むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 不眠と傾眠

    予約に関するお問い合わせをメールで頂いた方がいらっしゃいます。返事をしようとしたのですが、返信メールが届きません。もし、返事が来ないなーと思っておられる方がおられましたら、もう一度、返信用アドレスを確認の上、ご連絡ください。

    眠れないといって来院される方が毎日たくさん来られます。不眠は結構厄介です。薬をいろいろ使えばなんとかできる場合が多いのですが、薬の副作用とか常用性とかいろいろ考えると難しくなります。眠れないと翌日の仕事に差し支えるので何とかしてほしいと割り切って言っていただければ処方は簡単ですが、「寝たいけど、薬は飲みたくない。だけどー、飲まないと眠れないしー」と外来の診察室でひたすら自問自答される方がいます。来る前に決めてきてほしいと思います。私にできることは、処方することだけです。薬がいる人だけ来てほしいと思います。「マイスリーを飲めば眠れるけど認知症になりたくないし、漢方に変えてください」といわれても、ほとんどむりです。何も飲んでいない不眠の人なら漢方が効くかもしれませんが、睡眠薬と同等の効果を漢方で出すのは不可能です。

    逆に、眠くて仕方ないという相談もあります。まずは、睡眠時無呼吸がないかをチェックします。ないようなら、ナルコレプシーのような疾患(精神科が専門)の場合もあります。病的な異常がないときには、糖質制限を勧めています。朝と昼のごはんから炭水化物を抜くことです。パン、ご飯、麺類、シリアル、グラノーラなど一切の炭水化物をぬいて、肉、卵、チーズ、ソーセージなどを中心に食べます。またビタミンBミックスをとってもらうことも重要です。朝にバターコーヒーを飲むのもおすすめです。バター以外でもココナッツオイルやMCTオイルをコーヒーに入れてよく混ぜて飲むだけです。腹持ちするのでパンなど必要ありません。目がさえますよ。私も仕事中集中力を持続させるため朝と昼は炭水化物を完全に抜いています。