むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 私はレバーは食べない

    ウォーキング程度の運動なら毎日8000歩以上を目指して歩いていいのですが、スポーツジムで走ったり筋トレしたりするのは毎日しないほうがいいと言われています。運動で傷んだ筋繊維を修復する日を入れないと故障するからです。実は今日も帰宅後走ろうと思っていたのですが、アプリで近所のチョコザップの状況を見たら混み合っている事がわかりました。一つとなりのチョコザップまでも800mで、そちらなら混んでいないとわかったのですが、今日は筋肉を休める日にしました。

    貧血の患者さんで、鉄を測ってみると極端に少ない人をよく見かけます。慢性的な鉄欠乏です。鉄剤を飲んでもらえれば貧血も改善するし、その他諸々の体調不良も良くなるはずですが、肝心の鉄を飲むと胃の調子が悪くなって飲めないという人がいます。そう言う患者さんと話をしていると、頑張ってレバーを毎日食べているんですけど、という人がいます。私は、それはおすすめしません!と断言します。レバーに鉄が多いのは間違いではないのですが、毎日は食べないほうがいいと思っています。

    なぜなら、レバー(肝臓)は体に溜まった毒を処理する解毒の臓器なので、一番毒素を多く含んでいるのです。特に鶏は鶏舎でぎゅーぎゅー詰めで飼育されているため、一たび病気が流行ったら何万羽という鶏が処分されてしまいます。それを避けるため、養鶏の餌には抗生剤をバンバン入れて育てているのです。この養鶏用の抗生剤は人と違って規制が甘く大量に使われており、排水にも混入して社会問題となっています。そして、その投与された抗生剤が肝臓に集まっているので、鳥のレバーは食べたくないのです。安い鶏肉は南米などから輸入されたものですから、特に要注意です。こういう理由から私はこのところ肉食を極力ひかえて菜食にしています。