むらかみ内科クリニック

院長ブログ

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  • 力の強いカン・ナムスン

    今日は当院向かいにある東稜高校の入学式でした。桜は残っていましたが、葉っぱがたくさん出ているので写真にとるほどの美しさではありませんでした。むかしは入学式の頃桜が咲いている事もあったのに最近はほとんど卒業式の花ですね。温暖化の影響でしょう。入試の前から体調を管理するため漢方を処方していた学生さんが、晴れて試験に合格して今日は入学式。ご両親もフォーマルな格好でご来院されました。よかったですね。

    私はNHKゴガクというアプリで韓国語と中国語を勉強しています。去年1年で240講座でした。一日も欠かさず聞きました。実際はこれ以外に通勤途中に小学生のための基礎英語、中学生のための基礎英語、中高生のための基礎英語in English、などなど毎日毎晩数えきれないほどの番組を聞いています。そして、アプリでの番組配信は1週間遅れで今日から新学期の始まりです。中国語や韓国語は基礎が大事。4月はいちばん大事な基礎をやってくれるので、わかっているつもりでも足場を固めるつもりで毎日丁寧にラジオを聞いて勉強します。

    先日からNetflixで「力の強いカン・ナムスン」というスーパーマンみたいな女の子が主人公のドラマを見始めました。いつもごはんを食べながらとか寝る前10分とかちょこちょこ見るので、伏線のおおい難しいドラマは見ません。コメディータッチで気楽に見られるやつが楽しい。そしてこのドラマはモンゴル育ちのカン・ナムスンがカタコトの韓国語で話すシーンがたくさんあり、敬語もうまくつかえないので、人に「なんでタメ口なんだ、ムカつく」といわれて、敬語で言い直すシーンが何度も出てきます。これなんか韓国語を勉強している私にとっては、だめなタメ口と丁寧な敬語の違いを教えてもらっているようなもので、とても勉強になります。そして、スーパーパワー(怪力)は世のため人のため以外に使ってはいけないという、素晴らしいストーリー。私たちは怪力でなくても人それぞれなにかすごいパワーを持って生まれていると思います。絵がうまい、歌がうまい、記憶力がいいい、など。みんながその力を世のため人のために使うと素晴らしい世の中になるに違いありません。

  • 水素療法

    先週の週末に満開になった桜はその後の悪天候で散ってしまったかと思ったら、1週間たったこの週末もまあまあ残っています。ただ、葉桜になってしまったので、咲き始めのころの美しさはありません。それでも1週間以上楽しめたのはよかったですね。今日は朝からWEB講演会で水素療法の勉強をしました。水素は吸入器で吸う方法やカプセルを飲んでお腹の中で水素を発生させて吸収する方法などがあります。水素水といって水に溶かして飲む方法もありますが、さすがにこれでは大した量を摂取できないです。ちなみに私の通っているスポーツジムでは水素水を汲める様になっており、専用のボトルについでからランニングの前後に飲みます。水素は分子がとても小さいので通常の容器では抜けてしまうため、特殊加工してあるボトルでないとだめなのです。

    水素は体内にできる有毒なヒドロキシラジカル(OH-)と結合して水となります。体内には細菌等を殺菌するために白血球が産生する活性酸素もありますが、そのような有益な活性酸素は水素では消去されないという素晴らしい選択性があるそうです。私はジムでのむ水素水の他に水の素というカプセルを飲んでいます。これが、腸の中で水素を持続的に発生するのです。発生した水素は非常に小さいため、腸管粘膜などは素通りして全身に拡散します。もともと私達は腸内細菌が作ってくれる水素を利用して健康維持しているそうなので、その機能を高めたサプリというわけです。

    今日、ゴンの餌を買いに行ったら、なんと犬の餌で腸内で水素を発生させてアンチエイジングにはたらくという機能性食品(餌)が売られていました。こんなの始めてみた!しかも、売れ残っていて半額!!もちろんすかさずかいました。食べさせてみたら、結構喜んでいたので、リピートします。

  • 私の風邪の治し方

    例年4月1日の週は患者さんが少なめでのんびりしています。たぶん、新学期や会社の部署異動、転勤その他で忙しくて来院するヒマがないのでしょう。昼に老人ホームへ訪問診療に出かけてもいつもになく車が少なく、スイスイでした。今日はそういった一週間ののんびりムードも吹き飛ぶほど大勢の患者さんが来院されました。ほとんどが血圧や糖尿の定期薬だったので、それほど待ち時間は伸びなかったと思いますが、やはり最大1時間ほどおまたせしたと思います。土曜しか来れない方も多いことから、いたしかたありません。

    ところで昨日はAndroidのカメラがすごいと書きました。今日はiPhoneで撮った写真を見ていたら、i という情報ボタンがキラキラマークになっており、それをタップしたら写真に写っている花の名前などが出てきました。すごい!Appleにも同じような自動検索機能があったとは。まるで百科事典や植物図鑑を持ち歩いているような凄さ。楽しいですね。

    昨日から風邪気味で鼻水と咳が出て困っていました。私は風邪を引いたとき自分では漢方はめったに飲みません。なぜなら手持ちがないからです。自分で自分に処方することができないので、10年以上前にもらった咳止めとかアレグラなどが引き出しに入っているのをゴソゴソとだしてきて飲みます。錠剤を輪ゴムで止めていたらゴムが溶けてべったりしていたりしますが、錠剤の中身は大丈夫かな、と思って飲んじゃいます。咳止めなんかはもうとっくに成人している子供がむかしむかし小児科でもらった粉があったので、そんな古い粉を飲んでみました。案外大丈夫。自己責任ですけど。

    あとは、自分の趣味で飲んでいるメガビタミンに頼っています。風邪のときは水素(水の素)、セレニウム、オリーブ葉エキス、ビタミンB, C, D、E, Mg、Znなどをきっちり取ります。ビタミンCは通常より多めがいいです。お陰で体調はよくなりました。日曜は家でWEB講演会などに参加し、のんびり過ごしたいと思います。

  • 超多忙な日々

    先日、携帯の画面に現れたQRコードを読むにはどうしたらいいか、という話題を書きました。私はiPhoneしか持っていないので、そのやり方を研究した結果、QRコードのスクショを撮って、それをLINEのQR読み取り操作で読み込むとQRコードに書いてあるアドレスに飛ぶことができました。それをブログに書いたのを読んだ患者さんから、Googleレンズを使えば簡単ですよと言われました。それは使ったことない。そういえば以前iPhoneにもGoogleレンズというアプリを入れたことがありましたが今は入っていない。Appストアで探したけど見当たりませんでした。今日、ふと思い出して家にあるアンドロイドPadのカメラで遊んでいたらとった写真を表示するとGoogleレンズが作動しました。すごく簡単。写真に取った文字列を読み込んだり、QRコードをよんだり、さらには写真に写っている文字を世界中の言語に自動翻訳してくれます。さらに、花の写真などはGoogleレンズで読むと花の名前まで分かっちゃいますね。すごい!!Andoroidのカメラ機能が優れていることに気が付きませんでした。

    4月に入って、診療報酬改定の情報もどんどん上がってきており、毎日対応を考えるために時間がどれだけあっても足りません。その上レセプトのチェックも山のようにあり、夜も時間を惜しんで働いていたら、風邪を引いてしまいました。最初は花粉症でくしゃみが出ると思っていたのですが、風邪みたいです。ちょうど週末で良かったです。たいしたことないので月曜までには治ると思います。

    その診療報酬改定に関して、患者さんに説明用のパンフレットを作ろうと思い、構想をねっていました。だいたい書きたいことは頭に浮かんでいましたが、体裁よく短い文章で書くには診療の合間には難しい。そこで、ふと思い立ってチャットGPTにこんな内容の文章を書きたいので手伝ってと頼んだら、なんと5秒ぐらいですごい文章ができました。自力で書くより遥かに上を行っていました。ちょっと長かったので、少し簡潔に書き直してください、と頼んだら、またもや5秒ほどで素晴らしく簡潔にまとめてくれました。すごい、天才!これさえあれば100人力です。

    サボテンの花

  • 生活習慣病の管理

    今度の診療報酬改定で高血圧、高脂血症、糖尿病の患者さんには治療目標などをこまかく説明して書面で手渡し、患者さんからサインを貰わないといけなくなりました。ここまでして、今までと同じ金額かやや安くなるようです。書面で渡してサインしてもらう段階を踏まないと病院の収入が激減する事になり、大変困ったことだと、対応に頭を悩ませていました。看護師さんたちの給料を上げるためにも、最低でも現状維持の収入がないとこまるため、患者さんにはご面倒かもしれませんが、6月から順次サインを頂きたいと思います。(サインは6月以降の診察時1回だけで結構です)

    書類にどんな治療目標が書いてあるかですが、今から書類を用意するので確定していません。現段階で考えられるのは、血圧は135/85以下を目標にする、HbA1cは7以下を目標にする、体重はBMI25以下をめざす、などです。具体的には、家庭血圧をはかりましょう、薬は切らさないようにしましょう、塩分は控えめにしましょう、お酒を飲みすぎないようにしましょう、など。とっくに知ってるよ、と言われそうなことばかりですが、国がそうするようにというので仕方ありません。わたしが患者だったら薬を貰いに行くたびに、減塩しろ、間食するなと言われても、ハイハイ、というだけで何の効果もないような気がしますが、どうですか?国としては、医療費を削減するため、きめ細かい患者指導が効果的だと考えているわけです。

    わたしが思うに、興味ある人は自ら尋ねてくれるので、わたしも時間をかけて栄養や運動の話をしますが、薬さえ貰えればいいという人は、聞いたような話を毎回されるのはかえって迷惑だろうと思います。しかし、今回は国が決めたことなので、うるさいと思うかもしれませんが、しばらくはお付き合いよろしくお願いします。

    桜の次はツツジが咲き始めました