むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 内科学会WEB参加

    土日は内科学会でした。実際は大阪で開催されているのですが、現地は万博もありホテルを取るのは困難。そもそも私は土曜の昼まで仕事なので、行ったとしても土曜の夜しか着けず、行っても仕方ない、というわけで自宅でWEB参加です。

    プログラムは金・土・日の3日間あり、リアルタイムで参加するものと、オンデマンドで参加できるものがありますので、学会時間外でも視聴できます。すごくたくさんの講演があり、現地に行った場合はほんのわずかしか聴くことができませんが、WEB参加だと同じ時間にA会場、B会場などで同時開催されているシンポジウムも、後からすべて聞くことができます。おかげで、専門外の分野まで丁寧に講演を聞くことができ、かなり勉強になっています。
    学会が終わってからも視聴できるので、しばらくはNetflixのドラマ視聴を休んで、勉強に充てたいと思います。

    学会の講演を聞いていて、とても心地よいと感じます。それはなぜかというと、製薬会社の講演会と違って忖度したような嫌な後味がなく、薬の適応外処方なども関係なく、学問としての興味を100%満たしてくれるからです。
    近年、製薬会社の講演会はスライドのチェックが厳しく、講演中の発言まで制約があり、昔のように自由に話せるアカデミックな雰囲気がなくなっています。そういう意味でも、やはり学会はきちんと参加して知識のアップデートをするのに最適だと改めて感じました。

    ところで、私は暇さえあればチョコザップでランニングしています。とはいえ、時間が取れない日もあるので、月に15回くらいです。ランニングをしていると、目の前のモニターにいろいろな運動やダイエットに関する情報が流れています。
    今日目に留まったのは、「1キロ痩せるのに何キロカロリー消費する必要があるか?」というクイズです。以前このブログでも書きましたが、答えは約7000キロカロリーです。

    私が毎日走って消費するカロリーは約200キロカロリーなので、1ヶ月で3000キロカロリー。ということは、このペースで2ヶ月きっちりチョコザップに通っても、1キロも痩せられないということになります。

    よく当院にも「痩せる漢方がほしい」と、まるで夢のようなことを言って来院される方がいらっしゃいますが、私がこれだけ努力して2ヶ月で1キロも痩せられないという現実を、よく考えていただきたいと思います。
    大した運動も食事制限もせず、漢方を飲むだけで痩せるはずがありません。漢方は単なる動機づけであり、ダイエットを頑張ろうと決心するための材料だと、思っていただきたいと思います。