むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • ルンバも賢いロボットですね

    昨日に引き続いてAI英会話やってみました。今日はディズニーランドの売店でお土産を買うという設定です。大体の話の流れ(シナリオ)があらかじめあるのですが、会話というのはその時の雰囲気でアドリブで言いたいことも変わってきます。AI先生のすごいところは、そういったアドリブにきちんとついてきてくれることです。そして、その会話を振り返って私の使った英語表現を更にいいものにするためのレクチャーがついてきました。AIすごい。何度でも練習できるので、確かにうまくなりそうです。しかも、シナリオを外れても相手が合わせてくれるので、本当に会話をしているようです。

    話は変わって、病院には5年ぐらい前にお掃除ロボットルンバを買って使っていました。まだ初期の頃の廉価モデルです。クリニックの待合は椅子はありますが他に障害物も少なくてちょうどいいと思って使っていましたが、仕事帰りにスイッチを入れて待合室に放っておいて、朝出勤してみるとドックには戻っておらず、どこか遠いところでバッテリーの息絶えて止まっていました。毎朝、ルンバちゃんがどこにいるのか探すのが大変。そして、点滴スタンドとかゴミ箱などをどこまでも押して移動させているのでもとに戻すのも面倒。さらに待合の床はルンバが掃除しても取れない汚れが多く、再度モップで磨かないときれいにならない。そう言うわけで、しばらく使っていましたが次第に使わなくなり、倉庫で何年も眠っていました。

    先日、ふと思い出して充電してみたらちゃんと動いたので、自宅につれて帰ってベッドルームを掃除してみたら、ベッドの下など掃除しにくいところもスイスイ入って隅々まで掃除してくれました。しばらくしてどのくらいゴミを吸ったのか見てみたら、ゴミの入るスペースに入りきれないほどのホコリが取れました。びっくりです。今日は私がチョコザップで走っている間、ルンバに家の掃除をしてもらいました。カーペットがふっくらして気持ちよくなりました。

  • AI(人工知能)英会話教室を体験しました

    昼ご飯を食べながらネットを見ていたら、AIによる英会話教室というのがありました。相手はAIなので、緊張せず会話の練習ができるかも、と思い、無料7日間お試しを開始してみました。会話に役立つレクチャーだったり、AI(リアルな外国人とオンライン会話しているみたい)を相手に会話するものなどいろいろありました。会話のレベルやシチュエーションなどは個人に合わせて設定できました。試しに「カフェで注文」をやってみました。「ご注文は?」から始まり、こちらの答えにあわせてAIがレスポンスしてきます。そのレスポンスにこちらがまた英語で返すと、延々会話できます。こちらが間違った発音(単語)を言っても、AIは状況判断して言いたいことを汲み取ってくれる。ただ、私が間違った発音や単語を使ったことは字幕に出てくるのでリアルタイムに訂正できました。すごいです。これ、無料お試しが終わったら、月謝1000円です。普通の英会話教室よりずっと安いし好きなときに好きなだけAIを相手に練習できます。いいかもしれません。

    私は留学前にYMCAの英会話にしばらく通いました。それなりに勉強したつもりですが、週1回1−2時間英会話に通っても全然上達しません。しかも、教室への行き帰りの時間もかかるので、タイパ(タイムパフォーマンス)が悪い。結局、留学先で24時間英語漬けになって3ヶ月ぐらいたってやっとみんなが何を言っているかわかり、多少会話ができるようになりました。ということは週1の英会話教室では全然練習が足りないということ。AIがこれだけ進化しているので、AI英会話教室はありですね。

    今度のGPT-4oではもっとレスポンスが速くなり、リアルタイムな会話が可能とのことなので、更にAIを使った英会話は高度なものになります。文章の方はすでに無料で使えるGPT-3やGPT-4で十分です。私は海外に行く人に英文診断書を書いて差し上げていますが、最近はチャットGPTで英文体裁を整えて文法などの誤りがないことを確認しています。あっという間に出来上がるので、今までの苦労は何だったんだろうというレベルです。すごい時代になりました。

  • なんと熊本のバスでSUICA払いが終了!

    昨夜から大雨となりました。雨の音で目が覚めるほどの降り方がずっと続いて、災害が心配されるほどでした。梅雨入り前というのに今年も大雨や台風、そして梅雨明けの猛暑など大変な年となりそうです。体調管理はもちろん、家の雨樋とか排水、エアコンのメンテナンスなど環境を整えておくことも健康を維持する基本となります。

    さて、今朝新聞を開いてびっくりしたのが、熊本市内のバスで全国交通系ICカード(SUICAなど)が使えなくなるというニュースです。現金払い以外はくまモンカードとVISAタッチ決済だけになるそうです。超不便!もともと熊本のバスにキャッスレス決済が導入されたとき、地域限定のくまモンカードが導入されました。なんで?と思いながら仕方なくくまモンカードを買いましたが、間もなくSUICAも使えるようになり、東京も福岡も熊本もSUICA一つで移動できるようになったと喜んでいたら時代は逆戻りです。そもそも地域限定のキャッシュレス決済など意味ないです。SUICAが使えないとなれば、消去法で考えてもVISA一択です。iPhoneにはいっているクレジットカードのうち、タッチ決済ができるものがいくつかあるので、それでバスに乗れるかさっそく試してみます。>調べたらまだ使えませんでした。空港行きリムジンなどだけ対応だそうです

    私はQRコード決済が嫌いで、ずっと使いませんでした。支払うときに店のQRコードを読み込んで、支払額を打ち込んで決済なんて、手間がかかりすぎてなんの便利さもない。その後、携帯のQRコードを店側に読み込んでもらって決済する方法もあるとわかり、これなら何秒かで決済できるのでまあいいか、と思いました。ところが、店によってはセルフで端末にQRコードをかざさないといけないところがあり、変な角度でこっちを向いているので携帯の画面を読み込ませるのに微妙に面倒なところがあります。それでも、立体駐車場の精算機などにQR決済があれば、本当は財布から小銭を出したほうが早いのにがんばってQRコードで払っている自分がいます。

  • 両端USB-Cのケーブルで充電すると速い

    月曜日は昼休み時間に校医をしている中学校の内科検診でした。午前も午後も診療がいそがしかったので、目が回るように多忙な一日でした。忙しいのは慣れているのでいいのですが、中学校の保健室の蒸し暑いこと。気分が悪くなるほどでした。あるクラスの生徒さんたちは体育の授業を中断して健診にきており、みんな汗だく。心音を聞くとみんなバクバクいっています。みわたすと学校の先生たちはマスクをしていない。私も暑すぎて気分が悪くなってきたのでこっそりマスクを外して診察しました。フー、やっと涼しい空気が体に入ってきた。オーバーヒート寸前でした。それにしても、先生は誰もマスクをしていないけど生徒さんたちの6−7割はマスクをしています。今体育の授業だったんじゃ?熱中症で倒れるぞ!マスクを外させる指導が必要なんじゃないかと思います。

    内科検診では、心音、呼吸音などの聴診、目の結膜の色をみて貧血のチェック、そして背中をみて側弯のチェック。これをだいたい一人当たり15秒ぐらいでします。流れ作業ですが、結構心音の異常とか貧血とかは一瞬にして見つけられます。毎年している健診ですが、今年は貧血疑いの人が異様に多かったです。あまりに多くて精密検査を勧めるのがはばかられるほどでした。学生さんたちの健康になにか異変が起こっていないといいけど、と密かに心配になりました。

    さて、話題は変わりますが、うちにはパソコンやiPadやアンドロイドPadなどが8個、スマホを合わせると10個あります。全部目的別に使い分けています。ただ、問題は使おうと思ったときにバッテリー切れになっていること。また、充電ケーブルがアップルのサンダーボルト、USB-C、USB-A、ミニUSB等いろいろあります。端末にささればそれでいいと思っていましたが、最近充電スピードを測れる道具でそれぞれを測ってみてびっくり。USB充電器の出力(ワット数)が大きいほど充電スピードが早いのは当然ですが、充電器から端末までのケーブルで大きく差が出ます。一番速いのはケーブルの両端がUSB-Cのもの。充電器側がUSB-Aで端末側がUSB-Cでは遅い!みんな知っていることかもしれませんが改めて測ってみてびっくりしました。これなら充電器からの出力もUSB-Cのものを使うべきです。USB-Aは使えたとしてもすでに化石です。

  • 漢方は貴重品

    予報通り夕方から雨になりました。5月も最終週です。台風発生のニュースもありましたが、梅雨入りも間近と思われます。頭痛や目まいの起こりやすい季節となります。当院にかかりつけの患者さんは毎年この時期は五苓散を早めにもらっておいて、梅雨の不調を自分でコントロールするという人が多く、もう、準備している人がたくさんいます。一時期五苓散が市場からとても品薄になり入手困難な時期がありましたが、最近流通は落ち着いてきています。

    先日NHKで漢方と鍼の話があったそうです。私はTVを見る習慣がないので知りませんでしたが、見た患者さんから足の三里に鍼をしてほしいとか、いろいろ番組の反響があったみたいです。以前は漢方関係の番組があると飛びついてみていましたが、最近は興味がなくなりました。見なくても知っている、というのが一つですが、もう一つの理由は、変に大勢の人が漢方に興味を持ってしまうと、貴重な漢方資源が枯渇してしまうということを心配するからです。漢方薬は西洋薬のように簡単に大量生産できるものではありません。畑の土を作り、何年もかけて薬用植物を育て、収穫して洗って選別して乾燥してとたくさんの工程を経て市場に並びます。それを漢方メーカーは仕入れて、レシビどおりに煎じてフリーズドライにして製品化する、という流れになります。同じ釜で他の製品を煎じるためには、工場のライン全体の洗浄が必要です。前に作ったものが残っていて混じったりしたらいけないので簡単ではないのです。

    このような貴重な生薬を使った漢方薬は西洋薬など他の手段で治せない難しい人にだけ処方したいのです。高血圧、高コレステロール、糖尿病、不眠症などは西洋薬でコントロールしたほうが確実です。薬のアレルギーとか妊婦さんとかなにかの理由で漢方でないと難しい場合を除けば、そういった生活習慣病などには漢方は不要だと思います。