むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • スロージョギングのすすめ

    例年だと、2月に熊本城マラソンがあるので今頃は歩道をランニングする人をたくさん見かけるのですが、今年は少ないです。コアなマラソン・オタクみたいな人しか走っていません。箱根駅伝もそうですが、冬はランニングのシーズンです。夏は暑すぎて死にそうになるので通常はオフです。オリンピックで真夏にフルマラソンなんて、過酷すぎて選手がかわいそうです。まあ、それはともかくとして、今の時期はランニングするのにぴったりです。あまり汗をかきませんから、快適に走れます。

    私は、開業するまで毎年のようにマラソン大会に出場し、フルマラソンを走っていました。そのためには毎日10キロから15キロの練習を欠かしませんでした。しかし、クリニックを開業した途端、忙しくて走る暇がなくなってしまいました。また、走っていて膝や腰などを故障してしまうと、医師一人で開業している手前、仕事を誰にも変わってもらえないので、無理なことは絶対しないことを自分の中でルールとしました。それ以来、走るのをやめてしまいました。

    それでも、今日のように冬とはいえ暖かく快適な日は小走りしたくなります。家に帰って、うちのゴン(トイプードル)を連れてゆっくり走りながら散歩しました。いわゆるスロージョギングです。私は歩けばだいたい1キロ10分ですが、スロージョギングは歩くくらいのスピードで走ることが大切です。キロ10分で、会話でも楽しみながら走れるくらいゆっくりペースで走ります。スロージョギングは同じスピードで歩くより全身運動になるし、骨に重力(G)がかかるので骨粗鬆症の予防になります。そして、ゆっくりだと膝や腰への負担も少ない。いいことづくめのスロージョギング、やってみませんか。

    久木野にある三菱の研修所 お城みたい

  • 日曜はお腹も心も体もエネルギーチャージ

    今回の非常事態宣言では、小中学校の一斉休校はされていません。学生は普通通りの授業です。学びの場というのはそれだけ大切なものだということです。それでは大人はどうでしょうか。大人も、スキルアップのために勉強をします。英語を習ったり、資格試験のための勉強をしたり、転職のために技能を身につける勉強などいろいろあります。そう言った生活のための勉強ばかりでなく、心の勉強もあります。こういう世だからこそ同業者や異業種の人たちとの情報交換は欠かせません。コロナ禍を乗り切るためのノウハウやモチベーションを得るには実際に会って話さないとオンラインでは限界があります。そういった勉強もすべて不要不急ではない、大切なものであり、自粛すべきものではないと思います。それなりにきちんと感染対策を取りながら、必要な勉強を続けないと、逆にコロナ禍を乗り切ることはできないと思います。

    外出せずに家に籠もることが正しい、みたいに思っているかもしれません。しかし、家でお菓子をつまみながらTVを見たり、ゲームをしたりダラダラと一日を過ごすことが正しいでしょうか。コロナにはかからないかもしれませんが、高血圧、肥満、糖尿病などに一直線です。さらに高齢者なら筋力低下、転んで骨折、誰とも話さず認知症が進む。よほどそのほうが早死しそうです。貴重な一日を無駄にしてはいけません。

    私は日曜朝も5時に起きて普通通りの活動をします。オンラインセミナーで横浜の会場と新宿の会場の2箇所をはしごで参加して経営者の心構えの勉強と、来たるべく人工知能(AI)の未来についての講演を聞きました。昼には少人数で会食、その後、南阿蘇で山歩きをして、誰ひとりいないホテルの温泉を独り占め、夕方は久木野でそばを頂き、その後萌の里のキッチンカーで売っているチキンの炭火焼きを買って野外のベンチで食べました(寒かった!)。1週間分のエネルギーがチャージされました。

     

  • 血圧や血糖はなんのために治療するのか

    正月明けのバタバタもだいたい落ち着き、普通の込み具合の土曜日でした。待合が蜜にならないように診察のスピードを上げています。それでも、気になる病状など聞きたいことにはしっかりお答えしますので、遠慮なくご相談ください。土曜日は仕事で平日来れない患者さんが多数来院されます。健診で再検査になった場合も平日来ることができず土曜に来院されるケースが多く見られます。このような患者さんでは、できるだけ採血は当日(30分以内に)結果報告します。そうすることで、2次健診などは再来する手間を省くことができます。

    健診で高血圧や糖尿病を指摘された場合、再検査の手間はたいしてかからないのですが、薬を始めたほうがいいですよと説得するのに時間がかかります。皆さん、血圧の薬などは一度始めたら一生やめられないと思っています。それは間違いです。塩分制限や運動、ダイエットなどがうまくいけば薬がいらなくなるケースは珍しくありません。こういった生活習慣病はその名の通り生活習慣が悪いために起こっているので、生活改善が根本治療で薬はその次なのです。

    また、薬を飲む理由をちゃんと理解しないといけません。私たちが血圧や血糖をきちんとコントロールしましょうというのは、血圧や血糖の数字を良くするのが目的ではありません。脳卒中や心不全などの予防が目的なのです。したがって、薬を飲むか飲まないか、血圧や血糖がいくつぐらいか、といううわべの話ではなく、10年後に健康で幸せな生活ができるかを予見しながら薬を選び、飲むことを勧めているのです。そのあたりをきちんと理解していただきたいと思います。

  • 苦難の今をどう切り抜けるかが成功への扉

    先週はすごく寒かったのに、今日は驚くほどの暖かさ。どうなっているんでしょうね。まだ3寒4温ですから油断できません。1月の電気代の請求書が届きましたが、去年の1月の1.5倍でした。やっぱり寒かったんですね。

    ところで先日鴨頭嘉人さんの講演を聞きました。今回もZOOMによる生配信で、運良く無料チケットをゲットできました。今回の話では、講演などを聞いて、人生良くなる人とあまり変わらない人がいる。その差は聞いたことを「すぐ行動する」かどうかの違いだ、と言っていました。すぐ行動する(即行)というのは、あれこれ考えずに言われたことをハイ!と返事して素直にやることです。その行動がどういう意味を持つかとか、どういう結果をもたらすかを予め考えないことが上手くいくコツです。考え始めると、やらない理由がいくつも上がってきます。みんな、面倒なことはしたくないので、否定的なアイディアが湧いてくるわけです。それを避けるには、考える暇を与えず、すぐに行動に移すことなのです。

    もう一つ大事な話がありました。コロナもそうですが、長い人生、当然困難にぶつかることがあると思います。その苦難を避けたら成長することはできません。苦難を喜ぶことが大事です。言葉を変えれば、その苦難こそが自分にとってブレークスルーとなるポイントなのです。無意識に苦手で避けていることが困難となって現れるわけです。そこから目を背けず、突破する方法を考え、実行することで成功の道は開けます。苦難の今をどう切り抜けるかが成功への扉なのです。

  • 今日を大切に生きること

    医師会で同じ心臓検診班の仲間だったAクリニックの院長先生がなくなったとの訃報を聞き、驚きました。まだ56歳という若さ。心臓検診で半年ほど前にお会いしたのが最後だったような気がします。あれほど元気だったのに、ショックです。ご病気だったのか、詳細はわかりませんが、クリニックのスタッフさんや通院患者さんたちも突然のことでお困りのことと思います。人生本当に何が起こるかわかりません。コロナが怖い怖いと言って人生楽しまないでいてはもったいないです。今日一日が充実して悔いのない生き方をできたか。日々反省です。

    悔いのない生き方とは何でしょう。それほど難しいことではないと思います。美味しいものを食べ、家族を大切にし、職場では一生懸命働き、みんなと仲良くする。人を騙したり欺いたりしないで恥ずかしくない生き方をする。それに尽きると思います。繰り返しますが、コロナが落ち着いたら〇〇しよう、というのは「充実した人生」の先送りです。もしかしたらコロナは今後一生落ち着かないかもしれないので、したいことは今日しないと悔いが残ります。しかも、したいことができるチャンスは何度もきません。

    クリニックではいろんな悩みを聞きます。職場のストレス(パワハラなど)、家庭の問題(夫の不倫やDVとか、嫁姑問題)等いろいろです。人の目や世間体を気にして思ったように動けない人もいます。しかし、人生は一度きりだし、過ぎ去っていく今日は二度と戻ってきません。ダラダラと悩まず、さっと気持ちを入れ替えることが大事だと思います。