むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 「花粉症は1週間で治る」溝口徹 著

    依然としてコロナ後遺症の患者さんの新患が絶えません。多いのは倦怠感ですが、このところ目立つのは体の痛みです。咳をすると胸が痛い、というのならコロナのあと自分でも納得されると思うのですが、そういう痛みだけでなく背中や足などなんの因果関係があるんだろうというような不思議な痛みが何ヶ月も続いている人がいます。また、後遺症自体はちょっとした症状なのに、いつまでも治らないことに対して不安がどんどん大きくなって不安障害やうつ状態になってしまっている人もいます。私が思うに、コロナ後遺症は全身のあらゆる臓器で炎症が起こり、痛みや機能不全が尾を引きます。人によって炎症を起こす臓器が違うので、いろんな症状が出るのです。

    罹患後1ヶ月もたつと炎症反応は正常化して、採血では異常なしと言われます。しかし、採血で異常がないから病気でない、という理屈は成り立ちません。過去に炎症を起こしたせいで、本調子でないのです。それこそ後遺症です。案外多いと思うのが心臓の炎症です。動悸、不整脈、息切れなどの後遺症は日常茶飯です。当院では毎日何人かみます。当の本人にとって見れば、会社を見渡してもそんなにきついのは自分だけで、後遺症といっているのが仮病ではないかと白い目で見られるのが辛い。しかし、私からしてみればそんな患者さんは全然珍しくありません。たくさんいます。仕方ないので、本当に後遺症で治療が必要だと、診断書をかいて差し上げています。

    もう一つ、連日の話題で飽きたかもしれませんが、今年は花粉症が猛威です。私はこのブログに数年前から毎年書いていたので、今年書くのを忘れていましたが、「花粉症は1週間で治る」というオーソモレキュラー医学の大家の溝口徹先生の著書があります。ビタミンD大量療法で治ります。私も先週からあわててビタミンDの量を増やして飲み始めたらもうアレグラがいらなくなりました。信じる者は救われる、です。https://mizoclinic.tokyo/book/1670/

    老人ホーム「湧水の里」にて ここは生花の上手い人がいます