むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • リフレッシュ完了

    連休の前半最終日、午前中は梅雨末期の豪雨のような天気でしたね。行楽の予定だった人は残念ながら何もできなかったかもしれません。午後には雨も上がりましたが、しばらく天気はぐずつくようです。私は毎日少しずつ見ていたNetflixの「力の強いカン・ナムスン」という韓ドラを一気に最終回まで見ました。最初はスーパーマンとかスパイダーマンみたいな展開でしたが、話が進むに連れだんだんスリル、サスペンス、恋愛などてんこ盛りの面白いドラマでした。一つドラマを見終わると、さて次はどれを見ようと、ドラマロス状態になるのですが、たまたま次はこれを見ようと思ってマイリスト入りしていたドラマがいくつかあったので、午後はジムでランニングしながらその第1話を見ました。つかみは良かったので続けてみようと思います。

    連休出だしの3日は本当に仕事を離れてリフレッシュに徹することができました。阿蘇の温泉なども考えましたが、阿蘇はいつでも行けるのであえて家で掃除洗濯韓ドラで過ごすという贅沢。これもよしです。明日から3日間は忙しくなりそうですが、その後また連休ですから、気合を入れて働きます。

    今度の診療報酬改定で受付にあるマイナ保険証のリーダーで読み取った情報(他院での処方内容など)を診察室で見られるようなシステムにしないといけなくなり、そのためにはウインドウズパソコンが必要とのことでした。当院の電子カルテは全部マックなのでウインドウズは余っていません。自宅にある古いウインドウズパソコンを見てみましたが、使い物にならないくらい古かったので新しく買いました。Lenovo(旧IBM)のX1カーボンと言うノートパソコンで知る人ぞ知る名機です。20万以上するのですが、関西電力の子会社が中古(官公庁などから旧機種を下取って、SSDを新品に入れ替えて売っている)を6万で見つけて買ってみました。これはお買い得でした。もともとすごくいい機種なので、中古でも私が10個くらい持っているノートパソコン(ほとんどクロームブック)よりはるかに性能が良くて最高です。これを設定していじっていたら、あっという間に連休前半が過ぎてしまったのでした。

  • 明日できることは今日しない

    雨も上がって行楽日和の日曜となりました。私はいつもこういうときはあまり遠出はせず、近場で過ごします。今日も、最近新市街にオープンしたキンパ専門店クマブンシクに行き、キンパを3つテイクアウトしました。ランチには少し遅い時間だったのですが、それを持って実家に行き、両親とお茶を飲みながらつまみました。3種ともすごく美味しかったです。キンパは日本の海苔巻きと見かけは似ていますが味は結構違います。スーパーのお惣菜コーナーにキンパが売ってあることがありますが、買ってみるとだいぶ本物とは違っていてがっかりさせられます。クマブンシクは本場の味です。

    夕方はいつものようにスポーツジムに行きました。連休だから混んでいるかと思いきや、ガラガラで逆にびっくりしました。快適に5キロランニングして、筋トレもして、温泉で汗を流しました。あまり混んでいなかったので、サウナにもゆっくり入って、久しぶりにととのいました。最近はゆっくりサウナに入る時間もないのでサウナに行ってもととのわないのを常として、さっさと帰宅することばかりでした。ちゃんとととのうまでゆっくりできたのは半年ぶりぐらいだった気がします。おかげですっかりリラックスできて、身も心もリフレッシュできました。

    自宅では掃除、洗濯、布団干しとすることがいっぱい。洗濯は4回もしました。週間天気予報では晴れるのは今日だけだったので、明日にはまわせない。領収書の整理とか、レセプトのチェックなどもしないといけないし、今度の漢方の講演で使うスライドを作らないといけない。とにかく忙しいのですが、せっかくの休みなので、今日は一日リフレッシュに当てて、仕事は明日することにしました。

  • 学会のHPを作成しました

    ゴールデンウイークが始まりましたね。皆さん予定はいかがですか。前半は晴れるみたいなので、行楽日和かもしれません。クリニックもカレンダー通りお休みとなります。休み前に薬を取りに来られる患者さんがかなりいたため、土曜日は目が回るような忙しさでした。それでも、午後1時頃にはなんとか診療は終わりました。正月もお盆もGWも、休みはいいのですがその前後に患者さんのしわ寄せが来るのでクリニックにとっては忙しさが半端ないです。今日は診療のあと、クタクタだったのでスポーツジムで運動はひかえて温泉だけ入ってリフレッシュしました。明日から連休の間は毎日ジムでなまった体を鍛えます!

    今年の11月に日本東洋医学会九州支部総会というのがあり、九州各県が持ち回りで担当するのですが、今回は熊本の当番です。私は熊本の県部会長という役職で、この会を企画運営しないといけないのですが、日頃いそがしすぎて全く企画など具体的に考える暇がありませんでした。この連休中にしないといけないことその1がこの学会の準備です。その手始めとして、学会の案内をWEBで公開したいと思い、学会ホームページを作ることにしました。私は毎日このクリニックのHPにブログを書いていますが、実はブログの作り方など全く知りません。最初にHP作成の業者さんに作ってもらい、その中にブログを書けるようにしてもらったので、その部分だけ自力で書けますがそれ以外は全くどうしていいかわからないのです。

    いろいろ調べて、Googleのサービスを使うと全く知識ゼロでしかも無料でHP作成ができそうだとわかり、さっそく試してみました。企画が全く進んでいないのでわかっている範囲だけでHPを作ったところ、企画でこれからしないといけないことがはっきりしてきました。Hpを作って良かったです。まだ未完成なので出来上がったらこちらのサイトにも宣伝を兼ねて案内したいと思います。

  • 出血傾向を治すサプリ

    世間はいよいよGW入りですね。当院は連休前に薬を補充しようという患者さんも多く、連日相当忙しいです。27日(土)は通常通り午前中の診療をしますので、連休中薬が切れないように早めに補充しておいてください。

    今日は電気料金の案内が来たので確かめたところ、前年同月比−70%でした。すごいですね。ソーラーパワーです。朝の8時過ぎにはすでに院内で使用する電気量を超えるソーラー発電のため、売電が始まっています。ちょうどこの季節はエアコンをほとんど付けないで過ごせる快適な日々なので、発電した電気はわずかな自家消費を差し引いて残りは全部売電にまわっています。往診用の電気自動車さくらにも充電できて、太陽さまさまです。

    私は循環器が専門ですが、循環器内科に入る前は血液内科で研修をしました。大学院でも貧血とか出血傾向などについて研究していました。今日来た患者さんで、鉄剤を飲まないと生理の出血量が多くてすぐ貧血になってしまうと言われる方がいました。鉄剤もいろいろな種類があります。通常の鉄剤は胃腸障害で飲めないという人には、副作用の少ないリオナという鉄剤を使います。また、リオナも飲めなかったという場合、注射製剤があります。通常鉄の注射は10回とか20回とか打たないといけないのですが、当院では1回の点滴で半年ぐらい効果がある製剤を使っています。それだと年に2回くらい点滴するだけで貧血治療ができます。すごい朗報だと思います。

    今日の患者さんにはもう一つオトクな情報をレクチャーしました。生理の出血量を抑えるサプリです。おすすめはコラーゲンパウダーとビタミンCの併用です。これらを日常的に摂取すると血管が強くなり、止血能力が高まります。そうすることで鉄剤を飲まなくても貧血にならない体を作ることができます。当院で前に経験した症例では、子宮筋腫で手術したほうがいいレベルだけど年齢的に閉経間近だから手術しないで様子を見ようと言われた患者さんがいて、毎月かなり出血していたそうですが、コラーゲンとビタミンCを勧めたところ、コントロールがうまくいきました。似たようなことで困っているようなら具体的に教えますので、診察の際にお尋ねください。

  • 眠れないときの処方あれこれ

    眠れないので漢方がほしいと来院される方がたくさんおられます。睡眠薬に頼らず眠りたいという気持ちはわかります。サプリや健康食品でも不眠に効くというものはよく売れています。ヤクルト1000もなかなか手に入らない状態が続いています。実際漢方薬でどのくらい眠れるかというと、通常睡眠薬を飲んでいない人で、何かをきっかけに眠れなくなったという場合なら効くかもしれません。しかし、マイスリー(ゾルピデム)などの眠剤を使っている人が、漢方に変えられないかと言われても、それはハードルが高く、気軽に「できます」とは言えません。

    漢方は睡眠薬のように眠れない人に出せば眠れるというほどシンプルではありません。その人ごとに眠れなくなった背景が違うので、それを考慮しながら処方を決めます。例えば職場の異動とか人間関係のストレスで寝ようとしたらいろいろ仕事のことを思い出して眠れないというもの。これは抑肝散加陳皮半夏を用います。親の介護などで疲れすぎて眠れなくなったという場合は、柴胡桂枝乾姜湯がよく効きます。眠れるだけでなく疲れも取れる処方です。子供などが明日遠足だ!とはしゃいで眠れないような場合は、黄連解毒湯がいいでしょう。寝ようとするとなぜかドキドキと心臓が強く打って動悸が気になって眠れないという場合は柴胡加竜骨牡蛎湯がよく効きます。熊本地震の際にいつまでも余震がつづいて、寝たら逃げ遅れるんじゃないかと不安でしかたなくて眠れない、みたいな場合は加味帰脾湯がよく効きました。この様に、背景別に薬を使い分けます。したがって、診察の際にはなぜ眠れないのかということを聞き出すことが私の仕事になります。その情報さえ正確に得られれば適切な処方をすることができます。

    実は、漢方だけでなく、西洋薬も不眠の状態によって薬を使い分けます。不安が強いときは抗うつ剤がいいし、何の不安もストレスもなくただ寝つきが悪い場合睡眠導入剤を使います。寝つきはいいけど中途覚醒する場合は作用時間が長めの睡眠薬を使います。時々、自分はデパスとかソラナックスが一番あっている、それがあれば熟睡できて目覚めもいい、と言われることがありますが、当院では断固そのような人にそういった安定剤を処方する事はありません。それでないと眠れないという場合は精神科に紹介しています。