むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 夏休み 体を壊すお母さん

    台風が近づいています。今回は九州上陸はなさそうですが、突風や激しい雨には注意しましょう。梅雨明けはまだですが、学生さんたちはいよいよ夏休みですね。子供は喜びますが、親にとって夏休みは仕事が増えてストレスが増します。宿題を済ませたか、昼ご飯をどうするか、危ないところに遊びに出かけたりしていないか、せっかくの休みは遊園地などに連れて行かないといけないか、と子供のことを考えるときりがありません。おじいちゃんおばあちゃんたちも、孫が来るのはうれしくもあり、ストレスでもあるようです。ご馳走を準備したり、抱っこしたり、気ぜわしいため、孫が帰った後に病気したり腰痛などで病院へ来られる方は大勢いらっしゃいます。

    働くお母さんの場合が最も負担が大きいと思います。通常は子供が学校から帰るまでは安心して仕事ができますが、夏休みは気が気ではないと思います。一方、お父さんはというと、たいていの場合夏休みも全く無頓着です。夏休みで体調を壊したといって来院するお父さんは見たことがありません。やっぱりどこの家庭もお母さんに負担がかかっています。日本が遅れている証拠です。家事や子育ては男女平等であるべきです。夏休みに子供のことを心配して体調を壊すお父さんが出るくらいになれば日本も立派な先進国だと思います。

    今思えば、自由研究がとても負担でした。漠然としすぎているから困るのだと思います。もっと、テーマを絞って、理科、社会、技術家庭科から1つずつくらいテーマをだして、どれか好きなものを選べたら話は早いと思います。理科ならソーラーパネルの研究。社会なら、太陽光発電は地球を救うか(調査)、技術家庭科ならソーラーパネルを使った蓄電技術や省エネ家電の開発など、環境と先進技術の分野を考えるテーマなんていいですね。