いよいよ5月に入りました。1年で最も快適な時期なはずですが、梅雨のように雨が続きますね。天気予報ではそろそろ長雨も終わって、しばらくは晴れるみたいで、良かったです。このまま本当の梅雨に突入しそうで心配していました。当院は昨日に引き続き朝からノンストップで大忙しの一日となりました。皆さんから、ブログ読んでますよ、とか、お疲れ様です、と声をかけていただき、元気をもらいながら夕方までぶっ通しで仕事しました。訪問診療を合わせると120名ほどになり、声も枯れてしまいました。あと一日頑張れば休みだ!と思うと、疲れも吹き飛びます。
訪問診療では主に老人ホーム(サービス付き高齢者住宅:サ高住)に行くことが多いのですが、最近当院の近くにグループホームができて、そちらの入居者さんの多くを担当することになりました。サ高住はご飯のときだけ食堂に集まりますがそれ以外は各自の部屋で過ごすので、たいていTVをつけっぱなしにしてベッドに寝転がっている人が多いです。一方、グループホームはみんながリビングにあつまって日中過ごすので、寝て過ごすということなく、日中刺激があって結構いいものだと感心しました。いままで他のサ高住の個室で寂しそうにしていた方も、グループホームに移ってからのほうが元気そうに見えました。
老人ホームやグループホーム以外では、各個人宅への訪問診療もしています。個人宅でお年寄りが寝たきりで通院も難しいときは訪問診療を依頼されるケースが多々あります。たいていは老老介護状態で、介護に十分な手が行き届かない場合が多く、私たちの訪問診療だけでなく、訪問看護や訪問介護(ヘルパー)さんたちの在宅系のサービスが必要となります。このような医療資源の活用には介護保険の申請が必要です。まずは区役所やささえりあに相談してください。介護保険の申請には主治医意見書が必要となりますのでその際は主治医にご相談ください。