むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 私は朝型人間

    私はMacBookAirをつかってブログを書いているのですが、いつも目の前にはiPad やChromeBookなどをいくつも並べて並行作業をします。今日はたまたま隣にiPadを置いて動画を見ながらMacBookで作業をしていたら、なんと驚いたことにMacBookで使っているカーソルを動かしたら隣のiPadの中まで入っていきました。何だこれは、と思って、そのままカーソルで動画の一時停止ボタンを押してみたら、ちゃんと制御できました。なんの連携の設定もしていないのにすごい!びっくりしました。多分つい最近MacOSが新しくなったのでその機能だと思いますが、他に何ができるのかちゃんと調べてみたいと思います。

    先週は講演の座長、今週は講演の演者として話をしましたが、来週は鹿児島の漢方勉強会「桜岳塾」という会で講演を頼まれており、今準備に忙しくしています。今朝診療前にスライドがだいたい完成したのでホッとしました。私は毎日5時に起きて新聞やWEBなどをみながらコーヒーを飲み、5:50からNHKの天気予報を見たら仕事に出ます。6時半にはクリニックの玄関をあけてエアコンを付け、始業の準備をします。それから1時間半ぐらいあるのですが、この時間に前日依頼された診断書などを書きます。それが終わったらあとは勉強したり講演の準備をしたりしているのです。

    患者さんが朝5時頃目が覚めてしまうので、もう少し寝るため睡眠薬を飲みたい、と相談されますが、私は5時に起きているのでそれから眠剤を飲んで寝たいなんて思ったこともありません。しかし、それは患者さんのライフスタイルもあるので、自分のスタイルを押し売りするわけにもいかず、あれこれアイディアを考えて朝まで眠れるように処方を工夫しています。

     

  • 動悸は心臓それとも心の問題?

    朝、寒くてびっくりしました。アレクサに聞いたら熊本市は0度だと言っていました。たしかにそんな寒さ。歩いて通勤したのですが、手がかじかみました。東京ではサクラの開花というニュースでしたが、こちらのサクラは蕾もまだ小さく全く咲きそうな状態ではありません。開花は3月末ぐらいになるのではないでしょうか。一方、クリニックの窓際に置いてある紫色の胡蝶蘭は一度花が終わって散ってしまったのに、その枝からまた蕾が出てきて見事に咲きました。今まで何度も胡蝶蘭をいただきましたが、2回咲いたのは初めてです。縁起がいい!

    さて、当院は循環器内科と心療内科を標榜しているため、動悸がするという患者さんがたくさん来院されます。多くの場合、動悸がして夜間救急外来を受診して心電図などを検査したけど異常ないので明日近所の病院でみてもらうように、という感じで来院されます。その場合、本当に心臓に異常がないのか、心療内科的なもの(ストレスや心身症、あるいは過労などによる動悸)と考えていいのかは結構悩みます。当の本人が一番わかっていて、最近職場の部署異動で慣れない仕事をやっているとか、残業が多く疲れが抜けないとか、聞けばいろんなヒントを教えてくれます。しかし、なかには全くストレスもなにもないと言われるけど、心療内科的な動悸かな、と思う場合もあります。

    こういった場合、本当に心臓の問題があるならどんな可能性か(不整脈の種類や心不全の有無など)を考え、リスクを考えながら心療内科的な治療を試してみる流れになります。ストレスなどによる動悸なら2週間もすると薬が効きます。一方、本当に不整脈だったときには頓服として動悸を止める処方をしておいて、いざとなったらそれを飲んでもらいます。私の場合、こういう形で循環器と心療内科を同時進行で診断と治療を勧めていくことが多いです。大学病院みたいに一つずつ可能性を考えては検査して、否定できたら次の検査をして、とやっていると時間がかかるからです。

  • 糖尿病治療の話

    昨夜の雨がうそのようにいい天気になりましたが、先週とは空気が入れ替わったように凛とした冷えこみとなりました。気温の変化が大きいと体がついていけずに体調不良となる場合があります。洋服をうまく調整して対策しましょう。春だからとおしゃれ優先で薄着していると風邪ひきますよ。

    このところ、忙しい中にもいくつか講演を頼まれています。今日は、糖尿病関係の講演でした。最近、糖尿病薬の進歩はめざましく、今までは血糖コントロールをいかにするかが全てでしたが、新しい薬は糖尿病から引き起こされる腎不全や心不全、心血管イベント(狭心症や心筋梗塞など)を抑えることができる時代になりました。貝原益軒の言葉で「知って行わざるは知らぬと同じ」という格言があります。新しい糖尿病治療薬でそういう素晴らしい効果がどんどん発表されている中で、その薬を使わない手はありません。血糖(ヘモグロビンA1c)が上がった下がったと一喜一憂するだけでなく、どの薬を使って血糖を下げたかで予後に大きく差が出てくるのです。全員につかえるわけではないのですが、私はこの薬がよさそうだと思えば、ほとんどの方に処方しています。

    糖尿病で内服治療以外ではむかしからインスリンの注射があります。昔はインスリンの種類も少なく毎食前1日3回+寝る前などにもう一回という治療しかなく、注射針がいかに痛くないように改良されたとはいえ大変な負担でした。それが、遅効型インスリンというとてもゆっくり効くタイプのインスリンが出てからは一日1回注射+内服治療の組み合わせも可能となりました。そして、最近は週1回タイプの注射剤がでています。それぞれ、患者さんの病態に応じて使える場合と使えない場合がありますが、薬の進歩により随分治療が変わってきました。

    大観峰をバックに梅の花@一の宮

  • 3月はストレスの季節

    日曜の夜はいつも通りジムでランニング+温泉タイムなのですが、走り終わった頃には土砂降りになっていました。露天風呂では冷たい雨がシャワーのように降ってきました。天気予報を見ていなかったのでまさか雨になるとは思っていませんでした。日中は花曇りで布団を干したりするほどいい天気ではありませんでした。こういうときこそ、私にとってはドライブ日よりです。いつもは南阿蘇に行くのですが、今回は5月にアメリカから熊本に20年ぶりにやってくる後輩を案内するため、一の宮あたりまで下見に行きました。道が良いので、家から1時間ちょっとで到着です。一の宮はあまり詳しくないので、スマホで検索しながら2件の温泉をはしごしました。結局、阿蘇で2つ温泉に入り、イオンモールの水春でも温泉に入ったので今日一日で3件のはしごでした。贅沢。

    当院は心療内科も診ていますが、患者さんが多すぎてコロナの影響もあり忙しかったので、新規の患者さんの予約をストップしています。それでも、以前から診ている心療内科の患者さんが、季節のかわりめで調子悪くなって来院されるのがこのところ多いようです。3月4月頃というのは入試、卒業、転勤、引っ越し、入学などそれぞれの家庭で人生の節目とも言えるストレスの多い時期です。普段の生活は特に問題なくても、子供の卒業式とか保護者会などに参加するのがとても不安、息苦しい、動悸がする、と言った方の相談が多いです。

    こういった症状は不安障害と呼びますが、通常はSSRIという抗うつ剤が不安によく効くので処方します。ただ、効果が出るのに時間がかかるので、今度の週末の卒業式までになんとかしてほしいとか言われると、間に合いません。そういう場合、安定剤のほうが即効性があるので、なんとかそれで間に合わせますが、こういったご相談はできるだけ早めにお願いします。

     

    阿蘇駅前

     

  • 気象病を治す

    先月、ジムで走ったあとから腰を痛めてしまったので、用心してそれから1ヶ月ほど走っていませんでした。ジムの温泉だけ通う日々が続きました。そろそろ大丈夫そうなので、久しぶりにジムで走ったら、案外大丈夫でほっとしました。先月は熊本城マラソン前で走っている人も相当いたのですが、今日は閑散としていたので、この少なさはなんだろうと思ったのですが、走り終わって温泉に入ったら、TVのあるところにすごい人だかり。なにかと思ったらみんな野球を見ているんですね。WBCですか。私は家でTVは見ないし、野球をみることもないので全く何があっているのか知りませんでした。

    昨日は漢方の講演会があり、私は座長で演者は熊本赤十字病院の加島先生でした。テーマは「気象病」です。最近は「お天気頭痛」みたいな言葉が普及して、天気や気象に体調が影響を受けることは皆さん知っていると思います。実は、漢方は2000年以上前から「風寒暑湿燥火」という六淫の邪といいう外界の影響を受けて体調を崩すことが知られていました。その中で最も有名なのが風邪(ふうじゃ)です。これをかぜと読んでいますね。

    天気頭痛でよく使われるのが五苓散という処方です。雨の降る前の気圧の変化で片頭痛が起こるのですが、それに著効します。私は女性の天気頭痛体質の患者さんには当帰芍薬散を長期に飲んでもらうことで頭痛体質を改善する治療をします。当帰芍薬散には五苓散と同じような成分が含まれています。生理前の頭痛も五苓散や当帰芍薬散がよく効きます。毎日鎮痛剤を飲むような人には抑肝散加陳皮半夏を使います。次第に鎮痛剤を飲まないでよくなるので、とてもありがたがられます。