップで運動しているので、天候に左右されずに運動を続けられています。出かけるまでは少し億劫ですが、ジムに着いてしまえばいつも通り体を動かせます。もし運動不足が気になっている方がおられたら、ぜひジムの利用を検討されてはいかがでしょうか。ジムは真夏の炎天下でもエアコンが効いているので快適です。

    さて、この時期に増えるのが、めまいや頭痛などの不調です。漢方ではこれらを「水毒(痰飲)」と呼び、体内の水分代謝のバランスが崩れることで起こると考えられています。五苓散を代表とする利水剤で、余分な水分を体から排出することで改善が期待できます。

    また、日照時間の減少によって気分の落ち込みや不眠を訴える方も増えてきます。このような時期は、せめて室内の照明だけでも明るくして過ごしましょう。部屋が薄暗いと、気分がより沈みがちになります。朝なかなか起きられない中高生も多いですが、朝の血圧を少し上げてあげることで動きやすくなることがあります。あわせて、朝はカーテンを開けてしっかりと光を取り入れ、室内の電気もつけるようにすると、体内時計のリズムが整いやすくなります。起立性調節障害のお子さん向けに、かなり明るいライトも市販されていますが、まずは生活の中でできる範囲から始めてみましょう。

    先週、山田悟先生の著書『糖質疲労』を読みました。糖質(炭水化物)を控えめにし、脂質とたんぱく質をしっかり摂ることの大切さを学びました。ところが私自身の朝食はというと、小さなパン一切れとコーヒー、あずき甘酒だけで、脂質とたんぱく質が極端に少ないことに気づきました。これを改善したいと思っていますが、朝の食事を変えるのはなかなか難しいものですね。

    たとえば、納豆にマヨネーズを加えて食べてみたところ、これはたんぱく質と脂質の両方が摂れるのでOK。唐揚げも理想的ですが、朝から揚げ物は少し重たいですね。卵焼きやゆで卵など、朝からでも食べやすいものから取り入れていこうと思います。

    食事を変えるということは、生活習慣を変えることでもあります。これは案外難しいですが、まずは無理をせず、少しずつ慣らしていくことが大切だと感じています。皆さんもこの梅雨の季節、体調管理に気をつけて、元気にお過ごしください。