むらかみ内科クリニック

院長ブログ

BLOG

  • 高齢者の活動低下が心配です

    数日前までの寒波が嘘のように暖かくなりました。いい天気です。いつもどおり老人ホームなどの訪問診療に回りましたが、非常事態宣言を受けてロビーなどでくつろいだりデイケアなどの活動が制限されて、皆さん狭い居室内で過ごされています。することないのでベッドで寝ている人が多かったです。こんな日々がしばらく続くと筋力低下がすすみ、トイレに行こうとして転倒したり骨折したりする確率が上がります。また、一日寝て過ごすだけでは刺激もないので認知症が一気に進む恐れがあります。感染症のリスクもあるでしょうが、熱もない元気なお年寄りはできるだけ部屋から出して通常通りの活動を維持してあげたいものです。しかし、一人でも感染者が出ると施設の中は大混乱になりますから、お年寄りの健康というより運営上の危機管理を優先した形で入居者の行動制限が厳重になっています。仕方ないといえば仕方ないですが、かわいそうですね。

    こういう状況を危惧して、家庭で見ることのできるところはホームを一時退居されるケースがあります。理想と現実は相当ギャップが有り、家庭で見ることができると思っても子供やお嫁さんのマンパワーだけではどうしようもないと思います。家族総倒れになることも考えられます。連れて帰る前にケアマネージャーさんに相談して、訪問診療や訪問看護などのサービス(社会資源)を活用するよう用意周到にお願いします。

    ところで、今日スマートウォッチを買い替えました。今までもバンド型の小型スマートウォッチを使っていたのですが、今度はAmazfitGTRという機種です。アマゾンで5800円分のクーポンを発行しているのでかなり安くなっていました。携帯への電話着信や、メールなどの通知はもちろん、天気予報も見られます。画面(時計の文字盤)はアナログやデジタルなど、どんな画面にでもなります。100種類ほどのデザインから選べるので、気分で変えられます。また、一日3回アラームを設定しました。目覚まし、午後の診療開始10分前、寝る時間の30分前です。手首でブルブル振動するので便利です。