むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 私の風邪の治し方

    例年4月1日の週は患者さんが少なめでのんびりしています。たぶん、新学期や会社の部署異動、転勤その他で忙しくて来院するヒマがないのでしょう。昼に老人ホームへ訪問診療に出かけてもいつもになく車が少なく、スイスイでした。今日はそういった一週間ののんびりムードも吹き飛ぶほど大勢の患者さんが来院されました。ほとんどが血圧や糖尿の定期薬だったので、それほど待ち時間は伸びなかったと思いますが、やはり最大1時間ほどおまたせしたと思います。土曜しか来れない方も多いことから、いたしかたありません。

    ところで昨日はAndroidのカメラがすごいと書きました。今日はiPhoneで撮った写真を見ていたら、i という情報ボタンがキラキラマークになっており、それをタップしたら写真に写っている花の名前などが出てきました。すごい!Appleにも同じような自動検索機能があったとは。まるで百科事典や植物図鑑を持ち歩いているような凄さ。楽しいですね。

    昨日から風邪気味で鼻水と咳が出て困っていました。私は風邪を引いたとき自分では漢方はめったに飲みません。なぜなら手持ちがないからです。自分で自分に処方することができないので、10年以上前にもらった咳止めとかアレグラなどが引き出しに入っているのをゴソゴソとだしてきて飲みます。錠剤を輪ゴムで止めていたらゴムが溶けてべったりしていたりしますが、錠剤の中身は大丈夫かな、と思って飲んじゃいます。咳止めなんかはもうとっくに成人している子供がむかしむかし小児科でもらった粉があったので、そんな古い粉を飲んでみました。案外大丈夫。自己責任ですけど。

    あとは、自分の趣味で飲んでいるメガビタミンに頼っています。風邪のときは水素(水の素)、セレニウム、オリーブ葉エキス、ビタミンB, C, D、E, Mg、Znなどをきっちり取ります。ビタミンCは通常より多めがいいです。お陰で体調はよくなりました。日曜は家でWEB講演会などに参加し、のんびり過ごしたいと思います。

  • 超多忙な日々

    先日、携帯の画面に現れたQRコードを読むにはどうしたらいいか、という話題を書きました。私はiPhoneしか持っていないので、そのやり方を研究した結果、QRコードのスクショを撮って、それをLINEのQR読み取り操作で読み込むとQRコードに書いてあるアドレスに飛ぶことができました。それをブログに書いたのを読んだ患者さんから、Googleレンズを使えば簡単ですよと言われました。それは使ったことない。そういえば以前iPhoneにもGoogleレンズというアプリを入れたことがありましたが今は入っていない。Appストアで探したけど見当たりませんでした。今日、ふと思い出して家にあるアンドロイドPadのカメラで遊んでいたらとった写真を表示するとGoogleレンズが作動しました。すごく簡単。写真に取った文字列を読み込んだり、QRコードをよんだり、さらには写真に写っている文字を世界中の言語に自動翻訳してくれます。さらに、花の写真などはGoogleレンズで読むと花の名前まで分かっちゃいますね。すごい!!Andoroidのカメラ機能が優れていることに気が付きませんでした。

    4月に入って、診療報酬改定の情報もどんどん上がってきており、毎日対応を考えるために時間がどれだけあっても足りません。その上レセプトのチェックも山のようにあり、夜も時間を惜しんで働いていたら、風邪を引いてしまいました。最初は花粉症でくしゃみが出ると思っていたのですが、風邪みたいです。ちょうど週末で良かったです。たいしたことないので月曜までには治ると思います。

    その診療報酬改定に関して、患者さんに説明用のパンフレットを作ろうと思い、構想をねっていました。だいたい書きたいことは頭に浮かんでいましたが、体裁よく短い文章で書くには診療の合間には難しい。そこで、ふと思い立ってチャットGPTにこんな内容の文章を書きたいので手伝ってと頼んだら、なんと5秒ぐらいですごい文章ができました。自力で書くより遥かに上を行っていました。ちょっと長かったので、少し簡潔に書き直してください、と頼んだら、またもや5秒ほどで素晴らしく簡潔にまとめてくれました。すごい、天才!これさえあれば100人力です。

    サボテンの花

  • 生活習慣病の管理

    今度の診療報酬改定で高血圧、高脂血症、糖尿病の患者さんには治療目標などをこまかく説明して書面で手渡し、患者さんからサインを貰わないといけなくなりました。ここまでして、今までと同じ金額かやや安くなるようです。書面で渡してサインしてもらう段階を踏まないと病院の収入が激減する事になり、大変困ったことだと、対応に頭を悩ませていました。看護師さんたちの給料を上げるためにも、最低でも現状維持の収入がないとこまるため、患者さんにはご面倒かもしれませんが、6月から順次サインを頂きたいと思います。(サインは6月以降の診察時1回だけで結構です)

    書類にどんな治療目標が書いてあるかですが、今から書類を用意するので確定していません。現段階で考えられるのは、血圧は135/85以下を目標にする、HbA1cは7以下を目標にする、体重はBMI25以下をめざす、などです。具体的には、家庭血圧をはかりましょう、薬は切らさないようにしましょう、塩分は控えめにしましょう、お酒を飲みすぎないようにしましょう、など。とっくに知ってるよ、と言われそうなことばかりですが、国がそうするようにというので仕方ありません。わたしが患者だったら薬を貰いに行くたびに、減塩しろ、間食するなと言われても、ハイハイ、というだけで何の効果もないような気がしますが、どうですか?国としては、医療費を削減するため、きめ細かい患者指導が効果的だと考えているわけです。

    わたしが思うに、興味ある人は自ら尋ねてくれるので、わたしも時間をかけて栄養や運動の話をしますが、薬さえ貰えればいいという人は、聞いたような話を毎回されるのはかえって迷惑だろうと思います。しかし、今回は国が決めたことなので、うるさいと思うかもしれませんが、しばらくはお付き合いよろしくお願いします。

    桜の次はツツジが咲き始めました

  • いまさらYouTubeにはまっています

    未明からの雷雨に始まり1日中梅雨時の豪雨みたいな天気で、せっかく満開だった桜も終わってしまいました。まだ残っている木もありますが、温かいので葉桜になってしまいました。今年は開花が遅かったので、入学式までもつかもと思っていましたが残念でした。今週はまだまだ雨が続きそうなので、体調管理には注意です。大雨の被害もきになりますが台湾で大地震があったそうなので、連鎖的に太平洋プレートが活発に動かないといいけど、と思います。

    最近のマイブームはYouTubeでストリートピアノのパフォーマンスを見ることです。たまたまYouTubeを見ていたらおすすめに上がってきたので見てみたら、すごい。ピアノが上手いのはハラミちゃんとか見たことありましたが、ヨーロッパなどでは突然観客がプロのバイオリニストだったりオペラ歌手だったりして一緒に演奏したりする、即興音楽のパフォーマンス。見ていて飽きない。気がつくとあっという間に1時間ぐらいたってしまいました。いけない、レセプトのチェックとか、ブログ書きとかしないといけないことがたくさんあるのに・・・。

    その流れでYouTubeを見ていたら、10ヵ国語以上ペラペラ喋る23歳の日本人男子のチャンネルがありました。ネットで世界中の人と話をするのですが、相手の母国語をさらっと話すと相手の顔つきが変わり、明らかに心を開くのです。すごいなーと思います。でも、チャットのきっかけはまず英語です。お互い英語から始まり、元気?とか自己紹介とか挨拶するところから始まる。なので、私たち普通の人はまず英語の挨拶が大事だと思いました。そして、外国語はただ勉強しても面白くないので、恥ずかしがらず使ってみること。そのためには使えるフレーズをまるっと覚えることが大事なんだとわかりました。

    今年最後の桜の写真 奥に見えるのは当クリニック

  • 医療のDX

    天気予報をみると今晩から先はずっと雨。さっきゴンの散歩に行ったら、風が強くて桜吹雪になっていました。せっかく満開に咲いたところでしたが、今年の桜はもう終わりかもしれません。咲くのが遅く散るのが早い。諸行無常。それでも土日で花見できたので良かったです。花見といえば、むかし花見の場所取りは新入りの仕事でした。昼から上司の命令で職場を抜け出し熊本城の桜の木の下にシートを敷き、日が暮れてみんなが集まるまで待っていました。今考えるとブラックですね。コロナを機にすっかり花見の習慣もなくなりました。最近は公園でバーベキューなどは禁止されているところが多いですが、満開の桜の下でのバーベキューは楽しかったです。一方、夜桜は寒くて大変だった思い出ばかりです。

    今度の診療報酬改定でDX(デジタルトランスフォーメーション)がいろいろと顔を出しています。なかでもDX推進体制加算というのがあり、厚労省が旗を振ってDXを勧めています。もちろんマイナ保険証を利用した資格確認もありますが、それだけでなく電子処方箋が発行できる体制とか、電子カルテ情報共有サービスを準備するようにと書いてあります。そんな体制全くできていないし、どうすればいいんだろうと思い、当院のレセコンの業者さんに尋ねてみたところ、電子処方箋はいまソフトの開発中とのことでした。まだ現実私の身近には導入できるものはありません。電子カルテ共有サービスはもっと厳しいです。病院ごとに異なるメーカーの電子カルテを使っている現状で、それぞれのカルテの内容を共有することは困難です。セキュリティーの問題もあります。電子カルテはネットワークから厳重に隔離されているのにどのようにデータを共有するのでしょう。国が共有システムを構築するみたいですが、あと1年ぐらいでそんな事が可能なのでしょうか。国にそんな実力があるはずないので、きっと富士通とか日立とかNECなど大手に受注させることでしょう。どうなるのか目を離せません。

    政府の文書などのITシステムのクラウド化はアマゾンが受注していますから、今回のカルテの情報共有システムもアマゾンが受注するかもしれません。カルテの情報はものすごく高度な個人情報なので、外資に渡してしまっていいのかという問題もあります。ただ、政府の人事や給与のデータも全部アマゾンのクラウドを利用しているので、あり得ると思います。もっと気になるのは、政府がLINEを使っていることです。LINEは最近も個人情報の漏洩でニュースになっていましたが、こういうのは外資に頼らず国内の企業に頑張ってほしいです。