むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 汗にもいろいろあります

    蔓延防止がおわって、街には活気が戻ってきています。車の交通量もだいぶ戻っています。土曜の午後、久しぶりに渋滞をみました。そういえば、以前はこのくらい道が混んでいたよなーと懐かしく思えました。これからしばらくは感染者数もへって、経済活動も活発になり、明るく楽しい夏が来そうです。これは去年の夏もそうだったので、たぶん大丈夫と思います。問題はその後です。秋ごろから次の波が来ればまた自粛の冬が来るかもしれません。まあ、先の悪い予感は信じずに、しばらく続きそうなハッピーな夏を満喫したいとおもいます。

    涼しい室内に引きこもっていると、毛穴がふさがって汗が出ない体質になります。これから、ワクチンも効果が出てみんなが外に出始めるとき、相当暑いと思われますが、体が夏に対応できていないと熱中症になります。今のうちから汗をかく練習をしたほうが良さそうです。スポーツをする人は問題ありません。仕事でオフィスにこもっている人や在宅などで家から出ないという人は要注意。温泉や家庭のお風呂でもいいのでしっかり温まって汗をかきましょう。

    汗について少し解説すると、暑くてかく汗は生理的なもの、あたりまえ。緊張してかく汗は交感神経。安定剤や漢方である程度抑えられます。人によって頭から滝のように汗が出たり手のひらがベタベタになる人、ワキ汗がひどい人などいろいろあります。寝ていて汗をかく人(寝汗、盗汗)、これは体力低下を意味します。そして、冷や汗。上司に怒られたり、失敗をやらかしたときのもの。もう一つ、更年期のホットフラッシュ。涼しいはずなのに自分だけ暑くて汗が吹き出す。このように発汗にもいろいろあり、漢方ではそれぞれに対応した治療法を考えます。

    鶴屋東館7F 工芸展 入場無料です