むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 匂いをかぐことはボケ防止 なら マスクでボケるかも

    昨日の雨が上がり、温かい快晴の一日となりました。気温が上がり、桜が一気に開花しました。天気が良ければ今週末は見頃となりそうですが、どうでしょうか。桜の開花と同時に嬉しいニュースがありました。WBCで日本が優勝だそうです。私はTVも野球も見ないので知りませんでしたが、決勝戦が今日の午前中だったんですね。どうりで患者さんが少なく、いつもより早めに昼ごはんを食べられました。午後になってどっと患者さんが押し寄せられて、山のようなカルテでしたが、あと一息と思ったらすでに夕方6時でした。午後はトイレにもいかずノンストップで診療しました。

    ところで、先日いつものようにスポーツジムにランニングに行ったのですが、なんとジムの中もマスクなしが解禁となり、見渡すと3割ぐらいの人がマスク無しで運動していました。マスクを付けてランニングしたことある人ならわかると思いますが、息苦しくて死にそうになります。ジムにランニング専用のマスクが売ってあったので、それを使っていましたが、それでも結構きつかったです。いよいよ解禁されたのはこの上ない朗報です。私はコロナ前は診察時もマスクなしで、インフルエンザの患者さんを診てもうつることはありませんでした。

    そこで、マスク解禁にともない、もう一度コロナ前のマスクの常識を振り返ってみたいと思います。まず、感染予防効果は殆どない。特に鼻をだして口だけにマスクをしたり、隙間ができるほど緩ければ全く無意味。マスクが有効なのは患者さんがつけた場合、咳やくしゃみでウイルスの入った唾を飛ばす距離がマスクをしているとかなり抑えられます。予防効果としてはこの程度です。昨日、マスク無しで下通りを歩いてみたら、いろんな匂いがしました。食べ物屋さん、香水、その他いろんな街の匂いがしてその刺激が新鮮で嬉しい。匂いがしなくなったらボケるといいますが、マスクで匂いを嗅がないのもボケ一直線だと思います。嗅神経は脳神経で匂い刺激は鼻から脳へダイレクトに伝わります。その刺激が入らないと頭の一部は使われなくなるのです。