クリニックの近所の麦畑は刈り取りが終わりました。毎年麦が終わるとすぐに田植えの準備が始まります。今年は６月最初から雨続きですから、田植えにはちょうどいいですね。私が小学生の頃、社会の授業だったかなにか忘れましたが、稲作の工程を覚えないといけない試験がありました。苗代つくり、代かき、田植え、といった順番をきちんと答えないと丸がもらえませんでした。今思うと、難しい問題でした。農家の子供ならわかるでしょうが、やったことない人にとってはあまりに縁遠い世界です。教育熱心な私の母は近所の田んぼで代かきなどやっていると、わざわざ見に連れて行ってくれました。百聞は一見にしかずです。

最近、近所の老人会で日帰り旅行に行ったみなさんが何人もコロナにかかっています。当院で診ただけでも５人ぐらい陽性患者さんがいました。公共交通のバスや電車なら、利用してもせいぜい３０分以内くらいで降りますが、遠方までバス旅行となると何時間も密閉空間で過ごします。暑いので窓を閉めてエアコンを入れるでしょうから、空気も内循環していると思われます。さすがにこのような状況ではひとり陽性者がいると一気にまん延します。５類になってやっと旅行などにも積極的に参加していいのですが、高齢者は免疫力がおちているので注意しましょう。高齢者の場合、ワクチンなんて何度打っても免疫が付きません。６回打ったから大丈夫というわけではないので、過信しないで生活しましょう。

私的には免疫アップにはビタミンC, Dが必須で、できればそれにくわえてセレニウムがオススメです。以前コロナ対策にImmune4というサプリを勧めたことがありますが、これならオールインワン（１カプセルに全部入り）です。街に出てみると、かなりコロナ前に近い人出となっています。たのしく過ごすのはいいですが、感染予防は怠らないようにしましょう。

小泉八雲邸　鶴屋横