むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 仕事の効率はパートナー次第

    GW開けの月曜日、患者さんが多いだろうと予想して、前日から睡眠時間も多めにとって万全の体制で望みました。結果的には、通常の月曜より少し忙しかった程度ですみました。昼から、校医をしている中学校の健診があったので、それに遅刻しないようにと心配していましたが、大丈夫でした。また、今年から保健の先生が変わって、健診スピードがものすごく速くなりました。やっぱり、同じ仕事でも誰と一緒にするかで全然違ってきます。

    クリニックの仕事も同じです。気が利くスタッフが横にいてくれると、私がミスしてもすぐにサポートしてくれるので、私は安心して仕事ができます。よく、患者さんが今日は湿布はいらない、花粉症の薬は入れてくれ、睡眠薬は5個余っているからその分引いてくれ、とか、あれこれたくさん言われると、どうしても聞き間違えや勘違いが出てきて、処方にミスが出たりします。こちらが間違っていなくても、患者さんが言い間違えることさえあります。実はこういった細々したことは、私の診療の大枠ではどうでもいいことです。大枠というのは、治療方針であり、進むべき方向であり、治療するにあたってこの薬を使いたいという基本方針です。それ以外の残薬調整などは本当は事務や薬局でやってほしいくらいです。考える頭は限度がありますから、本当は患者さんの病態把握と治療方針に精一杯時間を使いたいのです。

    愚痴はこのくらいにして、仕事のパートナーというのは本当に仕事のクオリティーを左右します。いかに自分ひとりでやっているわけではないかということがわかります。家庭でも同じだと思います。自分で頑張ってなんでもやっているような気がしても、実はあまり家に返って来ないお父さん(夫)が知らないところで貢献しているということもあるでしょう。逆にその人のせいで仕事がはかどらず、自分の本来の実力を発揮できないという場合もあるかもしれません。どちらにしても、わたしたちは一人で生きているわけではないと言うことです。