今日は昭和の日でお休みでした。よく晴れて、まさに行楽日和でしたが、私は訪問診療があったため、いつものように4つの老人ホームを回りました。市内は車の量が少なく、道も空いていたのでスムーズに移動できました。
ただ、ペーパードライバーと思われるようなノロノロ運転や、曲がりそうで曲がらない、どちらに進むのか分かりにくい車、さらにはクリニック近くの極細の道で、離合の際にとんでもない場所で止まってしまい、前にも後ろにも動けなくなる……という場面もありました。ゴールデンウィーク中はこういった車が増える印象です。いつも以上に安全運転を心がけて、思わぬ事故に巻き込まれないよう注意したいですね。
せっかくの休日も、ダラダラ過ごすとあっという間に終わってしまいます。私は、訪問診療が昼からだったので、午前中は自宅の掃除や洗濯をしました。普段の日曜日には手が回らないような場所の掃除や、冬物の洗濯、シーツや枕カバーの洗濯などに励みました。太陽光パネルで蓄電し、自転車のバッテリーも満タンにしました。夜は「ミフネテラス」のサウナへ。いつもより時間をかけてじっくり汗を流しました。深くリラックスし、「ととのい」ました。
先日開催された内科学会総会のアーカイブを、毎日のスキマ時間に少しずつ視聴して勉強しています。専門外の分野の講演も非常に勉強になります。今日は「医学知識のアップデートと自己学習にチャットGPTを活用する」というシンポジウムを視聴しました。私も日頃からAIを使って診療中に自分の知識を補い、判断が間違っていないかを確認しているので、その有用性は実感しています。
よく患者さんがネット検索で自分の症状を調べ、「これに違いない」と思い込んで来院されることがあります。問題は、その検索結果の理解や判断が素人ゆえに誤っているケースが多いことです。
私たち医師が調べると、一瞬で「これは必要」「これは不要」と情報を取捨選択できますが、患者さんが見ると、その判断がつかず、少し似ているだけで「これだ」と思い込んでしまいます。この思い込みはとても厄介で、診察時に役立つどころか、誤解を正すために余分なエネルギーを使うこともしばしばです。
今後は、AIを使って症状を調べることが主流になるでしょうから、たとえ医療の素人であっても、より精度の高い情報にアクセスでき、正しい方向へ導かれるようになることを期待しています。