むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 訪問診療の枠はあと数名です

    外来患者数はコロナの影響でいつもより少なく、暇なのでネットでいろいろ見ています。NYでは飲食店は全く商売にならないという話で、さもありなんと思うのですが、逆に急激に売上を上げているのがデリバリーサービスだそうです。高級フレンチなどは店でないと食べられませんが、ハンバーガーやサンドウィッチなどのデリは手軽です。都会はウーバーイーツ(個人契約の宅配サービス)が盛んですから、マクドナルドもウーバーイーツを使って宅配しています。ピザ屋も昔からデリバリー専門店があります。こういった業種は忙しくて仕方ないそうです。明暗がはっきりと別れてきました。

    私たち医療に関しても、流れは同じだと確信し、この1ヶ月訪問診療患者さんとの契約に真剣に取り組みました。おかげで、数件の新規契約がとれました。クリニックの診察室にじっと座って患者さんが来るのを待つ時代は終わりです。もちろんゼロにはなりませんが、それだけではいけません。医療もビジネスなので、時代にマッチした変化を遂げなければ生き残れません。

    在宅医療は時間がかかります。最も効率的に診察するには、老人ホームなどの施設で複数名の患者さんを診察することです。それでなければ、クリニックに近いところにお住まいのご自宅へ訪問なら、短時間で多くの診察が実現します。コロナの影響で高齢で持病のある方がクリニック受診を控えられたりしていますが、クリニックから10分程度の距離ならまだあと数名は定期的な往診が可能です。毎回タクシーで来院されるような場合は、訪問診療を利用したほうが安くなると思います。ご検討されてはいかがでしょうか?

    コロナの騒ぎが1日も早く収まりますように。熊本城稲荷神社

  • 大家好(ダーチャーハオ)

    この週末、自主引きこもりされましたか?私は朝から台湾ドラマの続きを見ました。ついに最終回まで一気に見ました。すると、ああ終わってしまった、という〇〇ロスの状態です。台湾の俳優をご存知ならアーロンという俳優とティア・リーという女優(本職は歌手)のロス状態です。そこで、アマゾンプライムを調べたら、台湾のドラマが続々と見つかりました。なかでもアーロン主演のドラマが他にもあったので、それを見始めました。これで、ロックダウンは怖くないです。ドラマを楽しむために、中国語の勉強も初めています。ユーチューブで台湾人の台湾語講座等を見ていると、これからの時代日本語、英語、中国語の3ヶ国語は当たり前のような気がします。それができれば相当視野が広がります。

    もし私が大学生だったら、第2外国語は中国語にします。私が大学の頃は医学部はドイツ語をいうのが当たり前だったのですが、全く役に立っていません。むちゃくちゃ難しいドイツ文学を辞書を片手に読むだけのくだらない授業でした。単位を取るためだけの勉強です。今、ユーチューブなどを見ていると、日常会話、旅行用の会話、ドラマを楽しむための言葉など、役に立つ情報が満載です。おかげで、朝から晩まで中国語講座と台湾ドラマで10時間以上中国語を聞いていました。犬の散歩をしていても頭の中は中国語です。家に引きこもって台湾旅行したみたいな気分です!まるでドラえもんの世界!

    コロナに関する話題ですが、これだけ中国語を勉強すると、中国から発表されている中国語のコロナ肺炎に関する治療法も読めるようになります。なんと中国では新型コロナ肺炎の8割は漢方で治しているとのことです。重症化した場合人工呼吸器が必要ですが、大半はインフルエンザみたいなものです。タミフルのような有効な薬が確立するまでは漢方の出番です。どんな処方がいいかはこの週末中国の文献を読んで勉強しました。早速、明日からは風邪で来院した患者さんにはもし新コロだったら、ということを踏まえた漢方治療をしたいと思っています。

    熊本城、御幸坂の加藤清正像を背景に

  • 辛いときこそ笑顔を作りましょう

    桜がだいぶさいてきました。当院の待合室からは目の前の公園に咲く桜が見えます。この季節、最高です。仕事しながら桜が見えます。あいにくの雨ですが、まだ咲き始めですから散ることはないでしょう。日曜は晴れるそうなので、楽しめます。楽しめるとは言え、大勢でお花見の会はできないので、一人でちょっと散策する程度です。私の記憶では、5−6年に一度くらい桜の開花が遅くなり4月の入学式頃に咲きます。たいていは卒業式頃に満開ですので、今年は久しぶりに入学式と桜という構図だったのですが、多くの入学式も取りやめになっており、残念ですね。写真を撮るくらいはいいでしょう。皆さん、記念写真ぐらい撮らないと春はきませんよ。

    私は最近経営のかなめとなる心理学を勉強しているのですが、鴨頭嘉人さんの講演でよく言われるのが、作り笑いはすごい!ということです。心がハッピーだから笑顔が出るのは普通のこと。逆に、作り笑顔でもいいから口角を上げてニッコリすると、深刻な悩みを「悩めなくなる」とのこと。やってみるとなるほどと納得することでしょう。つまり、心が顔に出るのは子供。大人は顔を作って心をコントロールしないといけないのです。

    作り笑顔は人のためであり、自分のためでもあります。笑顔を周囲に振りまくと沈んだ気持ちやストレスが飛んでいきます。女性は鏡の前で化粧をしながら笑顔の練習もすると思いますが、男の人も練習したほうがいいと思います。眉間にシワを寄せているのは最悪です。福の神から嫌われますよ。外出自粛要請で商売あがったりという人がそうとういると思いますが、泣いていても仕方ありません。笑顔を作って前に進みましょう。進化論にある通り、変化に対応できるものだけが生き残るのです。

    御船、恐竜のいる公園前

  • 自主引きこもりの週末を過ごしましょう

    関東はこの週末外出自粛の指示が出ています。これは、関東に限った話ではなく、できれば日本全国でやったほうがいいと思います。東京は新コロ患者用に確保した病床がすでに100%埋まってしまっているとのことで、これ以上の患者増加は患者さんの受け入れが困難な状況です。NYタイムズのYouTubeを見ると、医療崩壊している現場のレポートが有りました。これは見ていてゾッとしました。地獄です。レポートによると、若い元気な人もどんどん運ばれてくる、タバコも持病も関係ない、と言っています。要注意です。

    この週末、関東は雪が降るという話です。冷えると免疫が落ちるので感染が拡大します。くれぐれも雨に濡れて歩いたり、薄着をして寒い中過ごさないようにしましょう。熊本などは外出自粛の要請はでていませんが、自主的に引きこもることをおすすめします。なにか家で楽しいことをしましょう。手作りのパンを焼いてみるもよし、断捨離で家の大掃除をするもよし。日ごろしたくても時間がなくて後回しにしていたことをついにするべきときが来ました。

    私はすることがたくさんあります。土曜の午前中は通常通り診療します。家に帰ったら、まずは今夢中で見ている台湾のTVドラマを見ます。そして、そのドラマをもっと楽しむためYouTubeで中国語講座を勉強し始めました。この前から受講している臨床分子栄養学講座も全部で50時間以上のプログラムを(オンライン)受講しないといけません。時間がどれだけあっても足りないくらいです。

     

  • 食料を賢く備蓄する

    東京を中心として、関東ではこの週末不要不急の外出を控えるようにという指示が出ました。それに反応するかのようにみんなスーパーで食料を買っているニュースがでていました。熊本はどこ吹く風みたいにしていますが、準備のいい人はすでに備蓄は済んでいると思います。私も随分前にブログに書きました。熊本地震の時を思い出せば、こんなのなんてことないです。電気と水がちゃんと使えるわけですから、インフラの心配はありません。エアコンも使えるし、布団で眠れます。

    ですから、皆さん冷静に対応すればいいと思います。ただ、地震のときの非常食を思い出すとわかりますが、おにぎり、カップ麺など炭水化物ばかりでした。そして、飽きるので、味は濃くて塩のとりすぎです。炭水化物のとりすぎで糖尿病になり、塩分のとりすぎで高血圧になります。また、野菜不足でビタミンと食物繊維が足りないため、脚気のような体調不良と便秘になります。もし、イタリアやニューヨークのようなロックダウンが起これば、野菜が不足すると思います。保存のきく缶詰、レトルト食品、冷凍の肉や魚はなんとかなるでしょうが、野菜となるとイモ類や玉ねぎ、人参ぐらいでしょうか。それでもいいので、日持ちする野菜は買っておいたほうがいいと思います。干し椎茸、切り干し大根など乾物は超おすすめです。あとは、仕方ないので、ビタミン剤のサプリでしょう。ビタミンBミックス、C、D、Eは必須です。

    日本だけが新コロ死亡者数が桁違いに少ないのは七不思議とされていますが、清潔好き、握手などの接触をする習慣がない、マスク好き、などの他にもなにか理由があるかもしれません。例えば日本独特の食べ物が免疫を上げているのかも。日本中どこでも、そして誰もが食べているけど日本独特のものと考えると、味噌や納豆などでしょうか?これら発酵食品は免疫を上げるのでぜひ常備しておきたいと思います。

    御船川の河川敷にて