むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 頚椎症を指圧で治す

    私自身のことですが、デスクワークが忙しくて一日中パソコン作業をしていると手の甲にしびれたような痛みが出ることがあります。右手だったり左手だったりします。おそらく同じような症状が出る方は結構いると思うのですが、皆さんは脳梗塞ではないかとおもってびっくりして救急外来を受診したりするのではないでしょうか。実は、このしびれたような痛みは首の骨(頚椎)から腕にでている神経が圧迫されたために起こる症状です。頚椎症といいます。

    私は先ほど犬の散歩をしながら手で首の骨を指圧しました。左の手にしびれがあるので、首を左後ろから右前方向にじわっと押して力を加えます。首のどの骨を押すかは解剖学的に考えると理屈で決まるのですが、それを知らなくても押して見るときもちいいところがあるので大体わかります。道を歩きながらものの10分ほど指圧したら、しびれは治りました。簡単です。

    パソコン作業やスマホのし過ぎで首の骨がおかしくなるのをストレートネックと言いますが、首の骨の自然な反り(そり)がなくなってしまうような変形をします。そこで、指圧で骨を矯正すると治るのです。指圧が難しい場合、タオルを首にかけて前方向へじっくり引っ張ると同じ効果がでます。ゆっくり力を込めるのがコツです。わからないときはお気軽にご相談ください。