むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 5月6日(月)は休日当番医です

    いよいよ連休も最終日ですね。5月6日(月)は休日当番医となっています。医師会のルールで当番医は朝9時から夕方5時までとなっています。通常の当院の営業時間とは異なりますので、お気をつけください。休日当番医は基本的には緊急性のある患者さんで、2次3次救急を必要としない急患が対象となります。しかし、今回のように長い連休となると、血圧の薬が切れたなどの緊急性はないが困っているという状況も想定されます。他院の当番医の状況を見ると、さすがに忙しそうでした。当院も混雑が予想されます。ただ、当番医の診療範囲は内科、循環器内科に限られますので、心療内科の初診のように相談に時間のかかる診察は5月7日以降で予約をお願いします。当院にかかりつけの心療内科の再診の場合で調子が悪いとか、薬が切れたなど必要なら受診されても構いません。

    私の連休はとくに旅行などすることもなくほとんど近場で過ごしましたが、開業してから初めてとも言うべくのんびりとリフレッシュできた休みとなりました。このところ、法人化の手続きなどでとてもストレスがたまっていたのですが、すっかり回復しました。休み中に気がかりだったのは訪問診療している患者さんたちの様子です。さいわい、訪問看護師さんたちから何かあれば連絡してくれることになっていたので、基本そちらに任せていました。何度か連絡が来ましたが、大したことなくて安心しました。

    休み中に時代は平成から令和へと変わりましたが、令という字がいまだにしっくり来ません(なんか、冷たい印象ですよね)。漢方では五苓散、柴苓湯、胃苓湯など苓という字をよく使いますが、茯苓という生薬のことを意味します。茯苓は胃の調子を整え、むくみをとってくれる働きがあり、非常に多くの処方に使われています。漢方好きの私としては苓和のほうが良かったなと思ったりします。 

    早朝の上江津湖をパノラマ撮影

  • 5月病の予防は規則正しい生活から

    10日もあった連休はいよいよ残すところあと一日です。飲食店などはどこも開いているし、連休は逆にかきいれ時というところもあると思いますが、街に行ってみると案外閑散としています。観光地などは混んでいると思いますが、普通の週末とは違った感じです。連休で体力とお金を使い果たすと、連休明けから夏のボーナスくらいまでは街は景気が悪いという話です。業界ごとにいろいろありますね。わたしたち医療関係は連休の大半を休んだため、休み明けは忙しくなります。それに加えて5月病という厄介な病気があります。

    5月病は新入社員や学生だけでなく、転勤や部署を変わってまだなれていないストレスフルなビジネスマンもかかります。ストレスは自律神経のバランスをおかしくします。自律神経を整えることに気をつけて過ごしましょう。その方法はいくつもあります。まず、朝はきちんと定時に起きること。3食同じ時間にきちんと食べること、夜更かしせず寝る時間も一定にすること。

    それ以外に、タンパク質やビタミンをしっかり取ること。ストレスを貯めず、発散する方法を自分なりに確立することが大切です。体を動かすのは効果的です。甘い物やお酒で自分にご褒美はあまりおすすめできません。家族や友人に愚痴を聞いてもらうのも有効と思いますが、度をすぎると嫌がられますねー。犬は黙って愚痴を聞いてくれるのでお勧めだと言われています。

  • 皆でいい雰囲気を共有するには

    ゆっくりできる時間があるので、相変わらずアマゾンのプライム・ビデオで映画やHBOのドラマを見ています。いろんな映画を見ていて、しばしば耳にする言葉が、”Life is short(人生は短い)”というものです。いろんな映画のいろんなシーンで使われるセリフなので、きっとアメリカ人の多くが座右の銘みたいにしている言葉なのでしょう。たしかにそのとおりです。あっという間に10年ぐらい過ぎてしまいます。仕事にばかり追われていて、年取ってしまっては人生もったいないです。連休も10日もあると思っていても、あっという間です。まだこれから土日月とありますから、もう1つ2つイベントを楽しめるのではないでしょうか。

    そういう私も、ダラダラとしていてはもったいないので、あさから松橋(実際には城南のちょっと先)にある古保山(こうやま)リゾートhttp://www.kohyamaresort.comというところに行ってみました。リゾートという名の温泉です。名前は前から知っていたのですが、行く機会がありませんでした。東区からだと40分ほどです。南区からなら30分かからないでしょう。とてもいい温泉でした。まちなかにあるスーパー銭湯とは違ってとても静かです。サウナにはTVなどなく無音です。露天風呂に入っても、鳥のさえずり、風が木を揺らす音、そして源泉かけ流しのお湯がサラサラと流れる音のみしか聞こえません。とてもリラックスした空間で最高でした。

    不思議なのは、そこに来ている客さんたちも静かなことです。結構何人も入浴しているのですが、大声で話す人など一人もおらず、皆静かにリラックスした空間を共有しているかのようでした。おそらく運営上のコンセプトがあり、設備がそれを実現するような作りになっていると、そこを訪れる人もそれに同調するのでしょう。クリニックも同じだと思います。運営するコンセプトがしっかりしていれば、職員も、待合の雰囲気も、流れるBGMもすべての波動が共鳴しあって、いい気持ちで過ごせるのではないかと思います。

  • 気がつけば連休も後半

    連休最初の方は雨が続いてあまり外出できませんでした。ほとんど家とクリニックを行ったり来たりして郵便物の整理や日頃できていなかった事務作業に費やしました。それでも、ストレスは解消され、かなり元気になりました。ゆっくりできたのが一番良かったです。今年の連休はどこにも行く予定はなく、ゆっくり過ごします。とはいえ、気がつけばすでに連休の半分は終わってしまっており、今日まで一体何をしたんだろうと、結構焦って思い出しました。TVをつければ皇室関係のニュースやワイドショーばかりで、ダラダラと見ていた気がします。連休中に買い物をしようと思って作ったリストの半分くらいしかまだ買っていません。残りは明日には済ませたいと思います。

    今日はやっと天気が回復したので、一つくらいなにかしないといけないかなと思い、朝早くから俵山を超えて阿蘇に行きました。行きたかったのは、地震後57号線が寸断されてしまった立野付近を見たかったのです。ミルクロードを回るといいのですが、GW中にミルクロードは混むと思い、俵山経由で行きました。長陽からファームランド方面へ抜けると57号線のアーデンホテル(どんどこの湯)まで出ます。そこから57号線を立野方面へ行くと、間もなく通行止めになりました。57号線が復旧するまであと数年かかるそうです。

    帰りは「道の駅あそ望の郷くぎの(aso-kugino.jp)」によってみました。ここに立ち寄ったのは初めてです。眺めも良く、展望の良いレストランもあるので、もっと早く来ればよかったと思いました。クリニックから40分位です。久木野に住む患者さんに聞いたら、久木野には大きなスーパーがないので買い物は高森まで行くそうですが、久木野から高森は10分ちょっとでいけるとのこと。確かにそうなんですね。春の阿蘇はうぐいすも鳴いて気持ちいいです。まだ連休は残っています。ぜひ阿蘇に行ってみてください。リフレッシュしますよ。

  • 経営について考える

    私にしては珍しくゆっくりした毎日を過ごしています。午前中はレセプトのチェックに費やしましたが、先月分はやっと全て見終わりました。これからが私の休みです。とはいえ、どこかに行こうとすると混雑するので特に出かけることなく家で本を読んだりテレビで映画を見たりして過ごしています。一日数時間アメリカのHBOというテレビドラマを見ていたら、ついに夢も英語で見るようになりました!やった!ってかんじです。テレビでは即位の儀の中継を延々やっていますが、いくら歴史的な儀式であれ、私にとってはダイジェストをニュースで見れば十分です。一日中天皇家の生い立ち、ご友人のコメントなど聞いても仕方ありません。平和な日本に生まれたことに感謝。それが全てです。

    いつも仕事に追われて、患者さんのこと、診察の待ち時間のこと、訪問診療のことなどしか考える暇がありません。しかし、10日もフリーな時間が取れると、おのずとこれからクリニックの進むべき方向とか、経営に関することを考えます。院長でありながら法人の理事長であるから当然のことです。そう簡単に新たな経営方針が湧いて出てくることはありません。また、アイディアがあってもその事業にかかるコストや採算性をシミュレーションしなければいけません。また、医療業界は高齢化により安定的な気がすると思いますが、そうでもありません。

    今後急激に人口減少が進むため、今から大きな借金をして事業を始めると、返し終わる前に人口減少に伴う患者減で予測を誤ります。また、働く世代がどんどん減ってきますから、外国人が入ってこないかぎり介護業界などは人手不足で、営業さえできない時代です。ゆっくりする時間があれば考えることも多いのですが、難しい問題でいっぱいです。