むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 無駄を省く努力

    年末年始の病院を受診した人は経験したと思いますが、どこも2時間以上の待ち時間です。私が大晦日に地域医療センターで働いた際には、2時間待ちの3分診療しかも、インフルエンザの検査をしたらさらに結果を1時間待ち。会計に30分以上。そして院外の調剤薬局でさらに1時間、合計4−5時間かかります。40度近い熱でフラフラしながら来院して、こんな待ち時間はとんでもないことです。無駄を省く努力が必要です。

    仕事に無駄が多いことに気づくべきです。例えば家族にインフルエンザが確定していて自分も熱が出てきたときに、インフルエンザ以外の風邪である可能性の方が低いと思います。それをあえて検査するから、何時間も余計にかかります。そして、検査結果がもし陰性だった際に、本当にインフルエンザでないのかそれとも検査のタイミングが早すぎてきちんと出なかったか、解釈も難しくなります。それぐらいなら、検査なしで問診と診察でインフルエンザの可能性が高いと診断・治療してもなんら問題ありません。

    無駄といえば、年賀状。今の時代本当に無駄なことです。毎日毎日余計な作業に追われます。つい先日直にお会いした人からわざわざ年賀状が届きます。こんな習慣は廃止して欲しいです。それにも増して大変なことが、年賀状を今年だけ値下げしたことです。あと数日で10円を追加しないと送れません。送る側も迷惑ですし、もらう側も迷惑です。さらにそれをチェックする郵便局員の手間と、10円切手を貼るように周知するためにかけたコストを考えると、今年の年賀状だけ10円安くなんてしなければよかったのに、と思ってしまいます。

    上江津湖。