むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 在宅医療の時代

    数日前の新聞によると、日本の人口は急激に減少しています。団塊の世代が後期高齢者になるとこの先人口減少は更に加速度的に進むと予想されています。日本の人口は、戦前やもっと前の時代に戻る感じですが、絶対的に異なる点があります。それは、少子高齢化です。圧倒的に老人人口が多いのです。

    我々医療者サイドとしては、すぐそこに来るべき超高齢化に備えないといけません。病院に座っていて患者さんが来てくれた時代は終わりです。車の免許も返納して来院したくてもできない高齢者が溢れてくることでしょう。厚労省はそれに備えて我々開業医には在宅診療をするよう仕向けてきています。逆に、それを避けて行くことはできない時代です。当院でもすでに50名を超える在宅患者さんの訪問診療を行っています。

    子供さんやお孫さんたちが仕事をやりくりしておじいちゃんおばあちゃんを病院に連れて行かなくても、通院できない理由があれば訪問診療を受けることができます。通常は2週間おきに定期的な訪問診療を行います。薬局と契約すれば、もらった処方箋の薬を自宅まで届けてもらったり服薬管理をしてもらうこともできるのです。通院困難で家族にしわ寄せが来ていてお困りならまずはご相談ください。