むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 遅れて来る新聞はゴミ

    雨がひどかったですね。週間天気予報を見ると、もうそろそろ梅雨明けかもしれません。しかし、私の予想では、梅雨が明けそうで明けないだらだらした天気が続くのではないかと思っています。今年の沖縄は梅雨明けした後に九州へあがってきた梅雨前線が再度南下して沖縄各地で大雨をもたらしました。同じように、九州中部北部も梅雨明けしそうなくらい前線が北上してもまた戻ってくるのではないかと思うのです。まだ、安心できません。

    ところで、今朝は新聞が来るのが遅くて出勤前には届きませんでした。選挙のせいです。しかし、選挙結果を新聞で知る人が世の中にどれくらいいるでしょうか。テレビやネットで最新の情報を見ないと、新聞の記事は不確定です。特に今回は比例代表選挙もあったので開票から当選が確定するまでに時間がかかります。こんな選挙結果を、新聞は配達時間を遅らせてまで載せる必要があるのでしょうか?結果はWEBで!と書いておくだけでいいのではないかと思います。仕事が終わって帰宅してから新聞受けに入っている新聞はすでに新鮮な情報ではなくゴミです。どのページもたいして読むところもなく捨てられるだけです。新聞業界はもっとネットと役割分担すべきだと思います。

    月曜はいつものごとく芸能人の健康診断の番組があっています。あれこれ探して余命10年とか言っています。見ていると、あまりにわずかな変化を大げさに言いすぎです。見ている視聴者もそれを信じて自分の健康さえ心配になると思います。ささいな異常もまるで数年後に必ず大病が起こるかのような言い方をしています。ちょっとやりすぎです。意味のない検査や治療を助長する危険があると感じます。日本は健診やドックが盛んですが、アメリカをはじめ諸外国ではほとんどそんなものはありません。しかし、アメリカではがんが年々減少し、日本は増加し続けています。健診はほとんど役に立っていません。もっと根本的なところで日本の医療には間違いが潜んでいるのです。それが何かはまだわかっていませんが、無駄な検査のし過ぎではないかと思っています。皆保険のおかげで医療費が(諸外国より)安いため、たくさん検査して、小さな異常にたくさん投薬を受けます。薬代も保険が効くためだらだらといつまでの飲み続けます。害があるに違いないと思います。