木曜日は朝4時半に起きて経営者モーニングセミナーに出かけ、講演を7時まで聞きました。それから急いで出勤して夕方6時過ぎまでぶっ通しで働きました。診療が終わるやいなや、大急ぎでニュースカイホテルに直行しました。私が以前勤めていた東(あずま)病院の連携の会というのが開催されたので、懐かしい皆さんに会いに行ったのです。東病院は南区にあるので東区の当院とはあまり連携(患者さんをお願い)することは少ないのですが、急患を取ってくれるフットワークの軽い病院なのでとても頼りになります。
当院で急患でよくお世話になるのは日赤、市民病院が一番多いですが、ほかに西日本病院、くわみず病院などに頼んでいます。また訪問先の老人ホームの関係では南区の桜十字病院にもよく患者さんをみてもらっています。私たち無床クリニックの場合、患者さんの入院が必要となると、このような連携先に頼んで入院治療をしてもらっています。
国が考えているのは、今後高齢者が増え続けてみんなが入院するととんでもない医療費がかかるので、できるだけ在宅医療を進めるというものです。その方針に従って私たちクリニックは訪問診療を拡大し、可能なら看取りまで在宅で行っています。在宅というのは必ずしも自宅というわけではなく、老人ホームなどの施設も在宅の扱いです。家庭に要介護の高齢者がいると、その家族(よくあるのはお嫁さん)が介護のため家にいないといけないので仕事に出られない。すると世帯収入が下がるし、場合によっては子供世代も60過ぎていて体力的に介護できない。それでも在宅でみたいという場合、訪問介護や訪問看護、訪問リハ、訪問診療と訪問系のサービスがいろいろあります。まずは主治医にご相談ください。一人で悩んでも解決しないことが、ちょっと相談してもらえば簡単に解決することもあります。