むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 日曜は救急外来当番でした

    日曜は朝から地域医療センターの当番で救急外来でした。最近はたいした風邪も流行っていないからとたかをくくって行ったら休む暇もないくらいずっと患者さんが来ました。溶連菌感染、胃腸炎、尿管結石、イレウスなど様々な疾患です。重症が来ても心配ないのは、マンパワーがある点です。クリニックでは自分一人ですべてを完結させないといけませんが、大きい病院だと、自分の手に負えないときはほかの先生の知恵を借りたり、専門外なら専門の先生に頼んだりできます。いつでも頼めるというだけで気持ちに余裕がでます。地域医療センターは医師会病院なのですが、医師会というのは主に私たち開業医の集まりです。開業医(クリニック)が自分たちのクリニックではできない検査、入院治療などを頼みやすいように医師会費をはらって運営に参加しています。

    そこで、地域医療センターの外来は夜間、休日とも原則として1日分しか薬を出しません。翌日にはかかりつけの先生にお返しするのがルールです。あくまでクリニックの開いていない時間帯をカバーしてくれるだけです。それを知らずに、いくつかのクリニックにかかったけどまだ熱がでるとか咳が出るとか言って来院する人がいますが、明日またかかりつけの先生に相談するようにと言って帰っていただくのが仕事です。病院の立場を知らずに来院する人が結構いらっしゃいます。精査希望ならかかりつけの先生から頼まれないと、クリニックでの仕事を横取りするようなことはしません。

    私は、地域医療センターでも漢方処方をしようとするのですが、ことごとく薬局から在庫がありませんと電話がかかってきます。在庫がないならパソコンに出ないようにすればいいのに、と思います。小柴胡湯も柴胡桂枝湯も何もなく、葛根湯くらいしかありません。胃腸炎は漢方を使えばほぼ1日で治りますが、医療センター前の薬局にはビオフェルミンしかないのでこんなのでは3日たっても治らない、と悲しくなります。

    私のソウルフードの一つ。テキサスバーベキュー屋さんを発見