むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 霊芝の話3

    霊芝の話の続報です。

    昨日も薄く作った霊芝の煎じ液を一日3回に分けて飲みました。利尿効果や利胆効果があるのではないかと思います。いつもより尿量が増え、あまり気にはなっていなかったのですが体のむくみが取れてきて、手指が細くなりまぶたも軽くなった気がします。とにかく、いつもより体が軽くて軽快です。きっとデトックス効果があるのでしょう。それなりにストレスもあるし、お酒も飲むし、何十年分もの老廃物がたまっているかもしれません。そういうものが、霊芝を飲み始めてから体から抜けてきた気がします。

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    昨夜は、私の送別会を兼ねて医局の先生と博多の中洲まで飲みに行きました。中洲には山笠の山車が飾られていました。美しい。中洲では涼しい夜風に吹かれながら屋台で天ぷらやラーメンをいただきました。博多は地震がなかった分アジアからの観光客も多く、本当に元気に賑わっていました。熊本もやっと活気を取り戻しつつありますが、雰囲気は全然違います。羨ましい。飲んで帰って、霊芝をちょっと飲んで寝ましたが、今朝も目覚めはスッキリでした。

  • 漢方の勉強会

    漢方の勉強会が毎月あります。今月は世話人を頼まれていたので、水俣で漢方薬局を営まれているY先生をお招きして勉強会を行いました。

    Y先生はとても漢方に対する造詣が深く、ただの漢方薬局の先生ではないのです。北朝鮮まで人参の買い付けに行ったり、買ってきた生薬を自分のところで色々加工したり、なんでもできる先生です。古典を読んで理解し、それを実践してみる、トライアンドエラーの賜物と思います。もともと漢方というのは数千年前から人間が人体実験的にいろんな生薬の組み合わせを試してきて、有効性が確認できたことだけを当時貴重だった木を薄く削ったものを紙代わりにした本に記して後世に伝えてきたものなので、その有効性は既に実証済みなのです。もちろん副作用や安全性に関する情報も3000年の歴史の中でわかっています。

    このような漢方のことを勉強するには、どれだけ時間があっても足りません。日々勉強です。何千年分の歴史、先達の理論などを知り自分のものにすることは、仕事というより趣味に近いかもしれません。人生最後まで勉強だと思います。事実、漢方の勉強に来られている先生方を見ると、70歳、80歳を超えても勉強会に参加されています。西洋医学ではあまり見ない光景でしょう。漢方薬を扱うのはそれだけ面白く、やりがいがある仕事だと思います。

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    写真はエキネシアという花ですが、アメリカの原住民の間では風邪に使うハーブ(薬草)です。今ではアメリカのドラッグストアに行くと、エキネシアという錠剤の風邪薬はどこででも手に入ります。

  • 統合医療

    統合医療という分野がある。名前の通り、いろんなジャンルの医学を統合したものだ。西洋医学で足りない部分を補う。漢方、ハリ、整体、ヨガ、アロマ、リラクゼーション、その他いろいろな健康関連の専門家が集まった学会だ。土曜日には熊本で統合医療学会が開催された。僕はこの学会の世話人で、学会では特別公演の座長を頼まれた。

    その学会で聞いた面白い話をひとつ披露したい。

    ご存知の通り、北海道の夕張市は財政破綻して厳しい環境にある。夕張の医療体制も崩壊したと言っても過言ではない。住民は超高齢化しており、普通だったらみんな病院通いが仕事のような人たちばかりだけど、病院そのものがほとんど消滅してしまい、よほどのことがないと病院に行くことはない。救急車を呼んでもなかなか来ないし、救急患者は60キロくらい離れた札幌まで搬送されるらしい。そんな中、夕張市民の健康状態を調査した結果が発表された。なんと、驚いたことにガンや肺炎で亡くなる患者さんの数は人口当たり、日本全体の統計とほとんど変わっていないとのこと。つまり、医療体制が崩壊しても、夕張市民の寿命は短くなっていないそうだ。驚きとともに、感動すら覚えた。(詳しくは森田洋之先生の著書:破綻からの軌跡〜いま夕張市民から学ぶこと〜を見てください)

    日本の(医療)財政は近い将来必ず破綻する。夕張で起こったことが、日本全体で起こる。その時、日本はどうなるんだろうと思っていたが、心配ないようだ。では、夕張ではなぜなんとかなったのだろうか?

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    それは、お年寄りを地域全体で支え合う。認知症が進んだ高齢者で、普通なら入院して寝たきりになるような人でも、地域のみんながそれを見て、声をかけ、助け合うことで一人暮らしが可能。点滴をしないで口から食べることで、認知症も改善し、歩けるようになる。そして、年取って病気になった時に入院、検査、点滴、ベッド上安静という本人は望んでいない治療を甘んじて受けることなく、自宅に帰る。そこには在宅診療、訪問看護という病院を使わず生活の中での医療サービスを受ける仕組みを充実させる。また、肺炎球菌ワクチンなど予防できる病気の予防はきっちり行う。

    厚労省は日本全体の病床数を削減し、在宅医療に舵を切るよう仕向けている。これは、無駄にお金をかけない医療体制作りというだけでなく、最後まで住み慣れた地域や自宅で幸せに過ごす時間を大切にする、という意味で、決して悪いことではない。ただ、これまで病院任せにしていたところを他人任せにしないという覚悟が必要となる。