むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 運動会でいい写真を撮るのは難しい!

    今週末は近所の運動会が予定されています。懸念されていた天気はなんとか持ちそうです。土曜日は強風でした。雨がふらなくてもこんな強風だとテントを張るのも危険だと思いましたが、夜が明けたら風はやんでいます。なんとか今日一日雨がふらずにいてほしいものです。うちの子供が小さかったときは、朝から敷物を持って場所取りに行っていました。毎年お父さんの仕事です。もう一つの仕事が、写真でした。当時は写真を撮ることなど趣味にしていなかったので、本当に年に一度、運動会のときだけ一眼レフカメラを出してきて、しかもめったに使わないズームレンズをつけて準備したものです。そして、妻が作った重箱弁当の写真からスタートするわけですが、どうゆうわけか全然きれいに撮れませんでした。

    理由は簡単です。一眼レフは設定が難しいのです。オートのモードもありますが、絞り優先とか、シャッタースピード優先とか、露出補正とか、ダイヤルを見るとスポーツモード(運動会などで動く対象をブレずに撮るためのモード)などもあります。写真の理屈を勉強しないとさっぱりわかりません。撮った写真がダメダメなのはまずピンぼけ。これはカメラの自動焦点のモードがいろいろ有りますから設定しないといけません。そして、最も多いのがぶれ。相手が動くので、ブレやすいのは当然ですが、めったに一眼を使わない人は、ズームレンズも重いためシャッターを切ったときに手元が動いてしまい写真がぶれます。もう一つが、ズームレンズの性能です。たいてい、ズーム倍率にしか目がいかないと思いますがそれ以上に大切なのがf値というレンズの明るさの数値です。(レンズを見ると書いてあります)

    f値が小さいほど性能がいいレンズです。2.8くらいだと相当いいレンズですが、たいていは4以上のものが多いです。ズーム倍率を変えてもf値が固定のものもありますが、それは高級なレンズで、大抵は倍率を上げるとf値も大きくなります。f値は小さいほど明るい写真が撮れブレにくくなりますが、レンズの口径(直径)が大きくなるため、大きくて重くて値段も高くなります。しかし、運動会の写真をバッチリ取るためにはこういった高価なズームレンズが必要です。また、近くにいる子供を撮る際にはズームレンズではないほうがきれいに撮れるので、レンズを交換するか、別のカメラで撮る必要があります。結局、スマホの方がきれいに撮れる、ということがしばしばです。一眼レフの写真はそれだけ奥が深く難しい”趣味の道具”だと思います。今日は皆さん頑張っていい写真を撮ってください!

     

    江津湖 (私の写真は全てiPhoneです)