むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 現代版「一杯のかけそば」

    「一杯のかけそば」という話があります。貧乏家族が大晦日に一杯のかけそばを家族みんなでシェアするというお話です。涙を誘われる美談みたいに語られますが、こういう場合、有識者と言われる人は「お金がないんだったら蕎麦屋に行くなよ、買ってきて家で作れば、同じお金で4杯作れるでしょう」といいます。それと同じことが昨日起こりましたね。総理が国民が困っているからマスクを2枚ずつ配りましょう、とのこと。布マスクの性能がどうだとか、それをたった2枚ずつ何十億もの予算を使って配るなんて、と非難ゴウゴウですが、これは一杯のかけそばだと思わないといけません。

    国民のためを思って、お父さん(政府)は精一杯のことをしてくれたんだということ。いらない人は他の人にあげればいいし、使い捨てマスクをできるだけ使わず医療や介護の現場に回そうという政府の意図をくんで協力してくれれば嬉しいことです。政府は知恵と予算の都合を考えて精一杯の努力をした結果が、これだったということです。つべこべ言わずありがたく頂いておきましょう。

    怖い怖い、イヤダイヤダと言っていると、そういう世界が現実になります。跳ね返すだけの笑顔で過ごしていると悪いことは起こりません。朝、仕事に行く前に鏡を見て笑顔を点検しましょう。そして、暗いニュスばかり見ないことです。この数日志村けんの特番があっていますが、せっかくのお笑いも物悲しいので見ないほうがいいと思います。私はいま台湾ドラマにハマっていてニュースなんて見る暇全くありません!

    クリニック前も桜が満開です🌸