むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 暑いときはショッピングモールで過ごす

    猛烈に忙しかった1週間が終わり、ほっと一息の日曜でした。実家に用があって行った以外は今日でないといけない用事はありませんでした。毎週日曜日に参加しているWEB講演でコロナワクチンの副作用(後遺症)の治し方について勉強し、その後、水素吸入の効果について勉強しました。2つで3時間です。あとは、週末ルーチンのスポーツジムで5キロ走って温泉に入って、と体調管理に徹した一日でした。最近は暑すぎてほとんど車で通勤しており、職場でも一旦座ったら仕事が終わるまで殆ど動かないので運動不足です。しかし、走ってみるとかなり体調も良くて、5キロぐらいなら楽しく走れます。いつもスマホでプライムビデオの韓ドラを見ながら走るので、一石二鳥です。

    患者さんとお話していても、「暑い」とか「雨ばかりで」とか、運動していない理由はたくさんあります。そういう時、私がよく言うのは、ゆめタウンやイオンモールなどにでかけましょう、ということ。行けば涼しい中たくさん歩けます。ただ、買い物に夢中になって散財してしまわないことと、ウインドウショッピングでのんびりゆっくりあるき過ぎないこと。運動と思えば、ある程度のスピードをあげないと心肺機能や筋力アップにつながりません。もう一つは、レストラン街やスイーツ屋さん、スタバなどもあるので、ついつい運動より座って美味しいものを食べてしまう可能性があります。誘惑に弱い人は厳しいかもしれませんね。

    週末家にいると気がつくことがあります。うちには犬もいるのでエアコンを24時間フル稼働しているのですが、この夏まだフィルターの掃除をしていませんでした。フィルターは掃除機でホコリを吸ったり洗えばいいのですが、その奥にある金属の熱交換器の部分はエアコンクリーナーというスプレーを使うと洗浄できます。業者に頼まなくても簡単な掃除は自分でできます。ということで、イオンモール・クレアに行ったついでに向かい側にあるHIヒロセでエアコンクリーナーを買ってきました。2本組で700円ちょっと。これで家中のエアコンを綺麗にできました。

  • 3年もたてば何でも忘れるものです

    土曜日は予定通り70名ほどの外来患者さんを診たあと、大急ぎで昼ごはんをかきこんで医師会の学校心臓検診に行きました。最終日で55名ほどの学生さんたちを4名のドクターで手分けして診察しました。夕方5時前には終了したので、いつもならその足で街で晩ごはんを食べるところですが、今日は東方医学会(WEB)の座長なので、急いで帰宅して準備しました。無事講演が終了したのが夜9時。ゴンの散歩をしてから、水春の温泉に行き、1週間の疲れを取りました。最近はととのうサウナにハマっており、きちんとサウナ・水風呂・外気浴の順番で入っています。今まで時間がないので外気浴なんてしたことなかったのですが、これがいかに大切なステップなのかはやってみてわかりました。

    サウナは高温で交感神経を精一杯刺激し、水風呂は反対に冷気で交感神経を最大限刺激します。交感神経はMax緊張状態なのですが、暑いのと寒いのと混在して体は混乱しています。その後すぐ、体を拭いて快適な椅子に座ってゆっくりしていると、副交感神経への揺り戻しが来ます。これを3回繰り返すと、副交感神経への振れ幅もMaxとなり、最大限のリラックス効果が得られるみたいです。自分で体験してわかりました。

    さて、この土曜日はクリニック近くの榎町の夏祭りでした。私はWEB学会のためいけませんでした。主催する町内会の会長さんが言われていましたが、4年ぶりの開催でやり方を覚えている人がほとんどいないので準備が大変とのこと。そうです。私たちはたった3年ブランクがあるだけでやり方を忘れてしまうほど忘却するのです。年とってなんでも忘れるのは当たり前。若い人でも3年経てば覚えていないものです。ということは、なるべくブランクをおかずに常に頭を刺激しないといけません。家でボーとTVばかりみているとボケるのは当然。散歩、買い物、旅行、なんでもいいのでいつもと違うことをして頭を刺激しましょう。

  • 休憩なしノンストップで働いた一日

    今日は朝7時頃診察室の席について韓国語講座を聞いたあとは診断書などの書類作成をしているうちに8時をまわりました。続々と来院される患者さんの診察が昼の定時には終わらず1時近くになりました。5分ぐらいで弁当をたべ、歯を磨く暇もないのでガムを噛みながら往診にでかけました。3つの老人ホームを回って戻ってきたら、すでに午後の診察開始時間を10分ほど過ぎていたため、そのまま診察室に入り、ノンストップで夕方6時半までぶっ通しの診察でした。やれやれよく働いたと思っていたら、別の老人ホームから発熱患者さんの往診依頼があり、今日の帳簿付けも何もしないまま、すぐさま往診に出ました。幸い、コロナではなかったので、様子を見るようにスタッフに頼んで帰宅しました。家に帰るとすぐさま鹿児島からWEB配信される漢方講座「桜岳塾」が始まりました。ご飯を食べながら参加したのですが、終わったのは夜の9時半です。急いで犬の散歩に出かけて今戻ってきたところです。忙しいことこの上ない。自分で振り返っても一体なぜこんなに忙しく働いているんだろうと思います。ゆっくり(5分ほど)座ってお茶を飲む時間もありません。

    先程犬の散歩で活躍したのが、先日紹介した「冷えるタオル」です。今朝、クリニックの前の掃除をしていたら、ブログを読んだ患者さんから「私もタオル買いましたよ」と声をかけられました。このタオルは速乾性の生地でできており、少し濡らして固く絞ったあと、パンパンと振ると気化熱で冷える仕組みです。夜、犬の散歩中も外気温は30℃位あり蒸し暑くて気分が悪くなりそうでしたが、このタオルを首にかけて歩けば、ひんやり涼しく快適でした。しばらく首にかけておくと首に接している部分が温まってしまうので、時々首から外して振ってやるとまたひんやりしてきます。運転中もエアコンがなかなか効かない猛暑なので、この冷えるタオルがいいかもしれません。土日確かめたいと思います。

    土曜日は通常の1日分の患者さんが午前中に集中するので目が回るような忙しさです。それに加えて明日午後は今年度最後の学校心臓検診があります。本当は夏休みに入る前に全員の2次検診を済ませたかったのですが、対象となる生徒さんの数が多すぎて7月末までかかってしまいました。検診が終わったら夜7時から9時まで熊本東方医学研修会という漢方の学会です。私の主催でWEB講演会の司会進行を担当します。これが終わるまで今週のむちゃくちゃ忙しい1週間は終わりません。

     

  • 私がコロナに使う処方は3パタンあり

    このところ、昼の猛暑と午後からの雷雨がセットになっています。本当に梅雨明けしたのか?と疑いたくなりますが、今日はふと別の発想が湧いてきました。これって、シンガポールとかハワイで遭遇するスコールと同じじゃん。熊本が熱帯化したんだと思えば、夕立みたいな雷雨もまた趣あるものです。明日も降らないかな!と思ってしまいます。さて、昨日は26日で風呂の日でした。ちょうど1ヶ月前、ぶぶたんの湯が閉店するニュースを知り、大慌てで入りに行きましたが、結局あれからひと月たってしまいました。この調子だと閉店まで残り1ヶ月しかないし・・と思って、夜に犬の散歩も終わったあとでぶぶたん湯まで行ってきました。

    今回は「ととのう」ことを目的とはせず、ぶぶたん湯での思い出を振り返って名残惜しむことを目的としました。とはいえ、サウナは6分、水風呂と外気浴を3セットというととのい法をついついやってしまいました。ぶぶたん湯の立派な石庭の森のように茂った木を目の前に露天の椅子で外気浴をすると、マイナスイオンをたくさん浴びることができて気持ちいい。結局だいぶ長い時間温泉を堪能して、最終的にはととのって帰ってきました。あすからも元気いっぱい頑張れます。

    最近、毎日新規コロナ患者さんを10名以上見ています。漢方的な見立てで処方を決めるので、患者さんごとに処方はことなります。ただ、ほとんど3パタンに集約されます。1つは小柴胡湯加桔梗石膏+葛根湯で柴葛解肌湯。2つ目は桂枝湯+越婢加朮湯で桂枝二越婢一湯。3つ目は麻黄附子細辛湯+桂枝湯で桂姜棗草黄辛附湯。これらの処方は2剤を合わせることで別の処方名があり、決まった適応症があります。薬局でもらう薬の説明書きは私の処方の目的と全く異なり、2剤合わせることで別の1つの処方の意味を持ちます。コロナの特効薬と言えると思いますが、患者さんごとに寒熱虚実がことなるため、使い分けています。

    古保山リゾートのレストラン。シンプルな内装が好感持てます。

     

  • 漢方では気を感じる診察方法もあり

    夕方、いつものように仕事から帰宅したらWEB講演会に参加しました。今日も3つ同時進行です。1つは循環器の分野で心不全の話。私の専門で、いつもお世話になっている日赤の先生や大学時代の同僚の先生たちが登壇していたので、きちんと話を聞きました。もう一つは消化器の分野で逆流性食道炎の話。胃酸が逆流するとなぜ胸焼けするのかという話をされていました。へー今の時代になっても、胃酸が食道に逆流するとどうして胸焼けするかわかっていないんだ、と逆に新鮮な驚きです。実は、私は大学院時代ストレスを受けるとなぜ胃潰瘍ができるかという研究をしていたので、この分野はかなり興味があります。今日の講演で演者の先生がいくつかの仮説を話されていましたが、どれも机上の空論だと感じました。実験結果はいかであれ、真実は別だろうと思いました。

    3つ目の講演は漢方のセミナーで循環器分野の漢方の話。これも私の専門ピッタリの講演でとても面白かったです。ただ、解説やディスカッションされていた先生たちは漢方より循環器のほうが詳しい人達なので、漢方解説はだいぶ間違っていました。あーそのコメント、そうじゃない!そんな使い方すると逆効果!と言いたくなるツッコミどころ満載の講演でした。まあ、漢方に関して言えば、正解はありません。患者さんを目の前にして考えるのと、紙に書いた情報だけをみて考えるのとではまるで違う答えが出て来ることがあります。

    それはなぜかと考えると、目の前に患者さんがいると、その気を感じてどこが異常かを第6感で把握するのだと思います。私は診察の時、患者さんに悟られないようにしながら、患者さんの気を全身で受け止めて感じています。まるでCTやPETスキャンを見るかのように患者さんの全身の気血水のバランスや流れを見て処方を決めています。1分ほど、患者さんと雑談しながらすぐに分かるときもあれば、何分も集中してやっと感じるときもあります。どうしてそう感じたのか、どうしてその処方に決まったのかを説明するのは難しいです。なぜならそう感じたから、としか言いようがないからです。

    古保山リゾート