むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 新しい眠剤

    まずはクリニック前の公園の桜情報です。いま7−8分咲です。明日は雨ですが、満開前なのでさほどダメージはないと思います。日曜からしばらくが見頃となります。ぜひお弁当など持ってきてお花見されてはいかがでしょうか。私のおすすめは、クリニックに近いところにパン・オ・ルヴァンという美味しいパン屋さんがあるので、そこでサンドイッチを買ってきて花見というのがおしゃれです。私は今朝仕事前に花の写真を撮りに公園に行きましたが、たくさんの人達に声をかけられました。皆さん朝からウォーキングに精が出ますね。お元気で何よりです。

    さて、今日は睡眠の話です。眠れなくなったという訴えで来院される方が毎日のようにありますが、背景は人それぞれです。なんのきっかけもなくある時急に眠れなくなったという場合もありますが、転勤が決まってとか、親の病気がわかってとか、何らかの原因がはっきりしている場合もあります。以前、新築した家にに入居して以来眠れないという人がいました。これはかわいそうでした。せっかく頑張って建てた家なのに環境変化に馴染めないというもの。睡眠薬はいろんな種類がありますが、どれにするかはこういった背景を確認し、年齢やその他の疾患の有無を考慮しながら選びます。そこで、例えば奥さんの飲んでいる睡眠薬がご主人にも最適かというと、そうとは限らないので、勝手に他の人に処方した薬をもらって飲んだりしないようにしましょう。

    たまに、睡眠薬代わりにデパス(エチゾラム)を飲んでいる人を見かけますが、私はこれは絶対にしません。エチゾラムが睡眠薬より軽くて安全というのは嘘です。肩こりもとれてぐっすり眠れて調子いいからと言われても、出せません。最近は依存しにくいベルソムラやデエビゴという安全な眠剤がでています。夜間ふらついて転倒するリスクも低く、必要なくなったときに自然とやめることができるので、できるだけこういった新しい薬に切り替えることをおすすめしています。