むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • GWに断捨離しましょう

    いよいよGW入りですね。天気も最高、暖かくて素晴らしい休日でした。とはいえ、あまり外出できない雰囲気なので、洗濯をして、布団を干して、クリニックの玄関の自動ドアをガラスクリーナーで磨いたり、エアコンフィルターを掃除したりしました。もうそろそろ洋服は衣替えの季節だし、エアコンも暖房から冷房に切り替わります。大掃除の季節です。天気が良くて外出できないのなら掃除しかありませんね。

    掃除と断捨離はぜんぜん違うということをご存知ですか?わかっているようで案外区別していない人が多いと思います。掃除というのは散らかっているものを片付ける。ゴミは捨てる。それだけです。断捨離というのはゴミを捨てるのではなく、整理されたものを出してきて捨てることです。例えばこの冬に一度も着なかった冬物はおそらく来年の冬も着ないでしょうから、まだ新しいとか使えるとか未練があっても思い切って捨てることです。文具でも本でも、いつか使うと思ってとってあるものをとにかく使わないなら一旦捨てることです。必要になったらまた買えばいいと割り切ることが大事です。

    自宅は汚れていてもその人の運気が下がるだけなので、自己責任ですが、会社や職場はきれいに整理整頓しないといけません。例えば、テナントで入っている店だと、熊本でも月々の賃貸料は1坪あたり1−2万はします。もし、オフィスに無造作に私物のダンボールを置いていたらそのスペースだけで毎月1万円の損が出ます。職場は床面積を最大限に活用してお金を生む工夫をしないといけません。断捨離はその基本中の基本です。

  • 家で擬似キャンプもいいかも

    いよいよGW入りですね。まずは水曜日にお休みですが、週の真ん中で休めるのはいいですね。月火働いてお休み、木金で週末。クリニックによっては水、木あたりに半日休みのところがありますが、やはりこういう働き方は楽ですね。私は働くのが好きなので、週の中に休みを入れたりするつもりはないのですが、GWは仕方ありません。のんびりすることにします。

    患者さんとお話していると、時々言われるのが、私がブログにいつも書くようにTVばっかりみてもなんにもいいことがない、TVは見ないで散歩でもしたほうがよほどいい、ということに共感してもらっています。私は天気予報程度しかTVは見ていません。往診時に車の中で少しワイドショーをみることはありますが、コメンテイターの意見も司会者の意見にもいらつくことが多いので、みるだけ時間の無駄です。私は時間があればYouTubeをみています。自分の興味に応じてGoogleのAIがどんどんおすすめ動画をあげてくれるので、楽しみは無限大です。

    最近よく見るのがキャンプの動画です。今は新コロのためにキャンプなどはできませんが、YouTubeで人のキャンプ体験を見ると疑似体験できます。自宅にいながら、北海道や富士山などいろんなところに行った気分になれます。家で過ごすにしても、例えばご飯を炊くときに炊飯器を使わず飯ごうで炊いてみるとか、ベッドで寝ずにねぶくろで寝てみれば、家で過ごしながら疑似キャンプ体験もできますよ。

    山の内小学校付近の麦畑と夕陽

  • 患者さんに触れない診察

    先日も書きましたが、最近では診察で聴診するのをほとんどの場合省略しています。患者さんとの接触を避けることは、私たち医療人と患者さんの距離を取るため、そして、診察時間を可能な限り短くするための対策です。逆に言えば、人との距離を保つこと、無駄な接触を避けること、そして、対面で会話する時間を3分以内にすることなどが感染予防に重要だと考えているわけです。本来なら、患者さんを自分の家族と思って接することをクリニックの理念としているので、この取り組みは理念に反するのですが、院内で新コロの感染が起こってしまっては元も子もありませんから、致し方ないと思っています。診察があまりにあっさりして物足りないと思われるかもしれません。もし、話足りないときは遠慮なくいろいろ聞いてください。全員に診察時間制限をしているわけではありません。必要と思えば、じっくりお話する時間を取ります。

    昼に銀行に行ったらカウンターにコンビニみたいなビニールの幕が貼ってありました。この銀行は2年ほど前にカウンターのアクリルの仕切りを取り払ってオープンカウンターに改装したばかりだったのですが、また、仕切りの小さな隙間から通帳などのやり取りをしなくてはいけなくなりました。クリニックでもそういうビニールの幕を作っているところがだいぶ増えてきています。新コロの場合、クルーズ船ダイアモンドプリンセスの例を見るとわかるように空調などを介してどこにでも飛んでいくと思われます。あんなビニールの幕は感染予防になるとは考えられないし、実際に科学的根拠はないとおもいます。

    そうは言っても、うちのスタッフに聞いたら心理的な安心感があるそうです。スタッフがそれを望むのなら、仕方ないので当院も受付にビニールの幕を張ることを検討したいと思います。これからの世は人と接近しないことが基本だと考えると仕方のない流れなんでしょう。私は漢方を専門としているため、レントゲンの写真を見るより痛いところを触ってみることを重視していました。なんとも寂しい世の中になってしまいました。今、仕方なく距離をとっていますが、心は今まで通りバリアなく接したいと思っています。

  • 暇な休日は肥満の元

    この週末は店もかなり閉まっていて寂しい感じでした。せっかくの休みも行くところもなく家で台湾ドラマの続きを見ました。このまえまでみていたドラマはついに最終回を迎え、次のドラマを見始めました。日曜だけで8話までみました。何という贅沢な時間の使い方でしょう。今度のGWも店などは閉まるようなので、こういう休日の過ごし方になりそうです。しかし、それだけでは、進歩がないので、以前から勉強している分子栄養学講座などもしっかり勉強したいと思います。

    こういうときに備えて食料はたくさん備蓄しているので、今食べなかったら食べることはないと思い、インスタントラーメンや缶詰を食べています。幸い、肉や野菜も生協から届くので、買い物に出る必要はありません。家でずっと過ごすとつい間食をしてしまいますね。仕事をしているとそんな暇ないのでいいですが、家で暇にしているのは肥満の元です。実感します。

    診察中に、最近は外出しないから太った、という患者さんが多いですが、それは間違いです。痩せられるほど運動するには毎日10キロくらい走らないと無理です。1万歩程度歩いても消費したカロリーはご飯1杯でパーです。痩せたければ食べないこと、あたりまえですが、これしかありません。

    城南の新中華にて

  • 時代の荒波の真っ最中

    感染予防のために聴診器を使わない診察をはじめました。この数日、できるだけ患者さんに触ることなく、話を聞くだけで薬を処方しています。これは、内科医にとってかなりチャレンジです。触ってみればいろんな情報がとれます。熱い、冷たい、腫れている、むくんでいるなどは当然ですが、漢方では触ることで気の流れも見ます。達人は顔を見ただけでそこまでわかるのでしょうが、普通の漢方医は脈などを触ってみて気が多い少ないなどの判断をするのです。

    漢方は寒熱虚実で処方を決めます。西洋医学が病名で薬が決まるのとはかなり違う論理があります。寒熱虚実は触ってみるとわかることが多いのですが、患者さんの話を細かに聞くことで代用する事ができます。例えば、指が腫れて痛いと言う場合、じっとしていても痛いのか、動かすと痛いのか、お風呂で温めたら痛みは減るのか、夏と冬で痛みは違うのか、など、あれこれ情報を集めることで寒熱の判断ができるのです。

    このように、患者さんに触らない診察は新コロ対策としてやむを得ず始めたわけですが、この習慣が1ヶ月も続くと元に戻ることはないと思います。それくらい、今回の新コロの与えるインパクトは大きいと思います。テレワークなども同じだと思います。一旦今までの習慣から離れてしまうと元には戻りません。好むと好まざるとこれが世の流れです。ふとテレビを付けたら「さんま御殿」があっていましたが、あんなに大勢の芸人さんがギュウギュウ詰めにひな壇に座るなんてありえないと皆が感じれば、ああいう番組はそのうちなくなってしまうのです。時代の流れ、今は急流下りのような荒波にもみくちゃにされている真っ最中です。自分にできることをするしかありません。