むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 登山用品はサバイバルグッズ

    3年ほど前に登山をしようと思い立ち、登山靴など色々買い揃えました。登山とはいえ、阿蘇とか九重とかそんな遠くまで行くことはなく、俵山とか菊池の鞍岳、ツームシ山などを登りました。暑くても寒くても嫌なので、年に数回しか登る機会はありませんでした。そうこうしているうちに阿蘇山が噴火し、登山規制され、数年前の豪雨で登山道は無茶苦茶になり、そして熊本地震で阿蘇方面へ行くこともほとんどなくなりました。そういうわけで、せっかく買い揃えた登山グッズは押し入れにしまったままになっていました。

    なかでも、登山用レンコートは結構高かったのに、一度も使っていませんでした。イタリア製でアルプス登山用に開発されたものです。もったいない。そこで、今日は雨の中、それをきて犬の散歩をしてみました。暖かいです。全く不快感がない。傘もささずに快適なままいつものような散歩ができました。うちのゴンにとっては迷惑だったかもしれませんが、楽しそうだったのでよしとします。このように、登山グッズはとても機能性が高く、持っていると安心感が違います。温暖化の影響で暑さ寒さが尋常でないこの頃です。備えあれば憂いなしです。

    ところで、昨日も書いたようにこの連休で東洋医学会の漢方専門医を更新するための書類をなんとか書き上げました。あとは細かいところを訂正して印刷するだけです。この作業をしている時の私の机はまるで株式のデイトレーダーのようです。パソコン2台、iPad2台の合計4画面を並べて、書類書き用、電子カルテ検索用、YouTubeで音楽をかける用、検索用の4つです。本当は1台のパソコンで4つくらいのマルチタスクはできるのですが、それをあえて4台使うのが贅沢であり、楽しいのです。

  • やっぱりウィンドウズもいい

    仕事ではいつもAppleのMacとiPadを使っているのですが、ウィンドウズも使います。最近、東洋医学会の漢方専門医を更新しないといけない状況で、50症例の報告書を書かないといけないのですが、それがエクセルのファイルになっています。マックでもエクセルは動くのですが、高いので職場に何台もあるパソコンに全てMS-Officeを入れるわけにもいきません。それだけでなく、とても大きな問題があったのですが、ウィンドウズはそれをいとも簡単に解決してくれました。それは、漢方医学辞書です。漢方の症例報告を書くためには東洋医学用語、とりわけ漢方薬の処方を漢字で書かないといけないのですが、通常のIME(辞書)では漢方薬の名前がうまく変換できません。せいぜい変換できるのは葛根湯ぐらいです。

    そこで、漢方薬を含めた東洋医学辞書を入れることになるのですが、ウィンドウズなら無料の辞書が簡単に手に入るのです。入れようかな、と思って実際に入れ終わるまで3分もかかりませんでした。なんと快適なこと。これで、あらゆる漢方薬の名前がストレスなく変換できるようになりました。

    今週末は2回目の連休です。私は今回の休み中に何としても専門医更新に必要な書類を書きあげようと思います。ところで先日は土曜の診療(当院は午前中)に60名を超える患者さんに来院いただきました。大変な混雑で、長時間お待たせしてすいませんでした。正月明けにスタッフに新年の挨拶をしたのですが、今年の抱負はただ一つ、待ち時間対策です。なんとかしないといけないと思っています。

    上江津湖

  • ビタミンの効果

    最近、ビタミンには素晴らしい効果があると、感心しています。実体験です。通常、保険診療ではビタミン剤は査定のターゲットとなっており、漫然とビタミンを投与すると切られてしまいます。保険診療は病名に対して医薬品の処方が認められているので、病名のない健康増進とか、美容目的では保険が使えないルールなのです。

    そういうわけで、胃腸炎で2−3日ご飯が入っていないと言われても、保険の査定が怖くて迂闊にビタミン剤の点滴なんてできません。2−3日食べない位ではビタミン欠乏にはならないでしょうという理屈です。しかし、理屈はともかく、自分でビタミンを飲んでみてびっくりしました。二日酔いしないし、目覚めはいいし、体が軽いのです。あまりに劇的な効果だったので、当院向かいの凌雲堂薬局でもDHCのビタミンBミックスやビタミンCを売ってもらうことにしました。これは保険適応外で自費購入になりますが、20日分で160円前後です。健康を買うにはあまりに安い買い物です。

    結局、食べ物に気をつけていても、ビタミン剤1粒でレモン何十個分のビタミンCとかいうことになると、毎日レモンばかり食べていられないし、野菜を食べるにも限度があります。ビタミン剤をとれば、安くて安全に補えます。

  • 無駄を省く努力

    年末年始の病院を受診した人は経験したと思いますが、どこも2時間以上の待ち時間です。私が大晦日に地域医療センターで働いた際には、2時間待ちの3分診療しかも、インフルエンザの検査をしたらさらに結果を1時間待ち。会計に30分以上。そして院外の調剤薬局でさらに1時間、合計4−5時間かかります。40度近い熱でフラフラしながら来院して、こんな待ち時間はとんでもないことです。無駄を省く努力が必要です。

    仕事に無駄が多いことに気づくべきです。例えば家族にインフルエンザが確定していて自分も熱が出てきたときに、インフルエンザ以外の風邪である可能性の方が低いと思います。それをあえて検査するから、何時間も余計にかかります。そして、検査結果がもし陰性だった際に、本当にインフルエンザでないのかそれとも検査のタイミングが早すぎてきちんと出なかったか、解釈も難しくなります。それぐらいなら、検査なしで問診と診察でインフルエンザの可能性が高いと診断・治療してもなんら問題ありません。

    無駄といえば、年賀状。今の時代本当に無駄なことです。毎日毎日余計な作業に追われます。つい先日直にお会いした人からわざわざ年賀状が届きます。こんな習慣は廃止して欲しいです。それにも増して大変なことが、年賀状を今年だけ値下げしたことです。あと数日で10円を追加しないと送れません。送る側も迷惑ですし、もらう側も迷惑です。さらにそれをチェックする郵便局員の手間と、10円切手を貼るように周知するためにかけたコストを考えると、今年の年賀状だけ10円安くなんてしなければよかったのに、と思ってしまいます。

    上江津湖。

  • 新しい年の始まりです

    さあ、仕事始めです。まだ、正月気分が残っているかもしれませんが、多くの人は仕事が始まったことと思います。ほんの数日休んだだけでも気分はリフレッシュしますが、体が休みモードでなかなかエンジンがかからないということがあるでしょう。似たようなことですが、ストレス障害などで仕事を1−2ヶ月休んでしまうと、職場復帰のハードルは高くなってきます。職場が温かく迎えてくれればいいのですが、なんとなく出て行きにくいことでしょう。しかし、そんなことを気にしていては仕方ありませんから、内心ドキドキしても、やるしかありません。ちょうど今日から職場復帰した人もたくさんいると思いますが、今週はあと1ー2日で終わりでしょうから、なんとか乗り切りましょう。来週月曜も休みですから結構いいのではないでしょうか。

    昔の正月番組で思い出すのが、芸能人隠し芸大会でした。みんなよく練習してすごいなーと思って見ていました。最近は、時代がすっかりかわり正月といえば芸能人格付けの番組です。このところGACKTが素晴らしい成績で、一流を知っている人というのはグルメとか大御所とかでなく、こういうところから現れるんだと思っていました。そして、今年衝撃的だったのは、GACKTと肩を並べる一流芸能人がもう一人出てきたということです。

    それはX  JAPANのYOSHIKIです。すごかったですね。全問正解。持って生まれた才能でしょうか。いや、それだけでなないと思います。GACKTの一人勝ちの時は、才能かもしれないと思いましたが、2人の一流が出て初めてわかりました。共通項があります。アーチストとして磨かれた感性の持ち主であることは間違いありませんが、二人とも外国に拠点を持っている(日本暮らしではない)ところが大きいと思います。外国での暮らしはそれだけ本物と接するチャンスを増やし、人間の幅を広げ、感性を磨くのですね。熊本と東京でもかなりの差があると思いますが、NYやロス、シンガポール、クアラルンプールなどではまた違います。景気がいい国には世界中の富が集まるからです。

    龍田にある三ノ宮神社にて