むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 救急車がよく通る気がします

    最近、毎日救急車が右に左にとどんどん通っているのを目撃します。よほど沢山の人が体調を壊して搬送されているのではないかと気になっています。私はアメリカに留学中救急を専門としており、帰国してからも国立病院では救急担当で月に何度も当直していました。一晩に救急車が40台という日もありました。その後、NTT西日本病院(現在のくまもと森都総合病院)にいた頃は、救急受け入れ体制を作りたいという病院の意向で、私は救急外来立ち上げに関わりました。そんなこんなで救急隊の人たちとはしょっちゅう顔を合わせてみんな知り合いだったのですが、それから10年以上たち、すっかり、知らない人ばかりになりました。

    この3年、コロナで救急隊の皆さんは病院の受け入れ先が見つからず、路上で何時間も電話をかけ続けるという散々な目にあって、本当に可愛そうでした。最近は、コロナは落ち着いていますが、あちこちで急患が増えているようです。私のかかりつけの患者さんも日赤から電話があり、今日一日だけで2名も亡くなってしまいました。基礎疾患のコントロールが悪かったり、超高齢だったりすると、ちょっとしたことをきっかけに急変します。高齢は仕方ないとして、日頃の血圧、血糖などは甘く考えず、きちんと管理したほうがいいのは間違いないと思います。

    この土日は雨が上がって朝晩の冷え込みが厳しくなっています。私は冬の洋服をまた出すか今悩み中です。皆さん体調管理にはくれぐれも注意しましょう。