むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 心臓検診がスタート

    韓国ドラマ「愛の不時着」第4話まで見ました。どんどんその世界に引き込まれていきます。キャストそれぞれにとても味があって魅力的です。台湾ドラマとはまた違った見ごたえあるドラマです。Netflixで見られます。ほんとにおすすめです。先日も書きましたが、下通りに韓国料理屋さんを見つけました。あまりに美味しかったので、また行ってきました。今回はチーズプルコギを食べました。それから、ナムルというお通しのようなものがあります。もやしや人参、ほうれん草などをさっと湯通しして、唐辛子やごま油で和えたもの。大好きです。最近は自宅でもしょっちゅうナムルを作って食べます。もやしやきゅうりなどやすくて美味しいですよ。

    今週から学校が始まりました。それに伴い、学校検診も急ピッチで始まっています。私は東町中学校の校医をしていますが、循環器内科が専門なので医師会の依頼で心臓検診班に属しています。週末、4つの小中学校から400枚を超える心電図の判読依頼が来ました。毎年、県内ほとんどの小中学校の心電図をチェックしており、400枚くらいは数時間で見終わりました。私が引っ掛けた心電図は、専門医の判定会にて2回めのチェックを受けて、これはという人は学校を通してヘルスケアセンター(地域医療センター横)に集められます。

    そして、この土曜の午後はそのようにピックアップされた学生さんたちの2次検診でした。例年は集められた学生さんとその保護者でごった返すのですが、今年は三密を防ぐため時間指定で来院していただいたとのこと。待合はさほど混まずにスムーズに終えることができました。

  • リストラされないための心得

    最近は、景気の悪い会社が多いせいか会社から不当なパワハラを受けて来院される患者さんがおられます。会社としては、人件費削減のためにリストラしたいのだと思いますが、リストラするには退職金の上乗せや転職先の斡旋などお金がかかります。そこで、お金をかけずに社員に自主的にやめてもらう手段として、パワハラするのです。ブラックですね。そんな会社さっさとやめてしまえ、と思うのですが、折りしもコロナ禍で転職先を探すのも一苦労です。

    それでは、職場で肩を叩かれないようにするにはどうしたらいいか。YouTubeをみていたら、とても大事なことを述べている番組を見たので紹介したいと思います。伊木ヒロシさんのチャンネルです。みなさんは、仕事をするときにどのような心意気で働いていますか?どうせ同じ給料なら、ちょっとでも楽しようと思っているなら、あなたはリストラ対象です。

    もし、一日8時間、月に20日勤務して月160時間働いたとします。給料が20万円なら20万わる160=時給1250円となります。したがって、あなたの仕事が1時間に1250円以上の収益を会社に与えるなら会社にとって有益な人となるわけです。これは、売上ではなく利益の額です。例えば1個500円のものを1時間で10個売ったとして売上は5000円ですが、利益が20%だとしたら利益1000円です。あなたの時給が1250円だったらこれはアウト!自分では結構頑張っていると思っているかもしれませんが、もっと頑張らないと会社に赤字を与えているのでリストラの対象となります。

  • フェイスシールドは素人には必要ない

    最近、朝から勉強しようと思って家を5時50分にでています。天気が良ければ、通勤中歩きながらYouTubeでいろんな講演を聞いて勉強です。クリニックに着いたら窓を開けて換気をしたり、クリニック前の歩道の落ち葉を掃除したりしますが、それでだいたい朝の6時半になります。クリニックの前の公園でラジオ体操が始まる頃私は診察室に戻ってZOOMのWEB講演に参加します。すでにスタッフが揃う頃にはひと仕事終わった感じです。ただ、今日の講演はあまりにひどかったので途中でZOOMから退席しました。

    というのは、司会者も演者もフェイスシールドをつけているのです。しかもおかしいことに、マスクはつけていない。完全に医学の常識から外れています。まずは、マスクが基本です。フェイスシールドなんて素人には必要ありません。あれは、コロナ感染の疑いが濃厚な患者さんを目の前にして、喉や鼻に綿棒を突っ込まないといけないような状況にある医者や検査技師がつけるものです。なぜなら、その時患者さんはマスクを外すからです。通常、相手と自分の両方がマスクをしていれば、そのマスクが手作りの薄い布製であっても問題ありません。

    コンビニやスーパーも最近はビニールカーテン越しになっていますが、ほとんど意味はないと思います。お互いがマスクをしていれば感染することはほとんどありえません。ただ、客がマスクをせずにレジ前でゴホゴホと咳をしたりくしゃみをすることもありえるのでああいった仕切りが役立つ場合もあるのです。しかし、ビニールカーテンのせいで、レジの店員さんとお客さんの心の距離がずいぶん遠くなりました。愛想笑いの一つもなく、淡々とレジを打ち、お釣りは手渡さずにトレイに置く、なんて、20年前の中国旅行を思い出します。どうしてもビニールカーテンが避けられないのなら、それを超えて伝わるだけの真心こもった接客(笑顔や挨拶)の努力がなければいけないと思います。

  • 訪問診療と訪問看護は車の両輪

    昨日Netflixに加入して、どんな作品が見られるのかいろいろ試しましたが、アマゾンプライムビデオとはあまりかぶらず、相当たくさんの映画やドラマが見られるようです。これではどれだけ時間があっても足りません。うれしい悲鳴です。それにしても、世の中なんでもネットの時代です。そして、アマゾンやNetflixのように定額で見放題(使い放題)のサービス(サブスクといいます)の時代です。医療はまだ国が決めた価格設定で出来高払いの仕組みとなっています。病院が勝手に値段を付けたらいけないことになっています。しかし、世の中の流れを考えると、クリニックの会員(かかりつけ)に登録して毎月いくらかの固定費を払えば、月に何度受診してもよい、みたいなサブスク型クリニックになる世の中も妄想ではないかもしれません。

    ところで、当院は訪問診療に力を入れています。訪問診療は月に2回定期的に訪問して薬を処方したりします。サブスクに似たシステムです。似た医療サービスに往診というのがありますが、往診は臨時で体調の悪い患者さんのところへ出向くサービスです。こちらは毎月の契約ではなく、出来高払いになっています。もし、ご高齢で通院するにはタクシーしかないような場合でしたら、訪問診療を契約したほうが経済的にもいいかもしれません。

    また、当院には訪問看護のサービスがあります。医師ではなく看護師が患者さん宅まで定期的に出向いて看護するものです。寝たきりに近い場合や、認知症の一人暮らしなどで薬の管理ができないなどあれば、訪問看護を利用するのもいいと思います。こういった訪問診療や訪問看護を受けてみたいという場合、まずはお気軽にご相談ください。決まったケアマネージャーさんがいれば、そちらに聞かれてもよいと思います。

     

  • 私の腰痛の治し方

    今年の正月から参加している経営者モーニングセミナーというのがあり、毎週1回朝の6時から7時まで講演会に参加していました。ところが、コロナの影響でそういう講演会はことごとく中止となりました。そんな中、ついに全国各地でZOOMを使ったオンライン配信が始まりました。今日は、司会が福島の郡山、演者はロサンゼルス、聴衆は日本各地から120名という会でした。私はどうせ朝は5時から起きてコーヒーを飲みながら新聞を読んでいるので、その時間に自宅でトップレベルの講演を聞くことができるのならこんなにいいことはありません。今日の講演はたまたまFacebookで見かけて知ったので参加できたのですが、日本中でいろんな講演があっているはずなのに情報が全くない、と思って、知り合いに尋ねてみました。すると、そういった情報が集まったサイト(Facebookグループ)に招待してくれました。見たら、毎日たくさんの講演会がZOOM配信されています。見ているだけでワクワクしてきました。どんどん勉強して、医学だけでなく、経営者としての腕や人格も磨きたいと思います。コロナは皆さんいやな思いやこわい思いをされたことでしょうが、このように仕事のデジタル化、オンライン化が一気に進んだのは瓢箪から駒でした。

    話は変わって、最近クリニック前の街路樹の落ち葉が毎日たくさん落ちているので、朝から掃除するのですが、腰が痛くなってしまいました。私は、自分の腰痛はストレッチポールで治します。ストレッチポールは直径20センチ、長さ1mほどのウレタン製の丸太状のリハビリ器具です。丸太の上に寝転がるだけで痛みやしびれが取れます。大体3000円程度で買えます。おすすめですよ。

    漢方では、腰痛には麻杏よく甘湯をよく使います。ぎっくり腰にはそれに芍薬甘草湯を合わせて使います。高齢でだんだん腰が悪くなった場合牛車腎気丸がおすすめです。女性の場合、疎経活血湯を使う場合もあります。また、当院ではハリ治療を併用することもあります。ぎっくり腰にはよく効きますが、10年以上たった古傷にも針が結構おすすめです。なかなか治らないとあきらめずに漢方や針もあるということを思いだしてください。